最近、スカートに靴下を合わせるコーデが、大人女性の間でも流行しています。
スカート&靴下コーデは子供のものかと思いきや、いまや大人にとっても一般的な着こなしになりました。
靴下の印象は思いのほか強いものですので、選び方が試されるアイテムともいえます。
特に、大人としての魅力がより強まる40代以降の女性には、靴下選びひとつでぐっと大人な着こなしが可能になります。
ここでは、40代以降の女性におすすめの、スカートと靴下のコーデをご紹介します。
スカートと靴下のコーデ!40代にとってはありがたい?!
海外には、男性がスカートを着用する文化の国も存在しますが、日本では未だ女性に限定した洋服で、年齢を問わず履くことができます。
女性を若々しく、可憐に、または凛とした印象に変えてくれるアイテムなのです。
スカートがパンツと異なる点を挙げるとすれば、下半身の冷えが発生しやすいという点でしょう。
欠点ともいうべきこの冷え問題は、40代にとって特に重要でしょう。
個人差はありますが、女性は40代以降になると、ホルモンバランスの変化が生じやすくなります。
ホルモンバランスの乱れから、下半身や末端の冷えが生じやすくなるのです。
冷えを防止するためには、体温を逃がさない工夫が必要です。
冷え防止対策として、スカートと靴下の組み合わせはまさに最適といえます。
若い世代にとっては単なるお洒落であっても、大人女性にはプラスアルファの効果が期待できるのが、この靴下コーデです。
スカート&靴下の組み合わせ!印象は?
40代の大人のスカートスタイルに合わせるものといえば、ストッキングやタイツ、というのが従来の感覚かもしれません。
スカートに靴下を組み合わせるというスタイルは、子供がする着こなし、というイメージが多くの方にあるのではないでしょうか。
幼稚園、保育園時期の子供たちの足元には、もれなく靴下が履かれていますよね。
小学生、中学生も、冬の時期はタイツなどを身に付けるかもしれませんが、ほとんどの季節、足元を覆うのは靴下です。
少し世代が飛びますが、日本の古き良きお母さんのスカートには靴下、というイメージがありませんか。
国民的なアニメの描写を想像して頂くと、そこに登場する家庭の主婦たちはほぼスカートに靴下を合わせています。
それに対して、働く女性のスカートスタイルのイメージは、スーツでしょうか。
スーツのスカートといえばストッキングやタイツが定番であり、そこに靴下を合わせることはほぼありません。
スカートと靴下というスタイルは、子供、そして主婦業の女性という印象が強いのではないでしょうか。
スカート&靴下コーデが子供っぽくなりがちなのはなぜ?
先ほどもお伝えしたように、スカートと靴下の組み合わせは子供の着こなし、という先入観がどうも世間にはあるようです。
世間のイメージ以外にも、靴下コーデを子供っぽく感じさせる要因があるはずです。
考えられるのは、靴下の長さ、履き方、素材、色使いなどでしょうか。
ハイソックスや、中途半端な長さの靴下をピタッと伸ばして履くとどうでしょう。
40代の方が履いたとしても、一気に学生っぽい足元になってしまいます。
靴下を少したるませる、たるみのある素材の靴下を選ぶなどの工夫で、かなり印象が変わります。
白い靴下は、無難に履けると思いきや、学生の足元といった感じが出やすい色です。
合わせる靴やスカートとの色合いをよく考える必要があり、意外に難易度が高めな色といえます。
大人女性は、スカート&靴下をさりげなくコーデに溶け込ませるために、これらの難問をクリアするような靴下の履き方を研究する必要がありそうです。
40代女性が避けたいスカート&靴下コーデとは?
ファッションは個人を表現するものですから、これをしてはいけない、こうすべきである、といった明確なルールはないに等しいといえます。
しかし、身に付けるものはその人を表現するツールですから、とても大切です。
年齢を重ねれば重ねるほど、自分の着こなしがマンネリになったり、客観的な見方がしにくくなる傾向があります。
人から見た印象が、結局は自分のイメージにつながるのです。
第三者の冷静な意見を聞く耳を持ち、常に意識してコーディネートを考えたいものです。
人としての包容力や余裕、貫禄などが出始め、女性としても魅力がぐんと増すのが、現代の40代ではないでしょうか。
上手なコーデで、大人の魅力をより一層増していただきたいものです。
例えば、レースやフリルなど可憐なイメージの着こなしが好きな方であれば、スカートはシンプルに抑え、靴下だけレース素材にするのはいかがでしょう。
可憐なアイテムも、一部に取り入れることで、エレガントさにつながります。
大切なのは、昔からの着こなしにこだわらない、ということです。
40代女性の靴下履きこなし術
40代の大人の女性になじむスカート&靴下コーデのコツとは、いったいどのようなことなのでしょう。
それには、3つのポイントがあります。
まず、白靴下を履くときにはコーデの色にも白を使ってみることです。
黒の靴と白い靴下の組み合わせを例に挙げて考えてみましょう。
スカートの形状や靴下の長さ、素材にもよりますが、白い靴下は色合いだけみると、何となく学生服っぽくみえてしまいそうですよね。
白の靴下を履くときには、スカートやトップスなど、どこかに白を使ってみましょう。
こうすると、靴下の白だけが浮かずにうまくなじみます。
次に、靴下の色選びの際は、肌なじみの良い色を選ぶことも大切です。
真っ白の靴下も素材などを厳選すると素敵に履きこなせるのですが、なかなか難しいのです。
それよりも肌なじみの良いくすんだ色の靴下を選ぶと、よりコーデがしやすくなります。
ライトグレーやカーキなどを選ぶと、肌とのなじみが良くなり、靴下だけが浮き上がることが防げます。
3つ目のコツは、靴と靴下の色を近づけるということです。
黒い靴を履いている時にはネイビー、黒などを選ぶと、靴下から靴まで統一感が生まれ、ぐっと大人っぽい印象になります。
白いスニーカーに白い靴下も、爽やかな印象で素敵です。
肌見せに気を付けて!40代におすすめのスカート、靴下選び
現代の40代女性は、非常に若々しいです。
仕事を持つ方の多くは責任ある立場として職場を引っ張っていることでしょう。
家庭においても、子育てがひと段落した方もいれば真っ最中の方もいて、40代は公私ともに充実した世代ともいえます。
しかし、確実に体が変化し始めるのも、40代の定めです。
ホルモンバランスの変化は、見た目の印象、体力、さまざまな場所に影響を及ぼします。
肌のハリや潤いの減少、代謝の低下、それに伴うたるみなど、変化は体全体に及びます。
数年前まで肌を思い切り見せるコーデをしていた方も、体の変化に合わせて着こなしを変化させる必要があります。
スカートの場合、膝上の肌が露出するミニ丈は卒業しましょう。
40代女性には、ひざ丈またはそれ以上の丈のスカートが非常に上品になじみます。
靴下は、主張しすぎない色味を選ぶと、コーデが上手にまとまります。
年齢を魅力に変える工夫でいつまでも若々しく!
年齢と共に体が変化することは、生きている限りどなたにも平等に訪れる宿命です。
変化することで失われるものもありますが、増してゆく魅力はそれ以上にあるのです。
変わることで得た魅力を最大限に生かせるよう、着こなしを研究しましょう。
足元を暖かに保つ靴下とスカートの組み合わせは効率的で、40代女性にとても向いているといえます。
ご自分の印象に合う着こなしを見つけ、あたたかなスカート&靴下コーデを楽しんでください。