コートとキャップ、一見おかしい組み合わせと思いがちですよね。
色やかぶり方によっては、違和感をもたれるコーデになってしまいます。
しかしその考え方はいったん脇に置いておきましょう。
コートとキャップがおかしいという先入観から、改めて組み合わせを見てみましょう。
コーデのポイントや、いまいちと感じる部分を見直すことで、新たな魅力を発見することもできます。
なぜコートとキャップの組み合わせはおかしいと感じるのか
コートとキャップの組み合わせは、パッと見、違和感を感じる人と感じない人がいます。
おかしいというには大げさですが、ちょっと選択を誤ると違和感を与えかねない印象になります。
コートと帽子の組み合わせそのものは、おかしいものではありません。
コートと帽子のコーデは数多く紹介されていますし、海外でもよく見かけるものだからです。
ではなぜ、コートとキャップの組み合わせがおかしく感じるのでしょうか。
1つは周囲で見慣れない組み合わせだからです。
人が多い場所であれば、おしゃれ上級者のコートとキャップのコーデの人がいるかもしれませんが、友人や知人に限定すると、あまりコートとキャップの服装の人はいないのではないでしょうか。
これはコートとキャップの組み合わせに対して、おかしい、難しいという感覚が強いというのが理由の1つとして挙げられます。
もう1つはキャップのイメージが、日本では野球などのスポーツのイメージとして根付いているからです。
キャップと言われるとコートと一緒に使っている人よりも、スポーツ選手を思い出す人が多くいます。
つまりスポーティなイメージが強すぎて、改まったイメージのコートとは結びつかないのです。
結びついたとしても、防寒対策をしている野球選手くらいですよね。
キャップとはどんな帽子?他の帽子と違う、割と知らないこと
コートにキャップのコーデがおかしいと感じる感覚は、キャップそのもののイメージにあります。
それではそもそもキャップという帽子は、どのような帽子を指すものなのかを見ていきましょう。
英語でキャップは、ニット帽や水泳帽など、しっかりと頭に密着した帽子を指します。
英語のハットの種類の中に、さまざまなキャップがあるという考え方になるのです。
つまり海外のキャップとコートというと、さまざまな帽子とコートを合わせるという、広義になります。
そのためその他のキャップとなるニット帽や、野球帽のようなツバ付きキャップを身につけます。
しかし日本では少し意味が変わってきます。
日本におけるキャップの意味合いでは、縁がない帽子を意味するため、どうしてもスポーツ用になりがちです。
コートとキャップのコーデがおかしいのは、このスポーツ用の帽子とコートを合わせるためです。
もちろんスポーツ用の帽子、キャップと相性のいいコートもあります。
ただ「キャップとコートのコーデがOK」といっても、なんでもコートを合わせてしまうと少しおかしいことになってしまいます。
自分の中のキャップの意味合いを広げるか、コートの種類を知ることが大切です。
コートの色とキャップの色を見返す!おかしいのは色のせい?
ここではコートとキャップのコーデがおかしい理由について、色合いの面から考えてみましょう。
おかしいコートとキャップの色の組み合わせには、まず原因に色のタイプが全く違うということが考えられます。
通常コーデを決めるときの色合いとして、コートなどと同系統や、全く反対の色を使います。
かわいいからといって、好きなコーデと好きなキャップを組み合わせても、合うとは限りません。
もう1つ、キャップはあくまでアクセサリーとして使うものなので、メインの色として使うと失敗することが多いです。
少しイメージしにくいのですが、キャップありきになってしまうと、全体の色のバランスが悪くなります。
全体が暗い雰囲気のときに、キャップで色を明るくするのと、少し話が変わってきてしまうのです。
現在日本国内では、さまざまな色のキャップを購入することができます。
ただしたくさんありすぎて、自分が持っているコーデとのバランスが取りにくいのも確かなのです。
色が多くあるからといって、違和感ないコーデを作れるかと言うとそうでもないのです。
おかしいなんて言わせない!コートも帽子に雰囲気を合わせる
おかしいならコートとキャップを合わせるのはやめようか、と考える前にできることをしてみましょう。
いちばん大切なのは、コートもキャップの雰囲気に合わせるということです。
コートにはさまざまな種類があります。
これは男性も女性も同じです。
スーツなどに合わせやすいトレンチコートやステンカラーコートのようなタイプだけではありません。
カジュアルさを全面に押し出したモッズコートやダッフルコートなどもあります。
通常は、キャップをコートと同じ雰囲気の種類から選ぶのが、違和感なくコーデを合わせられます。
しかしまずはキャップと、持っているコートが同じような雰囲気であるかを、もう一度見返しましょう。
私達が知っているキャップは、どちらかと言えばカジュアルな面が強いものが多くあります。
キャップと合わせようと思っているコートは、カジュアルな雰囲気をもっているでしょうか。
最初の内はおかしいことがないかを確認しながら、全体的な雰囲気を合わせてみるといいですよ。
カジュアルにコートとキャップを合わせてから色を決めよう!
それでは実際に、コートとキャップを、カジュアルな雰囲気で合わせてみましょう。
これは家にいくつかキャップやコートがある場合におすすめの合わせ方です。
これからお店で購入する場合は、先に使うコートを着用していくと、キャップを選びやすいですね。
先程のモッズコートは、キャップと合わせることが、比較的手軽にできます。
キャップはツバ付きのものを使うと、全体的に雰囲気が合うことがよくわかります。
次は色を合わせていきます、基本としては今着ているコートと、色が合うことを目指します。
モッズコートで多いのは、黒・カーキ・ネイビーですので、こちらを基準に解説していきます。
これらの色に合わせやすいのは、コートの同系色や、グレーを中心にしたものとなります。
服装とのコーデも重要になりますが、あくまで帽子は飾りのアイテムです。
コートや下の服装よりも目立つような色にならないように、最初に調整しておくことが大切です。
このことを気をつけるだけで、コートとキャップでおかしいと思われにくくなりますよ。
全体の雰囲気を合わせるコーデを知ることがおしゃれの基本
コートとキャップのコーデでおかしいと思われがちなポイントが、雰囲気が合っていないことです。
コートやスーツなどの改まった服装で、キャップを身につけると違和感がありますよね。
服装の相性や色合いを考えて、飾りとなるアイテムをコーデに加えることが、おしゃれの基本です。
おかしい組み合わせに思えてしまうのは、その人が雰囲気の合わない組み合わせをしているからです。
もちろんスタイルや、センスによっては、雰囲気が違うコーデを着こなしてしまう人もいます。
ただしこういう人は、あくまで少数です。
ほとんどの人が着こなすことが難しいため、応用を考える前に基本的な部分を押さえましょう。
この基本的な部分を使いこなせれば、更にコーデの幅を広げることもできるようになりますよ。
コートとキャップのコーデはおかしい?答えはコーデ次第
コートとキャップのコーデは、おかしいと思う人も数多くいます。
しかし広義では、キャップそのものの種類は多く、どんなキャップでも使うことができます。
コーデをおかしいものにしないポイントは全体の雰囲気です。
全体の雰囲気をまとめるコーデなら、違和感なく服装を楽しめます。
通常はコーデからキャップの種類を選びますが、初めての場合はキャップからコートを選びましょう。
コーデを使いこなすための練習にも繋がりますよ。