ナチュラルコーデやガーリーコーデが好きな方は、カーディガンやセーターのインナーとして、レーストップスを選ぶことも多いのではないでしょうか。
はじめてレーストップスを手に取る方は、「変に見えない?」「ババシャツっぽくない?」と疑問に思うこともあると思います。
「ババシャツ」ではなく、おしゃれアイテムとして着こなすために、どんなことに気を付けたらいいかご紹介します。
カーディガンのインナーにレーストップスで甘さをプラス
カーディガンやセーターなどのインナーとしてレーストップスを選ぶと、ガーリーな雰囲気を演出できますよね。
レースが好きでも、全体的にレースがあしらわれたワンピースやスカートだと、甘すぎて着こなせない女性も多いのではないでしょうか。
その点、重ね着してレースをチラッと見せるだけなら、甘さを抑えた着こなしにできて、こなれ感もアップするかもしれません。
肌寒い季節に重ね着用として着るレーストップスは、暖かい素材が使われていることが多い傾向です。
襟元だけにレースがあしらわれているトップス、全体的にレースが重ねられているトップス、襟と腕だけにレース素材があるトップスなど、デザインはさまざまです。
襟も、ハイネック、Vネック、ラウンドネック、スクエアネックなど、多くのデザインから選べます。
また、色も重要です。
白いレースなら清潔感があって上品で、やさしい印象になりますし、黒のレースならセクシーで大人っぽい印象です。
グレーならクール、ピンク、ラベンダーなどのレースなら可憐なイメージになります。
色やデザインは、どんなアイテムと重ね着したいのかイメージしながら選ぶといいですね。
レーストップスをインナーとして着るとババシャツに見える?
カーディガンやセーターの下に着るおしゃれなレースインナー。
「ババシャツ」と間違えられることだけは避けたいものです。
●ババシャツとは
・女性用の肌着
・体にフィットして着心地がいい
・淡いベージュやピンクなどが多い
・部分的にレースがあるデザインが一般的
上記のような要素がある肌着を「ババシャツ」と呼び、おしゃれアイテムとしてではなく、防寒の目的で使われていました。
うっかりチラ見えすることはあっても、チラ見せする服ではありません。
生地は汗をよく吸い、モコモコとしていることも多いです。
一方、おしゃれインナーとして着るレーストップスには、下記のような特徴があるようです。
・レースを魅せるようなデザイン
・レースの風合いや質感が今風
・全体的に薄手の素材
・腕やデコルテがレースだけで透け感があるものも
・キャミソールタイプも多い
着心地や防寒性よりはデザイン性を重視し、あえてざっくりとしたレースでポップに着られる服や、薄手でふんわりした素材の服など、機能性重視の「ババシャツ」とは明らかに違います。
ただし、レーストップスの中には、暖かさにこだわって作られた厚手のものもありますし、ベージュカラーのものもあります。
デザインによって、どこまでチラ見せするか考えましょう。
また、「ブラウン系のワントーンコーデ用」のように計算して使うのでない限り、ベージュのレーストップスは老けて見える可能性が高いので要注意です。
カーディガンのインナーに白レースを選ぶときのポイント
カーディガンやセーターのインナーとして、レーストップスを選ぶときには、気を付けたいポイントがあります。
一つずつご紹介しますので、参考にしていただけると幸いです。
●白のレースは万能ではない
白レースなら、いろいろな色のカーディガンとコーディネートできますが、「白」の色味にも注意したいところです。
合わせるアイテムが白なのか、グレーなのか、エメラルドなのか、レッドなのかイメージしてみてください。
同じ色なら色味を揃えれば自然ですが、あえて違う色味の白で、変化を出すのもおすすめです。
たとえば、アイボリーのようなやわらかい白色のカーディガンと、カーキのワイドパンツのコーデ。
肌馴染みのいい、くすんだ白レースを選ぶでしょうか。
それとも、画用紙のような純白レースを選ぶでしょうか。
肌の色や全身のコーデにもよりますが、上記のコーデなら、カーディガンと合わせて黄色を微量に含んだ白の方がうまく馴染むかもしれませんね。
また、アイボリー系の白レースは、原色(レッドやブルー)のカーディガンや、きれいめデニムの清潔感や主張を邪魔してしまうこともあるでしょう。
「白」とひとくくりにせずに、目の前にある白と他のアイテムや自分の肌色が馴染むか、チェックすることをおすすめします。
カーディガンのインナーにレースを選ぶときのポイント
●レースをチラ見せする形と量に注意
カーディガンなら、襟ぐりが深めのVネックレーストップスをインナーとして着るとしっくり来ます。
襟のラインがそろうので、さりげなく見せられますね。
カーディガンの前を開ける場合も、襟は広く開いたデザインか、浅めでも透け感のあるデザインのほうが合うでしょう。
●色合わせで着やせ効果も
ベージュカーディガンと白レースや、エメラルドのカーディガンとグレーレースなど、同系色の淡い色同士だと、やわらかい印象です。
ただし、ふんわりしたカラーコーデは、やや膨張して見えるでしょう。
引き締め効果をねらいたいなら、黒カーデと白レース、オレンジカーディガンと黒レースなど、パキッとしたコーデのほうがおすすめです。
水色のカーディガンに紺レースなど、インナーに引き締めカラーを持ってくると、上品な着やせ効果がねらえます。
それ以外に、ボトムスを引き締め色にしてバランスをとったり、首、手首、足首など華奢な部分を見せたりして工夫しましょう。
どんなカーディガンならレーストップスと合う?
●レースインナーと合わせるカーディガンの種類は?
カーディガンには、丈も素材もデザインもさまざまなものがあります。
オフィスで着るようなコンサバなクルーネックのカーディガンや、ボリューム感のあるボアカーディガンなどには、レースインナーが似合わないことが多いでしょう。
前者はレースの存在感に負けてしまうかもしれませんし、後者はちぐはぐに見えてしまうかもしれません。
厚みがあり、体に添うようなデザインのケーブル編みカーディガンも、ほっこりとした暖かさが甘さを含んでいるため、レースインナーだとしつこくなってしまいます。
おすすめなのは、ゆったりしたショート丈のVネックカーディガンです。
編み目がシンプルで、どこかマニッシュな雰囲気がただようカーディガンのほうが、レースの繊細さが引き立つようです。
腕まわりがふんわり膨らんでいたり、ウエストにくびれがなかったり、大きめでシンプルなボタンが付いていたりして、ラフな雰囲気のあるカーディガンをチョイスしてみてください。
レースの効果を最大限に!アクセサリーやヘアスタイルについて
●アクセサリーをゴチャゴチャつけない
カーディガンのインナーとしてレーストップスを着るときには、ゴテゴテしたネックレスはつけないほうがいいでしょう。
レースの上にネックレスを重ねても、引き立て合うのは難しいことが考えられます。
エレガントすぎてしまい、若々しく見えなくなったり、個性派コーデになったりする可能性があります。
どうしてもつけるならレースと重ならないように、華奢なデザインのネックレスをさりげなくつけてみてください。
もちろん、イヤリングやピアスならOKです。
●ゆるく巻いたヘアスタイルがおすすめ
直毛の方なら、髪の毛にゆるいパーマをかけるか、コテなどで巻いてフェミニンにアレンジしてみてはいかがでしょうか。
ミディアム~ロングヘアなら、髪の毛をアップにして、結んだ毛や後れ毛を巻くのもおすすめです。
はらりと繊細に落ちる毛束と可憐なレースで、思いきりフェミニンにしてみましょう。
ショートヘアでも、フワッとしたパーマスタイルが似合いますね。
カーディガン×レーストップスで新しい自分を発見!
レースは好きだけどファッションに取り入れるのは抵抗がある方も、インナーとしてチラ見せするくらいならハードルが低いですよね。
「見せられる肌着」は今やおしゃれの必須アイテム。
レーストップスをボトムスにインして、カーディガンの前を開けるコーデも見かけます。
カーディガンをウエストにインしたり、ジャケットの上に羽織ったりするのもアリな時代なので、自分らしいカーディガンの着こなしを見つけてください。