ジャケットにはいろいろな種類があり、秋から春にかけて重宝するものばかりです。
インナーで温度調整すれば寒い冬にも対応できますし、違う種類を数着持っていれば、TPOに合わせた着こなしが可能です。
また、ジーンズは季節に関係なくはくことができます。
そのため、ジャケットとジーンズがあれば、ほとんどのシーズンに対応できるのです。
上手に着こなし、他のメンズに差をつけましょう。
ジャケットとジーンズの基本的な着こなし方とは
ジャケットとジーンズの組み合わせ方は多種多様ですが、ある程度共通する基本的な着こなし方があります。
その基本を押さえておけば、コーディネートに悩んだり、失敗したりする可能性が低くなります。
ジーンズが似合うジャケットとしては、次の5つが挙げられます。
・テーラードジャケット
・ダウンジャケット
・ミリタリージャケット
・デニムジャケット
・ライダースジャケット
これらのジャケットはどれも特徴的で、使われるシチュエーションも様々です。
ただ、1つ共通しているのは、トップスがボトムスよりも目立つという点です。
そのため、コーディネートするなら、ボトムスはごてごてしないすっきりしたものが似合います。
主張の強いボトムスを選ぶと、落ち着きのない印象を与えかねません。
ジャケットにジーンズを合わせる場合も同様で、余計な飾りがついていたり、派手なペイントが施してあったりするものは避けるようにしましょう。
せっかくのジャケットが活きてきませんし、焦点が定まらないのでぼけた感じになってしまいます。
スキニータイプや、ストレートなジーンズを合わせて、ジャケットの良さを消さないよう着こなすのが大事です。
テーラードジャケットとジーンズを着こなすには
テーラードジャケットには、きっちりとしたフォーマル感があります。
対するジーンズは、カジュアルさを感じさせるボトムスです。
つまり、テーラードジャケットとジーンズの組み合わせとは、フォーマルとカジュアルの融合だと言い換えられます。
テーラードジャケットは大人っぽいアウターなので、ジーンズとのコーディネートは、大人っぽいカジュアルさを演出できるのです。
このテーラードジャケットとジーンズの相性の良さを活かさない手はありません。
テーラードジャケットとジーンズの、コーディネートの着こなしで注意すべき点は、次の2点です。
・統一感を出す
・スリムにきめる
統一感を出すとは、テーラードジャケットとジーンズの、色の取り合わせに注意するということです。
色の組み合わせがチグハグだと、とても野暮ったく見えてしまいます。
黒いテーラードジャケットには、黒いジーンズが似合うものです。
インナーを白系統にすれば、黒くなり過ぎることもありません。
また、テーラードジャケットには、スリムなジーンズを合わせるのがベストです。
太いジーンズだと暑苦しくなりますし、テーラードジャケットのスマートさを活かせなくなるので、スキニーなどを合わせましょう。
ダウンジャケットにはスリムなジーンズが似合うもの
ダウンジャケットは、冬の定番アウターです。
防寒性にとても優れていますし、羽毛が軽いので着ていても疲れません。
よほど寒くなければ、ダウンジャケットにインナーだけでも十分です。
ダウンジャケットはモコモコしているので、かつては野暮ったいというイメージがありました。
現在は改良され、薄いダウンジャケットも市場にあふれています。
生地もバラエティーに富み、高級志向のダウンジャケットが人気です。
着こなしさえ間違えなければ、もう野暮ったく見えることはありません。
ただし、ダウンジャケットにはカジュアルっぽさがあるので、ジーンズをただ合わせるだけでは垢ぬけて見えないことを覚えておきましょう。
基本的にダウンジャケットはボリュームがあるので、ジーンズはスリムな方が似合います。
また、ダウンジャケットの丈の長さにも注意が必要です。
ロングコート風の丈の長いダウンジャケットには優雅さがありますし、丈の短いダウンジャケットにはシャープなイメージがあります。
どちらにもつかない中途半端な丈のダウンジャケットは、ダウンジャケットに着られているように感じられ、おしゃれには見えません。
ミリタリージャケットはラフな着こなしで
ミリタリージャケットは軍用のジャケットなので、とても実用的なジャケットです。
そのためミリタリージャケットの着こなしは、いかにミリタリージャケットの良さを引き出すかという点がポイントになります。
つまり、実用性重視のジャケットが持つ、硬派なイメージを損なわないことが大事なのです。
最近は、とてもシンプルですっきりとしたミリタリージャケットが増えています。
特にMA-1は、一見ミリタリージャケットには見えないくらい、スマートなシルエットのものがトレンドです。
だからこそ、ボトムスはジーンズを合わせ、ラフな雰囲気を漂わせましょう。
MA-1には、薄い色合いのジーンズが似合います。
逆にM-65のようなフィールドタイプのミリタリージャケットには、濃いめのジーンズがぴったりです。
ミリタリージャケットの定番色はカーキです。
トップがカーキなら、ボトムスは黒かインディゴブルーのジーンズにしましょう。
黒っぽいミリタリージャケットなら、ボトムスは脱色したジーンズが最適です。
上下同じ色だと、実用的過ぎて作業着に見えることがあります。
反対の色合いのジーンズなら、ラフでありながら実用的すぎないコーディネートとなるのでおすすめです。
デニムジャケットにはジーンズがぴったり!
デニムジャケットとジーンズは、生地が同じデニムなのでコーデの統一感としては最適な組み合わせです。
その反面、野暮ったくなることがあるので、着こなしには注意が必要です。
同じ色合いのデニムジャケットとジーンズを合わせると、ピントがぼやけてしまいます。
そういった場合には、インナーを工夫しましょう。
アウターとは違う色合いの長めのインナーを着用し、すその部分をはみ出させます。
そうすることで、統一感のあるコーディネートに、アクセントをつけることができるのです。
インディゴブルーの上下なら、白いロングTシャツが最適です。
ボーダー柄のTシャツなら、ラフな中にもトレンドを取り入れられます。
また逆に、デニムジャケットをインナーとするテクニックも有効です。
デニムジャケットの上に、アウターとしてチェスターコートを羽織れば、ラフでありながら都会的な着こなしができます。
ポイントとしては、デニムジャケットはショート丈のものにして、厚ぼったさを消すのが大事です。
薄めの色合いのデニムジャケットに、黒いスキニージーンズを合わせるのなら、ぼやけた印象にはならないのでおすすめです。
ライダースジャケットのワイルドな着こなし方
ライダースジャケットは、とても存在感のあるジャケットです。
革の質感がワイルドですし、重量感もあるのでとても目立ちます。
そのため革のパンツとのコーディネートは、注意しないと荒々しくなり過ぎる可能性があります。
自己主張の強いライダースジャケットにはジーンズを合わせれば、適度にラフなジーンズがワイルドさを抑えてくれるのでおすすめです。
ライダースジャケットには、シングルタイプとダブルタイプの2種類があります。
シングルタイプはシルエットがシンプルなので、スタイリッシュな着こなしが可能です。
シングルタイプのライダースジャケットには、スリムなジーンズが似合います。
黒いシングルタイプのライダースジャケットとブラックスキニーの組み合わせは、精悍さと共にスマートさが魅力です。
ダブルタイプは重厚なイメージがあり、上半身がとてもヘビーになります。
スリムタイプのジーンズをダブルタイプに合わせると、下半身が頼りなく見えることもあるので注意が必要です。
ダブルタイプにはストレートジーンズを選び、上半身とのバランスを取りましょう。
全体のシルエットに気を配るのが、ライダースジャケットを着こなす場合のポイントです。
ジャケットとジーンズは相性の良い組み合わせ!
ジャケットには、大人っぽさを醸し出す魅力があります。
対するジーンズは、ラフでカジュアル感に満ちているボトムスです。
そのためジャケットとジーンズのコーディネートは、大人っぽいカジュアルさを演出することができます。
フォーマルにもカジュアルにもなり過ぎないので、いろいろな場面での活用が可能です。
今回の記事を参考にして、上手にジャケットとジーンズを着こなしましょう。