オーバーオールは、世代を問わずに愛されているファッションアイテムです。
頑丈なので、いたずら盛りの子供たちにぴったりですし、カントリーテイストがあるので、女性たちにも人気です。
男性の作業着としても、とても使い勝手がよいので好まれています。
このように人気の高いオーバーオールですが、寒い冬には別にアウターが必要です。
ではオーバーオールには、どのようなアウターがマッチするのでしょうか。
オーバーオールはファッションアイテムとしても人気!
オーバーオールは、作業用の衣服として作られたものです。
肩ひもで吊るしてあるため、作業時にズボンが下がる心配がありません。
胸当ての大きなポケットが便利ですし、肩や腕を動かしやすいので、作業がはかどります。
胸当てが無いタイプのものは、ウエスト・オーバーオールと呼ばれています。
オーバーオールにはコーデュロイ生地のものもありますが、多くはデニム生地です。
どちらも丈夫な生地で破れにくく、安心して作業を行えます。
特にデニム生地のオーバーオールは、使い込むほど魅力が増すという特徴があるので、ファッションアイテムとしても人気です。
また、胸や腹部を圧迫しない構造となっているため、マタニティウエアとしてもおすすめです。
オーバーオールと似たようなものに、サロペットがあります。
サロペットとはフランス語ですが、特にオーバーオールと区別して使われているというわけではありません。
ただ日本では、背中で肩ひもが交差したタイプのものを、サロペットと呼ぶ場合が多くなっています。
一般的なオーバーオールには質実剛健なイメージがありますし、サロペットにはおしゃれな雰囲気がただよいます。
これらのイメージと好みに合わせ、冬のアウターを選ぶとよいでしょう。
冬用のアウターは種類が豊富
オーバーオールに似合うアウターをご紹介する前に、冬用のアウターについて再確認しておきましょう。
というのは、冬用のアウターはとても種類が多いため、大まかにでも知っておくことがとても大事だからです。
冬用のアウターとしてよく用いられるものとしては、次の4つが挙げられます。
・ジャケット
・コート
・パーカー
・ジャンパー
ジャケットにはフォーマル寄りなテーラードジャケットから、カジュアルコーデに適したコーチジャケット、軽くて暖かいダウンジャケットまで様々なものがあります。
コートもまた、種類の多いアウターです。
コートにはトレンチコートやステンカラーコートのように、ロング丈のものが多いです。
丈の長いアウターはエレガントに見えるので、それを意識してコーデに取り入れましょう。
パーカーは、とても使い勝手のよいアウターです。
フードがついているので、小雪の舞う冬にはとても重宝します。
ジャンパーは、とても動きやすいアウターです。
作業着として、採用している会社も多く見られます。
これらのアウターの中で、特にオーバーオールとの相性がよいのは、パーカーとダウンジャケット、そしてジャンパーです。
オーバーオールにはパーカーが似合う!
パーカーは、オーバーオールにとてもよく合うアウターの1つです。
どちらもカジュアル寄りのファッションアイテムですし、シルエット的にもマッチしています。
なによりパーカーは、オーバーオールの下に着ることも可能なアウターです。
オーバーオールとパーカーを合わせ、さらにその上に他のアウターを着用できるので、寒い冬にはとても助かります。
パーカーにはジップアップタイプのものと、プルオーバータイプのものがあります。
ジップアップタイプのパーカーをオーバーオールの下に着ると、ジップの開け閉めが大変です。
プルオーバータイプのパーカーを上からかぶると、オーバーオールの胸あての部分が見えません。
そういった特性を理解し、コーデに取り入れるのが大事です。
また、ブランドもののパーカーは、特徴的なブランドロゴが魅力です。
それらのロゴが隠れないよう配慮しましょう。
パーカーにはマウンテンパーカーという、アウトドアに特化したアウターもあります。
冬の屋外での作業は、雪が降ったり風が吹いたりして大変です。
そういった場合には、マウンテンパーカーをアウターに選ぶとよいでしょう。
冬コーデにはデニムジャケットがおすすめ
デニムジャケットも、オーバーオールと相性のよいアウターです。
というのは、オーバーオールはデニム生地のものが多く、コーデに統一感がプラスされるからです。
また、コーデュロイ生地のオーバーオールはデニムジャケットと合わせると、素朴なイメージがより強くなります。
暖かい雰囲気でまとめたい場合には、コーデュロイ生地のオーバーオールとデニムジャケットの冬コーデがよいでしょう。
オーバーオールのインナーにセーターを選び、上にデニムジャケットを羽織ると、優し気で洗練された装いとなります。
デニムジャケットは、ニット帽やマフラーとの相性もよいアウターです。
そういった冬の小物を上手に活用し、着心地がよく見た目も暖かいコーデにしてみましょう。
襟もとにボアをあしらったデニムジャケットなら、首もとが寒いオーバーオールの弱点をカバーできます。
オーバーオールとのコーデには、ショート丈のデニムジャケットがおすすめです。
そのコーデにするとトップスにボリューム感がでるので、全体のシルエットがきれいに見えるからです。
丈の長いデニムジャケットだと、作業着感が増すので注意が必要です。
特に寒い時期にはダウンジャケットをアウターに
寒い地方に住んでいたり、寒い時期に旅行したりする場合には、オーバーオールとダウンジャケットのコーデがおすすめです。
なぜならダウンジャケットは、アウターの中でも特に暖かい上着だからです。
ダウンジャケットは羽毛を使っているので、とても軽く、しかも保温性に優れています。
ダウンジャケットはモコモコしているものが多く、オーバーオールと合わせることで、どこか懐かしさを感じさせてくれるコーデとなります。
見た目的にも暖かいイメージのあるコーデなので、寒い冬にはぴったりです。
ダウンジャケットには、ショート丈とロング丈のものがあります。
ショート丈は活発に見えますし、ロング丈はエレガントです。
好みによって、使い分けるとよいでしょう。
薄いタイプのダウンジャケットが、このところトレンドになっています。
薄くても保温性能は十分ですし、すっきりして見えるのでコーデに取り入れてみましょう。
また、ダウンジャケットにはもう1つ、ダウンベストというタイプがあります。
ダウンベストは、パーカーなどとの相性もよいアウターです。
オーバーオールとパーカー、そしてダウンベストを上手に組み合わせ、冬をおしゃれに楽しみましょう。
オーバーオールとアウターの冬コーデのポイントとは
ファッションアイテムはどれも、季節によって着こなし方やコーデの仕方が変わります。
たとえば夏には、オーバーオールの裾をまくりあげる(ロールアップ)という着こなしがありますが、寒い冬には向いていません。
オーバーオールの冬コーデで押さえておきたいポイントは、次の3つです。
・胸あてを前にたらす
・小物を活用する
・色の組み合わせを考える
胸あてを前にたらすという着こなし方は、四季を通して活用したい方法です。
冬にパーカーとコーデする場合、胸あてを前にたらすことでパーカーのロゴなどを隠さずにすみます。
また、ライダースジャケットのようなタイトなアウターを着用すると、胸あて部分が窮屈に感じられることがあります。
これも胸あてを前にたらすことで、解消することが可能です。
冬は着用するファッションアイテムが増える季節なので、小物の使い方がとても大事です。
ニット帽やキャップ、マフラーなどを効果的に利用し、冬らしいコーデを表現してみましょう。
ファッションは、色の組み合わせ方がたいへん重要です。
オーバーオールと他のアイテムのバランスを考え、うるさい印象にならないよう気をつけましょう。
オーバーオールに合うアウターで冬を楽しもう
オーバーオールはどこか懐かしさと、親しみやすさを感じさせてくれるファッションアイテムです。
胸あてとベルトの肩ひもが特徴的で、他のものとは違う雰囲気をまとっています。
元気で無邪気なイメージがあるオーバーオールには、それに適したアウターを合わせましょう。
なぜならそうすることにより、オーバーオールの魅力がさらに増すからです。
今回の記事を参考にして、オーバーオールとアウターのコーデで冬を楽しみましょう。