ライダースジャケットは、その名の通り、もともとはバイクに乗る人のために作られた特徴的なジャケットです。
バイクに乗るのに向いた機能を持つばかりでなく、今やファッションアイテムとして高い人気を誇る衣類のひとつとなっています。
そんなライダースジャケットには、黒や茶、ネイビーなど、さまざまな色が展開されています。
定番の黒や茶に加え、着回ししやすいネイビーなど、さまざまな色のライダースの着こなし例をご紹介します。
ライダースジャケットとは、どんなアイテム?
冒頭にも申し上げたように、ライダースジャケットとは、本来バイクに乗る人のために作られたジャケットを指します。
バイクに乗ると、風圧を受けます。
生身でスピードの出るバイクにまたがると、思いのほか強い風を感じるものです。
ライダースジャケットは、全体的に体に沿うタイトなつくりになっており、強風を受けても裾が捲れないように、また、袖口もしっかりと固定されるよう、さまざまなベルトが付いています。
そのほかにも、さまざまな特徴があります。
それは、首元までしっかりと閉まるジップが付いていること、バイクで前傾姿勢になっても手首を十分にカバーできるよう、やや長めの袖になっていることなどです。
このように、バイクに乗ることを考えさまざまな工夫がされているライダースジャケットですが、ファッションとしておしゃれな着こなしを楽しむ人々が増えています。
定番の黒や茶、そしてネイビーやそのほかのカラフルなライダースもあります。
黒、茶、ネイビー、色の印象は?
ライダースジャケットといえば、イメージするのは黒でしょうか。
黒というと、荘厳、クール、重み、男性的など、さまざまなイメージが浮かぶのではないでしょうか。
キリっとしたイメージ、重厚感のあるイメージを求める時、ぴったりな色といえます。
黒と並んでよく見られるのが、茶色のライダースジャケットでしょうか。
茶色は、黒と同様に重厚感を感じさせるとともに、温かさや素朴さ、安心感などを与える色でもあります。
着ている人の印象が少し和らいで見えるので、リラックスした雰囲気をつくるのに向いている色といえるでしょう。
そのほか、ライダースによく使われる色として、ネイビーがあります。
ネイビーは、冷静、堅実、知的、信頼などのイメージを与える色といわれます。
落ち着いた、大人の雰囲気を演出したい時には、ネイビーを取り入れてみましょう。
このように、色の影響は意外と大きなものです。
色の持つ力を借りれば、自分の求めるイメージの着こなしに一歩近づきます。
ライダースジャケットの定番、黒の着こなし術
ライダースジャケットの定番色といえば、黒でしょう。
黒は、色の中でも重みがあり、強い色といえます。
そして、合わせる色を選ばないのも、黒の魅力です。
黒のライダースジャケットをさらっと羽織るだけで、着こなし全体を引き締めてくれるのです。
例えば、ジーンズとTシャツといったラフなコーデに、黒いライダースを羽織ってみましょう。
一気に大人っぽく、おしゃれに仕上がります。
白やネイビーなどと合わせてモノトーンコーデを楽しむのもひとつです。
引き締めカラーでもある黒は、着やせ効果を狙いたい時にもおすすめです。
女性のスカートスタイルにも、黒いライダースジャケットはぴったりです。
ロングスカートや花柄の入ったスカートなど、とびきり女性らしいアイテムに、男性的な色である黒を合わせてみましょう。
スカートの甘さをきりっと引き締め、女性らしさと強さ、凛々しさをあわせもったコーデが出来上がります。
普段のイメージを少し変えたい時に、黒いライダースジャケットは有効です。
温かみを生かした、茶のライダースコーデ
大人っぽく落ち着いた雰囲気で着こなしたい、という時は、茶色のライダースジャケットがおすすめです。
温かみを感じさせる茶色は、秋や冬などの寒い季節の着こなしによく似合います。
黒と同様、合わせる色を選ばず、着回しがしやすい色なので、一着持っていると重宝するでしょう。
落ち着いた雰囲気の着こなしにしたい場合は、白や黒、グレー、ネイビーなどと合わせてみましょう。
特に茶色とネイビーは相性が良く、上品な雰囲気に仕上がります。
カジュアルに、リラックスした雰囲気で着こなしたい時には、ボーダーやチェックなどと合わせてみましょう。
柄物を取り入れる時は、コーデ全体の色が増えすぎないよう注意するのがポイントです。
3~4色程度でまとめるようにすると、全体のバランスが良いコーデに仕上がります。
ワイドパンツやガウチョなど、カジュアル度高めなアイテムと茶色のライダースジャケットを合わせてみましょう。
上品さが生まれ、大人の着こなしが楽しめます。
ライダースの表情を和らげる着こなしに!ネイビーを活用しよう
ライダースジャケットはどちらかといえば男性的なイメージが強く、重み、強さなどを感じさせるアイテムですね。
そんなライダースのイメージを和らげてくれるのが、ネイビーではないでしょうか。
深い海などを連想させるネイビーは、見ている人を心地よくさせる不思議な力を持つ色といえます。
ネイビーは黒と比べると重厚さには欠けますが、爽やかさや知的な雰囲気が加わり、軽やかに着こなすことができます。
黒のライダースジャケットとはまた違う、個性的な着こなしを楽しめます。
ネイビーと白や黒などを合わせてモノトーンコーデを楽しむと、より知的な雰囲気を演出できます。
ネイビーには、茶色や赤系などの色味もよく合います。
知的かつカジュアルな雰囲気にしたい場合は、これらの色と組み合わせるのもおすすめです。
茶色とネイビーで落ち着きのある雰囲気に、ピンクとネイビーで若々しく爽やかなイメージに、その他色の選び方次第でさまざまな表情が楽しめます。
着こなし次第でさまざまな表情に!ネイビーのほかパステルカラーも!
近年は女性向けのライダースジャケットも増えてきています。
タイトで独特なつくりのライダースジャケットを女性が身に付けることで、着こなしに変化が生まれます。
スカートスタイルや柄物など甘口の着こなしを程よく中和するライダースジャケットを取り入れることで、大人っぽさやクールさを表現できます。
タイトなスキニーパンツなどと合わせて、思い切り辛口な着こなしを楽しむのも、ライダースジャケットの楽しみ方のひとつです。
女性の愛用者が増えることに合わせて、ライダースジャケットの色のバリエーションも増えています。
ライダースジャケットは、黒や茶、ネイビーだけではありません。
赤やピンク、白、水色など、パステルカラーのライダースもあり、ライダースジャケットはファッションアイテムとして本格的に楽しめるものとなっています。
大きめな襟を持つハードなつくりのライダースと、カラフルな色味との出会いは、意外性のある面白い効果を生み出します。
工夫次第で、さまざまな表情を見せてくれるのもライダースジャケットの魅力ですね。
シーンに合わせてライダースジャケットを使いこなそう!
ライダースジャケットについて、その特徴、色の影響、着こなし例などをご紹介しました。
バイクに乗る人のために作られたライダースジャケットは、独特な雰囲気を持つ衣類です。
そんなライダースジャケットは、色や着こなしを工夫することで、さまざまなシーンで活躍させることが可能です。
自分のライフスタイルに合ったライダースジャケットをぜひ見つけてみてください。