コートのリボンがほどけないように綺麗に着こなす方法とは?

ウエストのリボンを結んで着るコートはとても女性らしく、ファッションのポイントになります。

リボン結びなどの結び方によって、コートをより綺麗にお洒落に見せることができます。

結び方によって、印象が大きく異なることもあるのです。

今回は、リボンの扱い方やほどけない方法などをご紹介していきます。

コートのリボンを結ぶことで与える印象とは?

コートを選ぶ時に、リボンが一緒にセットになっていることがありますよね。

コートと同じ生地で作られているこのリボンは、使い方によってお洒落に見せることができますが、その逆もあるといえます。

結んでいても、結ばなくても綺麗にお洒落にみせるポイントがあるのです。

コートのリボンを、ほどけないようにしっかりとウエスト部分で結ぶと、ウエスト部分が絞られてコートに立体感が出ます。

ウエストから裾に向かってAラインにふわりと広がるシルエットはとても美しく、更に女性らしさが生まれます。

また、リボン結びすることで可愛いらしい雰囲気となりますので、控えめなカラーのコートでもリボン結びするだけで華やいだ印象を与えることができます。

コートのリボンを結ぶということは、一見、何気ない当たり前の動作のように思えますが、実はこのリボンの扱い方こそが、コートの良さを引き立たせるか否かの重要なポイントともいえるでしょう。

コートのリボンを結ばないことで与える印象とは?

では、リボンを結ばない場合の印象はどうでしょうか。

リボンを結ばないことで、コートのシルエットはやや長方形型になります。

ウエスト部分が絞られていない分、両脇にゆとりが出て自然でリラックスした印象を与えます。

中に着るボトムスがジーンズなどの場合は、ボーイッシュなカジュアルな雰囲気にもなるでしょう。

一方、ボトムスがスーツパンツなどの堅いイメージのものであれば、スタイリッシュに見せることもできます。

このように、リボンを結ばないことで服装のイメージを変えることもできるため、一本のリボンの役目は重要となるのです。

しかし、リボンを結ばないことで見かける、マイナスな姿もあります。

リボンがしっかりと結ばれていないため、リボンの左右の長さが合っていないコート姿です。

無造作に両サイドにリボンを垂らすだけでは、だらしない印象を与えることもあります。

リボンを結ばない場合は、左右のリボンの長さを意識しておくことも必要です。

また、リボンがベルト通しの中でひっくり返り、よじれている姿もだらしなく映りますので、綺麗に着こなすには、後ろ姿にも意識を向けましょう。

コートのリボンを扱う注意点とは

コートのリボンは、全体のイメージを左右するポイントとなることがお分かり頂けたかと思います。

コートは防寒着としてだけではなく、1番最初に人目に触れる洋服でもあります。

ですので、綺麗に着こなすコート姿から、その人の人柄が伝わると言っても過言ではありません。

コートのリボンをほどけないように結んで着る場合、しっかりと結ぶ分、リボンにシワの跡が残ります。

何度も結んだりするうちに、リボンの跡がしっかりと残り、シワシワになっている姿を見かけることも。

特にトレンチコートなどの、春秋に着るコートはコットン素材のものが多く、シワになりやすいという特徴があります。

時々リボンにアイロンをかけ、シワを伸ばしておきましょう。

アイロンでシワを伸ばす前と後とでは、コートから受ける印象が全く違って見えることに気が付くことと思います。

お洒落を楽しむには、ちょっとした気配りも必要ですね。

リボンがほどけないようにする結び方とは

コートのウエスト部分でのリボン結びはポイントとなり、コート姿を可愛らしく見せてくれます。

リボン結びは、女性らしさを表現する方法の一つとも言えます。

そのリボン結びも、いつも同じ結び方では飽きがきませんか?

ほどけないだけでなく、個性的なコートのリボンの結び方をいくつかご紹介します。

両側とも輪を作るリボン結びではなく、方側だけを輪にする「片リボン結び」は簡単に結べます。

リボンの左右の長さを意識する必要がないため、さっと結べほどけないのが片リボン結びの特徴です。

また、「ひと巻きリボン」という結び方もあります。

この結び方は、リボンのような輪は作りません。

体の正面からややずらして、リボンの長さも左右、あえて差を出しておきます。

リボンをそのままひと巻きして、ほどけないように軽く結ぶだけです。

リボン特有の立体感は出さず、シンプルに体に沿うような流れるようなシルエットの結び方です。

甘いイメージのリボン結びと、大人っぽいシンプルな結び方、その日の気持ちで変えてみるのも楽しいですね。

リボンがほどけないように後ろで結ぶ方法

正面でリボンを結ぶ方法をお伝えしましたが、リボンを後ろで結ぶ方法もあります。

この方法はリボンがほどけないことはもちろん、コートを着たり脱いだりする度に、リボンを結び直す必要がない方法となります。

一度この形で結んでおくと、自分で変えない限りはそのまま定着して着れる安定のスタイルとも言えるでしょう。

1つ目は「バッグフロント結び」です。

リボンに裏表がある場合、裏が表になるようにリボンを通します。

リボン先端に付いているバックルにリボンを通します。

余ったリボンの先端部分をリボン通しに入れて形を整えると完成です。

カチッとした印象の後ろ姿になります。

更に「バッグリボン結び」は、後ろ姿で女性らしさを表現できる結び方です。

リボンは裏を表に向けてベルト通しに入れます。

バックル側のリボンを上にして交差させますが、この時ウエストに回しているリボンに、下から通します。

反対側のリボンを2つ折にします。

バックル側のリボンを2つ折にしたリボンの上に巻き付け、リボン結びをします。

ほどけないようにキュッと締めますが、結び目はかたく締め過ぎず、結び目にはやや幅がある方がゆとりがあり綺麗に見えますよ。

リボンがほどけないようにするには?

コートのリボンがほどけそうになっている姿の人をみると、ハラハラしますよね。

特に、後ろで結んでいる場合は自分では気が付きにくいものです。

毎日の通勤で利用する電車などの乗り物に乗る際に、背もたれにあたってリボンがゆるんだりすることもあります。

リボンがほどけないように、時々着る前にチェックすることも必要でしょう。

キュッと締めてから、結び目の中心を少し伸ばすと窮屈感が出ません。

コートとおそろいのリボンがほどけて、道に落ちていることもあります。

せっかくコートとお揃いのリボンを失ってしまうのは残念な気持ちになります。

そうなる前に、時々リボンの状態をチェックしてみてください。

また、リボンを結ばない場合は、両端をポケットに入れておくと安心ですよ。

そうすることで、リボンがずれることがあっても、ポケットに先が入っているため落ちてしまうことはありません。

コートのアクセントとなる大切なリボンをなくさないような工夫も必要ですね。

ちょっとした気配りで綺麗にコートを着こなしましょう

コートは一年を通して何かと出番の多い洋服です。

定番で着用する機会が多いコートは、リボンの結び方で雰囲気を変えることができるため、いろいろな結び方を知っていると楽しめます。

また、シワなどのちょっとした部分に意識を向けることで清潔感ある、素敵なコート姿になるでしょう。

ほどけないリボンの結び方で、颯爽とお洒落を楽しんでくださいね。