一時の一大ブームを経て見事に復活を果たした感のあるレギンスですが、まだそのコーデには手探り状態でもあるようです。
そのような手探り状態の一つが、レギンスやタイツと靴下のコーデ。
寒さ対策と何も考えないで合わせてしまうと、意外なほどにダサいイメージになってしまうこともあります。
しかし実際には、合わせ方次第では非常にお洒落に仕上がるのです。
そのあたり、詳しく見てまいりましょう。
レギンスに靴下は合わせ方次第で防寒対策にお洒落と非常に有効!
まずはレギンスやタイツ、ストッキングなどに靴下を合わせるのは有りなのか無しなのかを考えてみましょう。
結論から、いってしまえばもちろん「有り」です。
レギンスは、2006年ごろに一大ブームとなった比較的新しいアイテムなのですが、それ以前にもスパッツという名前で実際には普及されていました。
このスパッツを流行らそうと、ファッション業界がレギンスというネーミングと共に様々な仕掛けを施し、見事にブームを作り上げたのです。
この時には女性の脚が綺麗に見えることと、そのお洒落なファッション性が比較的重要視されてブームに火が付きました。
ミニスカートやショートパンツに合わせることで非常にお洒落な装いとなり、街にはレギンスを穿いた女性で溢れていたのです。
そして10年以上の時を経て、レギンスが再び注目を集めているのです。
これは海外の著名人たちがお洒落に穿きこなしていたことにくわえ、お洒落な防寒着としても注目されたものです。
ここで考えていただきたいのですが、まずは防寒性を考える場合に、脚の防寒においては足首を冷やさないことが大切です。
しかし、レギンスは足首までのものがほとんどになります。
タイツであればつま先まで覆う形状になっていますが、それでも少々たよりないですよね。
そう考えますと、靴下でこの防寒性を補助することは非常に有効なのです。
そしてファッション性ですが、足元にお洒落に差し色を使うのはいかがでしょうか。
足首見せもセクシーでお洒落ですが、防寒性を考えると引き算ではなく足し算の方が有効的ですよね。
これらのことから、レギンスに靴下を合わせるのは「有り」なのです。
しかし、そこにはダサく見えてしまうという危険も伴います。
それを補うには、上手な合わせ方をしないといけないのです。
失敗しないレギンスと靴下の上手な合わせ方!
前項でレギンスに靴下を合わせるのは「有り」としました。
ただ、それには「ダサい」とならないような合わせ方をする必要があるのです。
あれやこれやと考えてしまうと、辛くなってしまいますね。
まずは、黒のレギンスに白の靴下を合わせてみましょう。
実は、「悩んだら黒タイツに白靴下」と言われるように、失敗しないテッパンの合わせ方なのです。
これには、色使いに秘密があります。
白と黒のモノトーンコーデの場合には、他にどのような色味を持ってきても、悪目立ちも喧嘩もしないので非常に綺麗におさまるのです。
【緑のトップス】
例えば、緑のニットをトップスに、インナーとして白シャツ、ボトムスに黒のレギンス、足元に白靴下に黒のスニーカーを合わせてみましょう。
この場合には、緑が非常に鮮やかに映えますね。
他の色味を黒と白におさえることでこの鮮やかさが実現できるのです。
足元の白靴下がぼやけそうな下半身に、しっかりとアクセントを付けてくれるのがポイントです。
鮮やかシックなレディースコーデに仕上がっていきます。
他にもトップスをモノトーン系でおさえても、落ち着きのある大人女性コーデにしてくれますよ。
このように、迷った場合には、まず黒と白で合わせると失敗は少ないですね。
レギンスに色靴下でアクセントを付ける合わせ方!
続いてご紹介するのは、黒のレギンスに色付き靴下でお洒落にアクセントを付ける合わせ方になります。
最も「ダサい」という印象を与えかねないコーデになるのですが、靴下の色味をコーデに合わせたトップスなどを同系色にすることで失敗をしないで済むのです。
【黒のトップスにグレーの靴下】
トップスに黒の緩めのニット、インナーに白のブラウス、ボトムスにブラウンのフレアースカート、足元は黒のレギンスにグレーの靴下、黒地のスニーカーを合わせてみましょう。
清潔感のあるお洒落女性コーデですが、トップスと同系色のグレーの靴下が邪魔はしないでお洒落なアクセント効果を発揮してくれます。
もちろん、グレーはもともと万能色ではありますが、非常に味のあるお洒落なレディースコーデに仕上げてくれます。
例えば、赤いマフラーなどを施す場合であれば、足元の靴下を赤にしても大丈夫です。
靴下だけが悪目立ちしない工夫で、「ダサい」から非常に「お洒落」に切り替えることができるのです。
レギンスと靴下で美脚に見せる合わせ方!
続いてのレギンスと靴下のコーデは、美脚に見せる合わせ方になります。
この場合には、レギンスというよりはストッキングになりますね。
実は薄手の黒タイツ(ストッキングなど)に靴下を合わせると、細見えと脚長両方の美脚効果が期待できるのです。
【薄手黒タイツに黒の靴下】
例えば、トップスに緩めの黒ニット、ボトムスにマスタードカラーのミニスカート、足元には黒のストッキングに黒の靴下、黒のスニカーを合わせてみましょう。
トップスによるYラインにミニスカートのAラインが上手にマッチして、お洒落なシルエットが浮かび上がります。
目を引くのが下半身の黒部分です。
スリム効果はもちろんですが、同じ黒の中に靴下と靴で三段となり非常に脚長効果が得られます。
またマスタードカラーのスカートがお洒落なアクセントになるのも嬉しいですね。
カジュアルでありながらも、洗練されたお洒落コーデに仕上がります。
この場合、スカートをマスタードカラーのミニスカートからデニムのミニスカートに変えると、靴下に派手過ぎない色味のものを合わせても浮いて見えません。
ただし派手過ぎないのがコツです。
差し色効果で穏やかなアクセントになってお洒落に映えます。
白のレギンスに靴下も合わせ方でお洒落に!
続いてご紹介するレギンスと靴下のお洒落に見せるおすすめの合わせ方は、白のレギンスを使ったコーデになります。
実は、白のレギンスは膨張色ということもあって、なかなかコーデに取り入れられにくかったのです。
しかし、最近のレギンスコーデの場合には、丈の長いスカートに合わせることも多々あり、覗くレギンスがあまり多くないので白レギンスも合わせられるようになりました。
むしろ白という清潔感カラーとして人気が出てきています。
【白のロングコート】
アウターに白のロングコート、ブラウン(白以外であればOK)のロングワンピースを合わせてみましょう。
足元には白のレギンスと黒の靴下、黒のスニーカーを持って来ます。
ロング丈のコートやワンピースの場合には、覗くレギンスが多くないことから、あえて明るい白などの色を選ぶとコーデが軽くなります。
この場合には、白のロングコートから白のレギンスが覗くため、統一感があって白のコートの清楚なイメージが映えますね。
足元の靴下と靴が黒でしっかりと固めてくれるので、ぼやけた印象が無いのでOKです。
軽やかで清楚なレディースコーデに仕上げてくれます。
【黒のブルゾンに白のタートルネックニット、黒のロングスカート】
アウターに黒のブルゾン、トップスに白のタートルネックニット、ボトムスに黒のロングスカートを合わせてみましょう。
この場合には、白のレギンスにグレーの靴下、黒の革靴を合わせます。
大人カジュアルなモノトーンコーデとして美しくまとまりますよ。
グレーの靴下がポイントになりますね。
その他のレギンスと靴下のお洒落コーデ!
ここまでに、レギンスと靴下をお洒落に見せる合わせ方を色々とご紹介してまいりました。
それ以外にも変わった合わせ方がありますので、最後にご紹介します。
一つは、ロング靴下をクシュッとさせて合わせるタイプです。
以前、女子高生の間でブームになったルーズソックスをイメージしていただけると分かりやすいかもしれません。
実際には、そのもとになっているレッグウォーマーの方に近いです。
こちらの場合には、あえてのアクセント付けですので、ビタミンカラーの明るめな黄色など派手目のものでもお洒落になります。
【白のカーディガンにモノトーンコーデ】
例えば、トップスに白黒ボーダーシャツ、ボトムスに黒のタイトスカート、そこに白のカーディガンを合わせてみましょう。
足元は薄手黒ストッキングに、明るい黄色のロング靴下を足首で遊ばせます。
清楚系お洒落なモノトーンコーデの足元に、一段と輝くビタミンカラーの黄色が鮮やかに映えますね。
足元で遊ばせているので悪目立ちせず、上品でこなれた感じに映ります。
足元に白のスニーカーを合わせれば、ちょっと目を引く清楚系お洒落コーデの完成です。
【レギンスの下に靴下を合わせる】
これまでは、レギンスの上に靴下を履くコーデをご紹介してまいりましたが、レギンスの下に合わせるのもお洒落です。
靴下の存在感が薄れるわけではなく、レギンスのしなやかさが強調されます。
ただ、こちらはコーデを選ぶことがありそうですので、テッパンの黒レギンスに白靴下がおすすめです。
レギンスに靴下を合わせて防寒とお洒落の良いとこどり!
今回、レギンスに靴下を合わせるコーデをご紹介しました。
見事に復活を果たしたレギンスです。
お洒落コーデにはぜひ取り入れたいですね。
秋冬の場合には防寒性が心配されましたが、この靴下を合わせるコーデで克服できます。
また、ダサいと言われがちなこのコーデも、合わせ方次第でお洒落になりますよ。
防寒とお洒落、両方同時にゲットして、レギンスのお洒落を楽しみましょう!