冬のメンズ向けアウターにはいろいろな種類があります。
好みやTPOに合わせて選べますし、機能性やファッションを重視して選ぶこともできます。
そのような様々な点を総合的に判断すると、冬のアウターにはコートがおすすめです。
なぜならコートは暖かく、見た目もスタイリッシュでおしゃれだからです。
そこで今回は、女性からの支持も得ているコートの人気ブランドを5つご紹介します。
メンズ向けコートの種類
メンズコートは需要が高く人気なので、種類が豊富です。
冬によく着用される主なコートは、次の7つです。
・トレンチコート
・ステンカラーコート
・ダッフルコート
・Pコート
・モッズコート
・チェスターコート
・M-65ミリタリーコート
これら以外にも、ポロコートやダウンコートなどといったコートも人気です。
それぞれに特徴があり、TPOに合わせて選ぶことができます。
トレンチコートは大人向けコートの代表的な存在ですし、ダッフルコートやPコートは、子供や学生から社会人まで愛用者の多いコートです。
ステンカラーコートは、このところのトレンドとして注目を集めています。
モッズコートやM-65といったミリタリーコートは、厳冬期のストリートにとても役に立つコートです。
コートは他のアウターと比較すると高価ですが、それだけの価値があるものだと言えるでしょう。
コートを手に入れるなら、まずブランドものを調べることをおすすめします。
なぜなら、よいものを知っておくのがコート選びではとても大事だからです。
ブランドものは質がよく、見た目とともに機能性も十分です。
予算と相談しながら、よいものを選ぶようにしましょう。
トレンチコートの人気ブランドはバーバリー
トレンチコートと言えばバーバリー。
このように語られるほど、バーバリーはトレンチコートで知られているブランドです。
人気も高く、世界中に愛用者がいます。
バーバリーは、アクアスキュータムとともにトレンチコートの元祖と言われることもあるブランドです。
トレンチコートは最初、軍用の外套として開発されました。
塹壕(トレンチ)で使用するための外套が、トレンチコートの起源とされています。
ボタンとめの肩のストラップや、ウエスト部分のベルトが軍用コートだったときの名残です。
バーバリーは1856年の創業ですが、1914年の第一次世界大戦時にトレンチコートを製造し、軍に採用されています。
その後トレンチコートの素材としてギャバジンを開発し、トレンチコートの代表的ブランドとして世界的に知られるようになりました。
ファッションとしてトレンチコートが広まったのは、映画でスターたちが着用したことがきっかけです。
トレンチコートには落ち着いた大人のイメージがあり、男女ともに人気です。
バーバリーチェックを使用するなど、バーバリーのトレンチコートはファッションの面でも際立っています。
トレンチコートを選ぶなら、まずバーバリーのものに触れてみるとよいでしょう。
マッキントッシュはステンカラーコートの人気ブランド
ステンカラーコートは、とてもシンプルな構造をしたコートです。
そのためコーディネートしやすく、ビジネスとプライベートの両方で愛用している人々は少なくありません。
ステンカラーコートの大きな特徴は、襟の構造です。
後ろが高く、前の部分が低い形になっています。
また、比翼仕立てなので、見た目がすっきりしているのも特徴の1つです。
正式名称は「バルマカーンコート」だという説もありますが、アメリカではステンカラーコートという区分自体がありません。
アメリカのブランドを探す場合には、この点に注意しましょう。
ステンカラーコートのおすすめブランドは、マッキントッシュです。
マッキントッシュは、1823年にイギリスで創立されました。
マッキントッシュは「マッキントッシュクロス」を使用したゴム引きコートで有名ですが、これは雨の多いイギリスだからこそ産み出されたものだと言えるでしょう。
マッキントッシュはステンカラーコートにも、やはりマッキントッシュクロスを使用しています。
少々の雨ならそのまま着用できますし、シンプルなデザインなのでコーディネートしやすい点が人気です。
上品なマッキントッシュのステンカラーコートで、冬を優雅に過ごしましょう。
ダッフルコートはカジュアルにもビジネスにも人気
ダッフルコートは、もともと北欧で漁師が着用していた外套が起源となっています。
その後イギリス海軍が防寒着として採用したことから、世界的に知られるようになりました。
ダッフルコートの大きな特徴は、厚めの生地とフードです。
起毛仕上げの生地なので保温性が高く、フードが付いているので雨や風を防ぐことができます。
また、コートの前面を留める「トグル」も、ダッフルコートの特徴の1つで、トグルは扱いやすく、見た目が素朴なのが魅力です。
ダッフルコートを愛用している人々の年齢層は幅広く、小さな子供から熟年世代にまで人気の高いアウターです。
ダッフルコートのおすすめブランドは、モンゴメリーです。
ダッフルコートの原型となるものをイギリス海軍に提供した会社が、モンゴメリーの前身でした。
モンゴメリー将軍がダッフルコートを愛用していたことを受け、創立100周年を機に社名をモンゴメリーに変更したとされています。
モンゴメリーのダッフルコートは、基本に忠実なダッフルコートです。
伝統に基づいたそのスタイルは、安心感と頼りがいのあるイメージを作りだしています。
モンゴメリーのダッフルコートはビジネスにもぴったりなので、1着用意しておくと何かと便利です。
Pコートの有名ブランドはラルフローレン
Pコートはダッフルコートと同じように、イギリス海軍が軍服として採用していたコートです。
生地が厚く、防寒性能に優れています。
ダッフルコートは丈の長いコートですが、Pコートは短めの丈が主流です。
なぜかというと、作業時に邪魔にならないようにするためだと言われています。
丈が短いため、Pコートにはカジュアルなイメージあり、男女問わず学生たちにも人気です。
コーディネートもしやすいので、コート選びに迷ったときにはPコートを選択するのもよいでしょう。
Pコートを扱っているブランドは多いのですが、その中でも特に人気なブランドなのがラルフローレンです。
ラルフローレンはポニーをあしらったポロシャツで有名なブランドで、アメリカを本拠としています。
上品なイメージがあり、世界的に人気が高いブランドです。
ラルフローレンのPコートでは、「ラグビー」ブランドがおすすめです。
ラグビーとは、2004年に新たにスタートしたラルフローレンのブランドです。
ラグビーのPコートはストレッチ性が高く、肌触りにも定評があります。
前立ては左右どちらでも合わせられますし、コーディネートの幅が広いのもおすすめポイントです。
フレッドペリーのモッズコートはストリート向け
モッズコートは機能性が高く、アウトドアで使用するのにとても適したコートです。
ファーをあしらったフードが付いているものもあり、防寒性能も優れています。
なぜモッズコートが機能的で使いやすいのかというと、もともと米軍の野戦用パーカーだったからです。
ミリタリージャケットのM-51がそれで、1960年代にロンドンのモッズたちが愛用していたことから、モッズコートと呼ばれるようになりました。
着丈が長いので、スーツなどの上から羽織るのにもぴったりです。
モッズコートを選ぶときには、少し大きめサイズのものにするとよいでしょう。
スーツやジャケットの上にゆったりとモッズコートを羽織れば、アクティブなメンズを演出することが可能です。
モッズコートのおすすめブランドは、フレッドペリーです。
フレッドペリーは月桂樹のロゴで有名で、イギリスの若者たちにも人気です。
フレッドペリーのモッズコートは耐久性に優れ、スポーツ選手のブランドらしくスポーティなシルエットに定評があります。
フレッドペリーのモッズコートを羽織り、颯爽とストリートに繰り出しましょう。
ブランドものコートで冬をおしゃれにきめよう!
今回ご紹介した5つのブランドは、どれも機能的で、しかも品質のよい商品を多数製造・販売しています。
ファッションの面でも評価が高く、これらのコートを着用するだけでもおしゃれ度がアップすると評判です。
冬は着用するアイテムが増える季節。
コーディネートを左右するのは、目立つアウターです。
ブランドものコートで、冬をおしゃれにきめましょう。