メンズコートにおけるビジネス使いも可能な人気アイテムは?

秋冬の季節に欠かせないのがコートですね。

メンズコートの場合には多くの場合スーツに合わせることになるので、選ぶのも大変です。

防寒の機能はもちろんですが、パーソナルな印象を左右するのでデザインもカラーも慎重になります。

お洒落に疎かったりすると、なかなか難しく感じてしまうかもしれません。

そこで今回は、ビジネス使いも可能な人気メンズコートについてご紹介します。

ビジネスシーンに適した人気コートとはどのようなもの?

今回は、ビジネス使いも可能な人気メンズコートについてご紹介します。

まず、コートにおいてビジネス使いが可能なアイテムとは、どのようなものになるのでしょうか。

ビジネス使いをするということは、ビジネススーツに合わせることが大前提となります。

ビジネススーツに合わせるには、かっちりとした印象のコートを選ぶのが理想的です。

装飾が派手な印象を与えるものであったりデザイン的にも奇抜な印象のものは、カジュアルシーンでは個性として特徴付けが出来ても、ビジネスシーンでの印象は良くありません。

それよりも、清潔感としっかり感のあるすっきりとした印象のコートを選ぶのがベターです。

これはカラー・色味にも同じことが言えます。

派手な印象となる原色やビタミンカラーなどは避けて、落ち着いた印象のカラーが理想的です。

コートの定番となる黒やグレーなどのモノトーンであったり、他にもネイビーや、茶、ベージュなどであれば、フォーマルでも通用しますのでおすすめできます。

【サイズ選びもとても重要】

デザインや色味と同じく、コートのサイズ感もビジネス使いの場合には非常に重要になります。

タイト過ぎてもルーズ過ぎても良くありません。

肩周りに少し余裕のある程度の、ジャストサイズでピシッとしたものを選んでおきましょう。

丈感では、ショート丈のものはカジュアル感が強くなります。

基本的にはスーツのジャケットが隠れる、腿の真ん中くらいが基準です。

ロング丈は着こなしが難しいため、汎用性も低くなる可能性があります。

初めて購入するのであれば、膝上丈やミドル丈と呼ばれる丈感のものがおすすめです。

ビジネスコートとして人気の種類!

それでは、ビジネス使いもできる人気のコートは、具体的にはどのような種類のものになるのでしょうか。

ビジネス使いのコートにしようと思って綺麗めな印象のコートを選んだつもりでも、実際にはビジネス向きではなかったというようなことは避けたいですよね。

基本的には、マナーの問題になるため定義は難しいのですが、カジュアル感が強いコートは避けた方が無難です。

【カジュアル感が強いコート】

カジュアル感が強いコートとしてまず思い浮かぶものとしては、「モッズコート」「ダッフルコート」「ダウンコート」があります。

これらは、ビジネス使いするのであれば避けた方がベターです。

オフィスカジュアルがOKとなる会社の場合でも、営業で他の会社に出向く場合などにはTPOに合わせて使い分けが必要になります。

【ビジネス使いでおすすめのコート】

それでは、ビジネス使いの場合におすすめとなるコートはどのようなアイテムなのでしょうか。

次に挙げる4つのコートを選べば失敗は少ないです。

・チェスターコート
・ステンカラーコート
・トレンチコート
・アルスターコート

もちろん、これら以外にもおすすめとなるビジネス使い可能なアイテムはあると思いますが、特に冒険したいわけでなければこの4種から選ぶのがベターでしょう。

ビジネス使いで人気の王道「チェスターコート」

前項でビジネス使いもできる人気のコートとして4種をご紹介しました。

ここからは人気のコートを1つずつ見てまいりましょう。

最初にご紹介するのは「チェスターコート」です。

正式名称は「チェスターフィールドコート」になります。

イギリスのチェスターフィールド伯爵が着ていたことから、この名前が付けられました。

このチェスターコートはビジネスコートの王道ともされますが、普段使いにも着回しが便利で、オンとオフ両方で使いこなすことが可能です。

本質的には格式の高いドレスアイテムで、比翼仕立てにノッチドカラー、ウエストの絞りと、お洒落な形状をしています。

簡単に説明しますと、テーラードジャケットがコートになったとすると分かりやすいかもしれません。

もともとがスーツと合わせる想定なので、身幅は大きく取られていますし、他のコートに比べてかっちりとした印象に映るかもしれませんね。

スーツと合わせる際には、スーツと同系色の色味にして明るいネクタイを合わせるとシックで上品に映えます。

または、スーツと同系色でない場合にはネクタイの色味を合わせるのもおすすめです。

ステンカラーコートもビジネス使いでは定番の人気!

続いてご紹介するビジネス使いも便利な人気のコートは「ステンカラーコート」です。

前項でご紹介したチェスターコート同様に、ステンカラーコートもビジネスシーンで使われることの多い定番コートになります。

ビジネスマンならば、1着あると助かります。

ステンカラー、つまり「立ち上がった襟」というように、立ち上がった襟が前方に折り返されているような独特の形状が特徴的ですね。

襟の使い方でお洒落感や防寒性を高められるのも嬉しいかもしれません。

フロントの比翼仕立てやシンプルデザインとなるものが多いので、すっきりとした着こなしになるのがお洒落です。

これらを上手に活かして、カジュアルシーンでもお洒落アイテムとして活用させるお洒落上級者もいらっしゃいます。

ちなみに、ステンカラーコートという名称は和製英語なので日本以外では通用せず、正式には「バルマカーンコート」と呼ばれています。

スーツと合わせる場合には、シンプルデザインなのでグレーやベージュ、ネイビーなどのベーシックカラーがおすすめです。

これらの色味であれば、スーツの色柄を問わず上品に合わせることができます。

また、白のシャツに無地又はストライプのネクタイでシュッとさせた印象を与えるとお洒落映えします。

人気のトレンチコートでよりスマートなビジネススタイルを!

続いてご紹介するビジネス使いに便利な人気のコートは「トレンチコート」です。

ダンディズムの象徴ともされていたトレンチコートはお洒落なアイテムで、今ではレディースコーデにも上手に使われていますね。

もともとイギリス軍のミリタリーコートとして使われていたもので、ガンフラップや肩章、エポーレットなどのデザインがその名残として残ります。

このようにミリタリー調の名残を残しつつも、イギリス発祥のおかげかスーツスタイルとの愛想は抜群に良いですね。

最も大きな特徴と言えばウエストのベルトで、コーデのアクセントとして役立ちます。

トレンチコートは春や秋に使われることが多いので、軽快かつ爽快な印象となるのもトレンチコートならではの強みになります。

これらに加え、上品で社交的な印象のトレンチコートは、最近ではカジュアル使いでもお洒落に取り入れられるようになっています。

トレンチコートをスーツと合わせる際には、シンプルになりすぎないことを心掛けるとお洒落に映えます。

ストライプ柄のスーツや明るめのスーツなどにすると、洗練された印象です。

また、前閉めや前開け、ベルト使用の有無などでも様々な表情を見せてくれますので、これらスタイリングを楽しむのもおすすめです。

人気のアルスターコートはビジネス使いでは重厚感を!

最後にご紹介するビジネス使いも便利な人気のコートは「アルスターコート」になります。

このアルスターコート一部では人気とはいえ、馴染みの薄い方もいるかもしれません。

非常にクラシカルなコートで、ダブル仕様に上襟が下襟よりも大きいまたは同等という、独特なアルスターカラーが特徴的です。

合わせると分かりますが、非常に重厚感があります。

スーツスタイルとは非常に相性が良く、大人っぽく格好良い着こなしができます。

アルスターとは北アイルランドにある地名で、寒さが厳しい地域です。

それゆえに、防寒性に優れたアイテムが多いです。

また種類によっては「ターンナップカフ」や「バックベルト」なども施され、心憎いお洒落アイテムになっていますね。

しかし、これでも大分軽量化・スリム化が施されているようです。

当初の物は非常に重たく感じたようですね。

それでも重厚感はそのまま残っているので、ドレッシーでエレガントな着こなしができるのです。

スーツと合わせる際にも、相性は抜群に良いのでどのようなコーデでも外すことはありません。

ダブル仕様のため襟元が狭くなるので、マフラーなどを合わせるとシルエットも美しく決まります。

人気のビジネスコート選びはお洒落に!

今回、メンズに向けたビジネス使用ができるコートについてご紹介しました。

ビジネス使用とお洒落の両立をしようとしたとき、カジュアルとフォーマルのさじ加減を誤ると失敗してしまいます。

そうは言っても、お洒落な着こなしはビジネスシーンでも効果的になります。

マナーを心得たコート選びで、お洒落に決めましょう。