デニムはどのようなファッションとも相性が良く、使いやすいアイテムですよね。
また、履き古したデニムを、自分好みにカスタマイズしている方も見かけます。
デニムの良いところは、着古してもダメージ加工を施すことによってまだまだ楽しめるという点です。
自宅にある物で簡単にダメージ加工のデニムが出来上がりますので、試してみてください。
この記事では、かっこ良いダメージ加工のやり方をご紹介します。
ダメージ加工のデニムのイメージとは?
ダメージデニムも当たり前の時代になりました。
しかし当初は「穴が開いている」などと大人の人に指摘されることもありましたよね。
実際のところ、清潔感がないという印象を持つ方もいるようです。
しかし、これには理由があり、不自然な場所にあるダメージ加工だったり、肌の露出が多い場合、そのようなイメージを持たれてしまうようです。
せっかくおしゃれでダメージ加工のデニムを履いているのに、清潔感がないと思われるのは残念ですよね。
自分好みに加減をしながら、オリジナルのダメージデニムが作れたら、周りの人に清潔感がないとは言わせないはずです。
自信をもって、世界にひとつだけのオリジナルダメージ加工のやり方をマスターし、デニムを履きこなしましょう
デニムをダメージ加工するメリット
デニムをダメージ加工することのメリットとして挙げられるのは、愛着のあるアイテムをさらに使い続けられるということです。
飽きてしまったからとすぐに捨てるのでなく、形や雰囲気を変えて再利用するということはエコにも繋がります。
また、ダメージ加工だけでなく、さらにアレンジすることで、長いパンツをショートパンツに変身させたり、スカート、さらにはバッグなど小物に変えて楽しむこともできます。
さらに、デニムに穴が開いてしまったとしても、あえてその穴を補修する必要もなく、その穴をこれからご紹介するアイテムを使って加工することで、新しいデザインのデニムになります。
物が豊かなこの時代、ひとつの物を大切に使い続ける意識を大事にする意味でも素敵なことですね。
それでは、デニムをダメージ加工をするやり方を知る前に、どのようなダメージ加工がかっこ良いのか、市販のダメージ加工を施された人気のデニムの魅力についてまずはみていきましょう。
驚愕のやり方!人気のダメージ加工はこうして作られていた!
せっかくオリジナルのダメージ加工を施すのであれば、世界に一つしかないかっこ良いデニムに仕上げたいものですよね。
有名量販店でも、お手頃価格でダメージデニムは販売されていますが、同じ仕上がりのダメージが施されていて、オリジナルさには欠けてしまいます。
しかし、中には驚愕なやり方で施された、1つ1つの仕上がりに個性があるダメージデニムも存在します。
実は、動物園の協力を得て、猛獣たちにデニム素材をおもちゃのように与え、その素材を噛んだり、引っ張たりすることで、爪痕や傷跡をわざとつける方法でダメージが施されたデニムがあります。
これは「ZOO JEANS」といって、日立市かみね動物園で誕生しました。
その後、別の動物園でも実施され、「ZOO JEANS」事務局により情報発信されています。
猛獣たちは、いつもと違う遊び物に興味を示し、2時間ほどでダメージを施したということです。
そして、その素材はその後工場で縫製され、世界にひとつしかない動物たちによるダメージデニムが出来上がります。
このダメージデニムは、ネットオークションサイトで15万円ほどの価値がつくほどの人気となっています。
ちなみに、このオークションの収益は、動物保護のための寄付に充てられています。
しかしながら、こちらの猛獣によるワイルドなダメージ加工デニムは高額ということもあり、なかなか手が出しにくいでしょう。
そのため、そのような加工をせずに、自分でワイルドなダメージ加工のデニムをカスタマイズする方法もおすすめです。
次章では、そのやり方をご説明します。
デニムをダメージ加工するやり方
それでは、自宅で簡単にダメージ加工するやり方をマスターしていきましょう。
●用意するもの
・カミソリ
・はさみ
・カッター
・おろし金
●あると便利なもの
・ダンボール
・ピンセット
・サンドペーパー
ダメージ加工を施すためのジーンズですが、できるだけしっかりとした硬めの生地や、ヴィンテージデニムが適しています。
柔らかめの素材や、ストレッチが効いたものはあまりダメージ加工には適さないので注意してください。
●ダメージ加工のやり方
①ダメージをつけたい場所を決めたら、ハサミで横に切り込みを入れます。
②ピンセットで縦糸を取り除いていきましょう。
縦糸が取り除きにくい場合は、カッターで切り込みを入れるのも良いでしょう。
その際、後ろの布を切らないようにダンボールをはさんでください。
他にも、おろし金やサンドペーパでデニムをこするやり方も、自然なダメージがつきますのでおすすめです。
たったこれだけのことを繰り返すだけで、かっこ良いデニムのダメージ加工が完成します。
それでは、さらにアレンジする方法を見ていきましょう。
ダメージ加工されたデニムに!オリジナル性演出のやり方
デニムのダメージ加工のやり方に慣れてきたら、アレンジを加えてみるのも良いでしょう。
例えば、ダメージ加工を施した裏側に、女性であればレースを縫い付けるというのもオリジナル性が際立ちます。
男性でしたら、布を縫い付けてパッチワーク風のデニムに仕上げるのもおすすめです。
それから、デニムの色を抜いてみるのもおしゃれに仕上がるポイントです。
それには、台所で使うメラミンスポンジを使用すると良いでしょう。
メラミンスポンジで擦ることで、デニムの色は簡単に抜けます。
また、デニムをかっこ良く見せる他のやり方としては、パンツの裾をカットするというのもアリです。
この際は、くるぶしが出る位の位置でカットしましょう。
これは、足首を強調することで、華奢に見せる効果があります。
この時にカットした裾の処理ですが、そのまま切りっぱなしで大丈夫です。
洗濯するうちに自然と糸がほつれてくるので、それが良い風合いになってダメージ風に仕上がってきます。
ダメージ加工したデニムに合うアイテムとは?
自分好みのやり方でダメージ加工されたデニムは、手間をかけた分愛着も大きくなるでしょう。
そこで、ダメージデニムに合うコーディネートのポイントをおさえ、さらにおしゃれ度をアップしてみましょう。
まず、トップスはきれいめな形状のシャツやセーターを合わせることをおすすめします。
そうすることで、ダメージデニムのラフさが強調されることなく、爽やかな印象を引き立てます。
もしも、トップスにTシャツを合わせた場合は、上下ともにラフな印象になり過ぎてしまうので、薄手のシャツやジャケットを羽織るなどして、襟のついたものを取り入れると良いですね。
また、靴は女性ならパンプスがおすすめです。
パンプスを履くことで、ダメージデニムのメンズライクな雰囲気から女性らしさを引き出します。
男性であれば、かっちりとした革靴、またきれい目なスニーカーが良いでしょう。
ダメージ加工のデニムはどうしてもラフさが強調されてしまう傾向にあるので、他のアイテムで清潔感を感じさせるような爽やかな印象を醸し出すことが、好感のもてるコーディネートになるポイントです。
自分だけのオリジナルなダメージ加工を楽しもう
自分でダメージ加工を施すには、特別な材料を用意する必要もなく、自宅にある物で簡単にできるということがわかりました。
高価なダメージ加工デニムのような仕上がりも、時間をかけて製作していけば、自分で作り出すことも夢ではありません。
ぜひ、世界に一つだけのダメージ加工デニムを作ってみてください。