ジーンズの補修を専門に行っている業者がいることを知っていますか。
破れたり、擦り切れてしまったジーンズを、元の形に近い状態まで戻してくれます。
補修する場所は、膝でも股でも裾でも、どこでも大丈夫です。
この補修技術はかなり高く、見た目だけではなく、履いたときの違和感もありません。
今回は、技術力の高い東京にあるジーンズ補修の専門店をご紹介します。
ジーンズ補修の実力とは?
お気に入りのジーンズが破れてたり擦り切れたりしたとき、あなたはどうしますか?
ダメージジーンズとして穿き続けるという人もいるでしょうし、仕方がないと諦めて捨ててしまう人もいるでしょう。
なかには、自分で直そうと試みる人もいるかもしれません。
しかし、ダメージジーンズとして穿くのにも限界があります。
また、お気に入りのものや高かったジーンズであれば、なかなか思い切れずにタンスの肥やしなっている場合もあるでしょう。
自分で直すにしても、失敗したら大変です。
そんなときは、ジーンズの補修専門店に任せましょう。
ジーンズ補修は、単純に空いた穴を縫い合わせるだけではなく、補修する糸にこだわり、見た目の良さはもちろん、補修したあとの穿き心地を追及している職人たちがたくさんいます。
擦り切れやすい膝や股だけでなく、裾やポケットなど、ジーンズの隅々まで補修をし、その仕上がりは補修前が想像できないほどきれいです。
それでは、東京にあるジーンズ補修専門店を見ていきましょう。
東京にあるジーンズ補修専門店をご紹介
【ジーンズクリニック】
東京都渋谷区にあるジーンズクリニックは、ジーンズ補修25年の実績があり、見積もりから仕上げまでがとてもスムーズで、「一針入魂」をモットーに丁寧な補修を行っています。
見積もり無料で、直接持ち込みや引き取りも受け付けていますが、受付時間が限られているので、HPなどでチェックしてから行くことをおすすめします。
問い合わせはメールのみで、補修依頼は郵送でも受け付けているので、こちらを利用すると便利です。
納期は、工房にジーンズが到着後2週間が目安です。
【ラントンレーブ】
東京都目黒区にあるラントンレーブは、岡山のデニム工場で修業をしたオーナーが補修を行っています。
「早い、安い、うまい」という飲食店のようなモットーと、「他店で断られた補修承ります」という技術に自信を持った専門店です。
仕上がりもとても早く、店舗に持ち込めば、ものによっては翌日仕上げものもあります。
ただ、しっかり洗濯をしていないと受けてもらえないので注意しましょう。
HPから気軽にメールで問い合わせることができます。
さらに東京にあるジーンズ補修専門店をご紹介
【ジーンズ704(ナナマルヨン)】
東京の浅草橋に店舗を構えるジーンズ704は、「ジーンズソムリエ」の資格を持った職人が補修をしてくれます。
社名の704は、7=な、0=お、4=し、「なおし」の語呂合わせです。
何度もテレビや雑誌に取り上げられているのでご存知の人もいるかもしれませんね。
直接持ち込みや引き取りを受け付けていて、どちらでもスムーズに対応してくれます。
また、電話やメールのでの問い合わせも気軽にできます。
補修の目安は、3週間です。
【ジーンズリペアハンゾー】
東京都世田谷区にあるジーンズ補修専門店です。
店の屋号は「直し家」で、世田谷区内に豪徳寺店、用賀店、千歳船橋店、尾山台店、三軒茶屋店、松陰神社店、池尻大橋店の計7店舗を展開しています。
郵送ではジーンズの補修のみを行い、店舗では補修以外にも寸法直しなどの対応もしています。
自然でしなやかな仕上がりにこだわり、なおかつ頑丈な補修をしてくれます。
HPには、補修ケースがたくさん載せられていて、料金も細かく設定されているので、自分で大まかな見積もりが出せますし、専用フォームを使えばより正確な見積もりを出すこともできるので便利です。
こちらも電話やメールでの問い合わせが気軽にできます。
東京のジーンズ補修専門店に依頼するときのポイント
これまで、東京にあるジーンズ補修専門店をご紹介してきました。
次は、補修専門店に依頼するときのポイントを見ていきましょう。
・依頼前に洗濯をする
ジーンズの補修を依頼するときには、洗剤を使ってしっかり洗濯をし、天日干しをしましょう。
洗濯をしていないジーンズの場合、洗濯したときの縮みがなく、補修したときにズレが生じる可能性があるからです。
オプションで洗濯を請け負ってくれる場合もありますが、洗ってから依頼した方が安くすみますし、時間の短縮にもなります。
また、ジーンズを定期的に洗濯することは、長く穿き続けるということにおいても大切なことです。
・ステッチの色について
当然と言えば当然ですが、補修を依頼したときに、完全に同じ色のステッチにはなりません。
似たような色の糸で補修をしてくれるはずですが、洗濯などで落ちた色合いまで出せるかというと難しいでしょう。
ステッチの色にこだわりがある人は、事前に細かく問い合わせることをおすすめします。
・補修料金について
補修の料金は、多くの場合千円前後から受け付けているようですが、ジーンズの傷み具合や範囲などで変わってくるので一概には言えません。
事前に問い合わせて見積もりを出してもらいましょう。
また、郵送で依頼する場合は、基本的に送料は依頼主が負担することになります。
地方から東京の補修専門店に依頼するときは、送料の負担も考慮しましょう。
ジーンズ補修の種類
東京のジーンズ補修専門店をご紹介してきましたが、補修を依頼するときにどのような仕上がりにしたいのか、具体的に伝える必要があります。
そこで、補修の仕方についてご紹介しましょう。
・スタンダード
裏に布を当てて、穴をふさぐやり方です。
何度かミシンで縫うので、補強にもなります。
多少のダメージ感が残り、仕上がり具合や、強度、硬さなどのバランスがとれた補修です。
・穴潰し
スタンダードな補修よりも更にミシンで刺す回数を増やし、穴をなるべく目立たないように仕上げる方法です。
ステッチが多くなるので、補修部分は固めですが、強度はかなり高くなります。
・横糸移殖加工
裏に布を当てて、穴の部分は残し、穴の周りだけをミシンで縫い、補強します。
残した穴の部分を加工して、横糸を残し、ダメージを作ります。
・インレイ加工
裏に当てる布をわざと見せるようにする補修の仕方です。
柄物やレザーなど、好みに合わせてあて布をし、補修します。
このように補修をするときには、裏からあて布をする場合が多いのですが、仕上がりや穿き心地を考え、極力あて布を使わなかったり、接着芯を使ってよりきれいに仕上げる専門店もあります。
ジーンズの補修は自分でできる?
これまで、東京のジーンズ補修専門店についてお話してきましたが、ジーンズの補修はある程度自分で行うことができます。
アイロンで接着することができる接着芯をあて布として使う方法をご紹介しましょう。
手順は次の通りです。
①補修したい部分よりも少し大きめに接着芯を切ります。
②裏からアイロンで接着芯を固定します。
③接着芯を固定した上から、縦方向にミシンをかけます。
④何度か繰り返しミシンをかけます。
⑤余分な接着芯を切って完成です。
このようにすれば、簡単な補修はできます。
自分で補修することで愛着がわいたり、多少の仕上がりの悪さも「味」として見ることもできるでしょう。
しかし、素人が手を出して良いのは、ジーンズの表面の平らな部分だけです。
股や裾、ベルト部分やポケットなど、生地が重なっていたり、縫い目があったりする部分は、プロの技が必要です。
大切に穿いているジーンズこそ、プロに任せましょう。
大切なジーンズは補修専門店へ
比較的丈夫にできているジーンズですが、長年穿き続けていると傷んできます。
膝に穴が空いてしまったり、股や尻の部分が擦り切れてしまったり、愛着のあるジーンズは穿く回数が多いのでより傷みやすくでしょう。
簡単な補修はミシンがあればできますが、きれいな仕上がりや穿き心地の良さを考えるなら、プロに依頼することをおすすめします。
東京にはメールや電話で質問を受け付けてくれる専門店が多くあるので、気軽に相談してみましょう。