メンズファッションの万能アイテム「スウェットシャツ(トレーナー)」は、いろいろな組み合わせで「重ね着」を楽しんでみてください。
ここではそのポイントと、真似しやすいコーディネート例などをご紹介していきます。
「スウェットシャツをかっこ良く着こなしたい!」
「おしゃれなレイヤードテクニックが知りたい!」
このような男性は、ぜひとも最後までご覧ください。
「スウェットシャツ」の概要
ファッション好きな人は、「スウェットシャツ」を上手に重ね着しています。
ここでは、スウェットシャツについて、少し掘り下げてみましょう。
◯スウェットシャツとは?
「スウェットシャツ(sweatshirts)」とは、「スウェット生地のプルオーバートップス」のことです。
日本国内では、「トレーナー」と呼ばれることも多いですね。
昨今のファッション業界において、スウェットシャツと表記されることが増えたので、これを機にぜひ覚えておいてください。
◯スウェット生地の特長
生地自体の分類は「ニット」で、二層構造になっているのが特長です。
優れた「伸縮性」「吸汗性」「防寒性」が魅力であり、もともとは防寒用下着やトレーニングウエアとして活用されていました。
このことから、着心地の良さがうかがえますね。
◯スウェットシャツが人気な理由
カジュアルテイストのスウェットシャツを取り入れると、簡単にこなれ感を演出することができます。
また、ロングシーズン着られるのもメリットですね。
重ね着しやすいので、メンズファッションには欠かせない存在でしょう。
◯スウェットシャツのおすすめブランド
おすすめブランドとしては、
・Champion(読み方:チャンピオン/創業:アメリカ)
・CAMBER(読み方:キャンバー/創業:アメリカ)
・Russell Athletic(読み方:ラッセルアスレティック/創業:アメリカ)
・LOOPWHEELER(読み方:ループウィラー/創業:日本)
・REMI RELIEF(読み方:レミレリーフ/創業:日本)
・FilMelange(読み方:フィルメランジェ/創業:日本)
これらが挙げられます。
重ね着(レイヤード)のポイントとは?
ここでは、重ね着のポイントについてご説明します。
重ね着することをファッション用語で「レイヤード(layered)」と言いますが、これにはさまざまなパターンがあります。
例えば、ニットの下にYシャツを着て襟を見せる、パーカーの上にジャケットを羽織るなど、とくにかく幅広い種類の組み合わせが考えられるわけです。
このように重ね着する場合、ポイントとなるのは「サイズ感」です。
「ニット×Yシャツ」の組み合わせのように、トップスの下になにかを着るレイヤードスタイルなら、ややゆとりのあるアイテムを上に着たほうが良いですね。
ジャストサイズではきつくなることも考えられるので、注意しましょう。
また一方で、アウターを羽織るレイヤードスタイルの場合なら、オーバーサイズのトップスではバランスが悪くなる恐れがあります。
したがって、重ね着するアイテム同士のサイズ感を調整することがポイントとなります。
そのほか、素材感やカラーリングの組み合わせも重要ですね。
スウェットシャツを用いた重ね着コーディネートの際にも、これらのポイントを意識しておきましょう。
スウェットシャツの上にアウターを重ねるコーディネート
ここからは、スウェットシャツのコーディネート例や着こなしについてお話ししていきます。
もしファッション初心者であれば、アウターを重ねるコーディネートからチャレンジしてみてください。
王道なのは、「MA-1×スウェットシャツ」のカジュアルコーディネートです。
〈重ね着コーディネート例〉
・MA-1
・スウェットシャツ
・デニムパンツ
・ブーツ
カジュアルテイスト同士のアイテムなら、それほど難しくはありませんよね。
MA-1以外では、モッズコートやボアブルゾン、ダウンジャケットなどと合わせてみましょう。
春先や秋口では、デニムジャケットやミリタリージャケットがおすすめです。
アウターが暗めのカラーリングなら、スウェットシャツは明るめ(淡い)カラーリングにしてみましょう。
「ブラック×ホワイト」「カーキ×ライトグレー」「ダークブラウン×ライトベージュ」など、このようなカラーコーディネートが適しています。
そして「こなれ感」が欲しいときには、きれいめのアウターと合わせます。
ロングコートやかっちりとしたジャケットなど、落ち着いた雰囲気のアイテムをミックスさせることにより、おしゃれなレイヤードスタイルが完成するでしょう。
スウェットシャツの下にはなにを着る?
ここからは、スウェットシャツの下にインナーを着るレイヤードスタイルについてお話しします。
スウェットシャツで重ね着する場合、以下のインナーがおすすめです。
◯カットソー(ロング丈)
重ね着するカットソーは、丈感が重要です。
スウェットシャツの裾下からカットソーが見えると、アクセント効果が生まれます。
縦長ラインが強調されることから、脚長効果が期待できるでしょう。
◯襟つきYシャツ
首元が寂しくなりがちなスウェットシャツは、襟つきYシャツでポイントを加えてみてください。
シンプルなスウェットシャツから襟を出すことにより、知的でおしゃれな雰囲気が増しますよ。
◯タートルネック
首元にポイントをつくるという点では、タートルネックもおすすめです。
おしゃれなだけでなく防寒効果も高いので、寒い時期には適しているでしょう。
インナー別の重ね着コーディネート!
前項でご紹介したインナーを用いて、それぞれのコーディネート例を挙げてみます。
〈重ね着コーディネート例〉
・スウェットシャツ
・カットソー(ロング丈)
・スキニーパンツ
・スニーカー
カットソーの丈は、長めのもの(裾下から10センチ見えるくらい)がおすすめです。
スウェットシャツとカットソーの色味には差をつけましょう。
〈重ね着コーディネート例〉
・スウェットシャツ
・襟つきYシャツ
・チノパン
・ローファー
襟つきYシャツを取り入れるなら、少しトラッド感のあるコーディネートを意識してみましょう。
チェックやストライプなど、柄ものの襟つきYシャツなら良いアクセントになります。
〈重ね着コーディネート例〉
・スウェットシャツ
・タートルネック
・アンクル丈パンツ
・レザーシューズ
インナーのタートルネックは、タイトシルエットのものを選びましょう。
また、コーディネートが重めだと感じたときは、足元で素肌を見せると軽やかな印象になります。
重ね着におすすめ!半袖のスウェットシャツにも注目!
「スウェットシャツ」と聞くと、長袖のイメージが強いかもしれませんが、実は半袖タイプのものも人気があります。
半袖スウェットシャツの下に、長袖のインナーを重ね着することで、表情豊かなコーディネートが可能になりますよ。
ここではそのコーディネート例をご紹介しましょう。
〈重ね着コーディネート例〉
・半袖スウェットシャツ
・パーカー
・デニムパンツ
・ブーツ
ゆったりめの半袖スウェットシャツなら、下にパーカーを着ることができます。
小技のきいたレイヤードスタイルです。
〈重ね着コーディネート例〉
・半袖スウェットシャツ
・七分袖カットソー
・カーゴパンツ
・スニーカー
「半袖×七分袖」の、絶妙なバランス感がポイントです。
このような組み合わせなら、初夏にも楽しめそうですね。
おしゃれメンズは「スウェットシャツ」に注目!
今回は、「スウェットシャツ」をメインとしたレイヤードスタイルについてお話ししました。
スウェットシャツは、取り入れるだけでこなれ感が出せますし、着回しもしやすいアイテムなので、何着か所持しておくと便利です。
重ね着をするときは、アイテム同士のサイズ感を意識してみてください。
ご紹介したコーディネート例が参考となれば幸いです。