ダメージジーンズを履いて、カジュアルなファッションを楽しみたい方!
履いているうちにダメージがどんどん広がってしまい、ダボダボしてだらしなくなったり、思っているよりも着こなしが難しくなったりしていませんか?
思いがけずジーンズに穴を開けてしまって、穴が目立ち不自然な格好になることもしばしばです。
そんな時は、ダメージを補修してバランスを整えたら、やりすぎず自然なダメージジーンズに蘇りますよ。
ジーンズのダメージを自然にオシャレに
ラフにカッコよく着こなしたいダメージジーンズ。
しかし、アクセントになるはずのダメージが広がってきてしまうと、バランスよく着こなすのは、難しいものです。
太ももや膝小僧が丸見えになってしまったり、切りっぱなしにした裾がどんどんほつれてきて見窄らしくなったり。
履きながら経年変化を楽しむのもダメージジーンズの醍醐味ではありますが、ダメージもいきすぎてしまうと、ダサくなってしまいますよね。
また子供用のジーンズは、転んだり引っ掛けたりして、ダメージは日常茶飯です。
不自然に空いた穴は貧乏くさくて、捨ててしまうこともあるかもしれません。
しかし、そんなジーンズのダメージをちょこっと補修して、自然な仕上がりにすれば、またお気に入りのジーンズコーディネートを楽しめますよ。
ダメージ感を活かして、自然にダメージを補修する方法をご紹介します。
ミシンステッチでダメージの広がりを補修しよう
内側から当て布をしてミシンステッチをかけると、ジーンズのダメージ感を残しながらも、強度が増して、それ以上穴が大きく広がるのを防ぐことができます。
①まずは、補修したいダメージ部分に裏からアイロン接着タイプの補修布を貼ります。
ダメージ部分が大きい場合は不要なジーンズ生地を用いて接着芯を使って貼ると補修が目立ちません。
もちろん、素材違いの補修布を当てて、ダメージのアクセントにしてリメイクするのも良いですね。
補修布は、ダメージ部分よりやや大きめに切り、しっかりと貼り付け、ダメージによってほつれた糸くずなどはカットしておきます。
②表からダメージ部分をジグザグにミシンをかけて叩いていきます。
直線縫いで行ったり来たり繰り返すだけなので、初心者さんでも大丈夫です。
厚いジーンズ生地の場合は、厚手用の押さえを使い、細かい針目で縫うと良いでしょう。
また、太いミシン糸を使うとジグザグのミシンステッチが目立ってしまいます。
ジーンズよりワントーン薄い色の細い糸を使用すると、目立つことなく自然な仕上がりになりますよ。
裏から当てた補修布もしっかり縫い付けられ、丈夫に補修できます。
ミシンがけのポイントは、ランダムで細かいジグザグを心がけること!
ダメージ感を損なわず、だらしなく空いた穴を程よく補修できます。
ジーンズのボロボロ裾を縫い止めよう
裾がボロボロになるまで履きこんだジーンズ。
もともと切りっぱなし加工やダメージ加工されていたジーンズはもちろん、ダメージジーンズでなくとも、長年履きこむことで裾が擦り切れてしまうこともあります。
自分の体に馴染んだジーンズだからこそ、もっと長く履き続けたいですよね。
しかしボロボロな糸端を引きずって履き続けるのは、カッコ悪いです。
そんな時はミシンで縫い止めて、裾のダメージを補修しましょう!
①まず、裾の折り返しの糸を丁寧にほどきます。
固く縫い合わせてある場合は、生地を傷めないように気をつけましょう。
折り目が平らになるようアイロンをかけ、ダメージ部分に裏から布を当て、接着芯を使って貼り付けます。
ほつれ程度の場合は、同系色の薄い布を当てたら十分です。
大きめの穴が空いてしまっている場合は、薄いデニム生地を補修布として当てると自然な仕上がりになります。
最後に裾を三つ折りにして縫うので、厚い当て布は避けましょう。
②表からジグザグに縫って叩きます。
裾はできるだけ、お直し感を出さずに自然に仕上げたいですよね。
同系色の細い糸を使用すると目立つことなく補修できます。
ジーンズというと青を思い浮かべるかもしれませんが、実際はグレー系の糸が目立ちにくくジーンズの補修には重宝します。
③裾を三つ折りしてアイロンでしっかり押さえます。
この時、当て布が重なると分厚くなり、ミシンの押さえが効かなくなってしまうので、ジグザグ縫いした部分を残して、当て布を最小限にカットすると良いですよ。
④ジーンズのステッチと同色のミシン糸で、表から最初にほどいたミシン目の上を縫い、完成です。
子供らしくアップリケでジーンズのダメージを補修
子供も大好きなジーンズ。
丈夫で動きやすく、コーディネートしやすいので、何枚あっても重宝しますね。
しかし、遊んでいる時に、転んだり引っ掛けたりしてズボンの破れは日常的に生じます。
丈夫なジーンズでも、子供のわんぱくには敵いません。
不意に空いてしまった穴は、見た目が不自然で貧乏くさく、困ってしまいますよね。
そんなとき、子供のジーンズだからこそ、ダメージをアクセントに可愛らしく補修しちゃいましょう。
一番簡単なのは、アップリケ。
最近は100均にも多様なアップリケがありますね。
子供の大好きなキャラクターのアップリケをつければ、子供は大喜びです。
それまで以上にお気に入りの1枚になること間違いなしですよ。
付け方はとても簡単で、補強を兼ねて裏から当て布をして穴を塞ぎ、表からアップリケを貼り付けて完了です。
アイロンでつけられるタイプは便利ですが、洗濯を繰り返すうちに剥がれてきてしまうこともあるので、アップリケの周りを縁縫いしておくと良いです。
オシャレ度ぐんとアップ!ダーニングで補修
ダーニングというとってもオシャレなダメージの補修方法があるのをご存知ですか?
ヨーロッパでは伝統的に行われていた穴を修善する方法で、ミシンではなく、あえて手縫いで補修します。
縦糸と横糸を通して穴の部分を補修し、飾り縫いを施すことで、ダメージが刺繍のような可愛いアクセントになるのでオススメですよ。
手縫いならではの温かみがあります。
縦糸と横糸の色を変えてチェックのような模様にしたり、ダメージの周りを含めて飾り縫いして刺繍のように仕上げたり、ひと手間かければ、ぐんとオシャレになりますよ。
履き慣れた柔らかいジーンズのダメージはダーニング補修しやすく、刺繍糸や毛糸などどんな糸との相性も良いので、チャレンジしてみてください。
初心者さんは、細い糸よりも中太の糸を使った方が、綺麗な仕上がりになりますよ。
当て布をするとどうしても子供っぽくなったり、貧乏くさくなってしまうような場合も、表地または裏地にシンプルな当て布をしてからダーニングを施すと、刺繍がアクセントになり、当て布が目立つことなく補修できます。
ダメージを活かしたデザインがとっておきのアクセントになって、素敵な大人ダメージジーンズに大変身です。
ちょっと不揃いな感じも愛嬌です。
ダメージをデザインして、お気に入りのジーンズ
一般的な衣類では破れなどの目に見えてマイナス部分があれば、ファッションに活用することはためらわれます。
しかし、ジーンズとなれば話は別です。
ダメージ部分を逆手にとって、リメイク補修してしまうのもオシャレなワンポイントになります。
基本のダメージ補修を施した後に、ダメージ回りに、大胆にアップリケや刺繍を施してデザインしてしまうのです。
当て布とダーニングを組み合わせたり、素材違いの装飾を施したりしてリメイクすると自分だけのお気に入りの一枚になりますね。
履きこんだジーンズの風合いと新たなデザインが癒合して、イメージを一新した、ジーンズに生まれ変わりますよ。
自分らしくダメージ補修して、ジーンズを育てよう!
ジーンズは、新品の綺麗な状態よりも履きこんで体に馴染んだ状態が、カッコ良いですよね。
色落ちやダメージを楽しむのも、ジーンズファッションの醍醐味です!
ダメージを活かして、自分らしく長く履き続けるために、きちんと自分で手をかけてジーンズを育てたいですね。
ご紹介した方法で、何度でもダメージ補修すれば、愛着の一枚の経年変化を存分に楽しめますよ。
ボロボロダメージをオシャレに補修して、自分らしいジーニストになりましょう!