スカートにはさまざまな丈、形、色などがありますが、似合うスカートばかりではなく、何だかしっくりこないスカートもありますね。
それは、もしかすると、自分の体型とスカートの相性に原因があるからかもしれません。
体型を生かすスカートを選ぶことで、自分の魅力をより引き出すことができるのです。
ここでは、体型別に似合うスカート、似合わないスカートをご紹介し、より似合うものを選ぶコツをお伝えします。
似合う、似合わないを決める体型とはどんなもの?
体を表す言葉は体形、体型などいくつか存在します。
これらは、似ているけれど、少々意味合いが異なるようです。
まず体形とは、その人の体の姿かたち、体つき、シルエットなどを指す言葉です。
一方、体型とは、人の体格の様子を類型化したものを指します。
体格の類型化とはつまり、やせ型、肥満型などといった表現をすることによって、人の体格をざっくりと分けることをいいます。
同じ形のスカートでも、やせた人とふくよかな人とでは、着たときの印象が大きく異なることは想像がつきますね。
体型ごとに似合うスカート、似合わないスカートがあって当然といえます。
もちろん、人の体つきは人それぞれ異なりますので、全ての人が類型化した特徴に当てはまるわけではないでしょう。
しかし、自分の体の様子を客観的に観察するためには、体格を意識することは非常に有効なのではないでしょうか。
自分の体格がどのようなものなのかを知ることで、スカートに限らず、さまざまなアイテムの似合う、似合わないを選ぶことが可能になります。
○○が似合わない、ふくよか体型
では、具体的な体格ごとに似合わないスカートを知りましょう。
まずは、上半身や下半身などの肉付きの良い、ふくよかな体型の人について考えてみましょう。
ふっくらしているということは、女性らしい体型といえます。
柔らかさ、女性らしさといった要素は、選ぶスカートによって程よく表現できることもあれば、逆によりふっくらと見せてしまう可能性もあるのです。
ふくよかな体型の人は、ふんわりと広がりやすいスカート、ギャザーがたっぷりと寄ったデザインのスカートはあまりおすすめできません。
これらは布の面積が広いことにより存在感も強く、ボリュームを感じさせるアイテムです。
ふくよかな体型を、よりふっくらと見せてしまう恐れがあるため、避けた方が良いでしょう。
スカートの丈や素材についても、こだわってみましょう。
ふくよかな体型の人には、過剰に長い丈や短い丈はおすすめしません。
ひざ下くらいのスタンダードな丈のスカートが良いようです。
ふんわり柔らか、薄手の素材は、ふくよかさを増しますので避けましょう。
ふくよかな体型の人におすすめのスカートは?
ふくよかな体型の人には、どのようなスカートがベストなのでしょう。
まず、お腹やお尻、太ももなどの肉付きの良さが気になる人は、そこをうまくカバーするスカートを選びましょう。
下半身が気になる人におすすめなのは、フレアスカートです。
フレアスカートといっても、広がるデザイン、素材のものはボリュームが出てしまい、あまり似合わないでしょう。
広がりすぎない、しっかりとした素材のものが、より良いです。
ウエスト回りがふっくらしている人は、ウエストリボンなどウエストを強調するデザインを選んでみましょう。
体の中の細い部分を出す、またあえて気になる部分を強調することで、メリハリを感じさせる着こなしになり、全体がすっきりスリムに見えるのです。
スカートはその形や丈以外にも、柄や色によってもすっきり感を演出することが可能です。
ふっくら体型をすっきりと見せるのに有効なのが、縦ラインを作ることです。
ストライプ柄のスカートで、きれいな縦ラインを作りましょう。
また、トップスとスカートとの色合わせで、縦ラインを作るのもよいでしょう。
特に黒などの濃いめの色でトップスとスカートを合わせてみると、引き締め効果を期待できます。
華奢でやせ体型の人に多い?!意外なお悩みとは?
余分な肉の付いていないやせ体型にあこがれる女性は多いことでしょう。
特に日本人は、華奢、やせといったキーワードにこだわる傾向があるように思われます。
しかし、実際に華奢でやせている人にとっては、その体型に対するさまざまなお悩みがあるようです。
例えば、体にメリハリがなく貧相に見えてしまうということが挙げられます。
やせた体型が服の存在感に負けてしまい、服をうまく着こなせないという意見も聞かれます。
その他、年齢に対して子供っぽく見られがちで、大人っぽいアイテムが似合わない、などでしょうか。
これらは、やせ型の人にとっては深刻なお悩みといえるでしょう。
やせ型の人の着こなしには、メリハリをもたせることが必要といえそうです。
そんなお悩みを解消するスカートとは、どのようなものなのでしょうか。
華奢な体型を生かすには、このスカートがおすすめ!
華奢でやせ体型の人には、メリハリをもたせた着こなしが有効であるということをお伝えしました。
では、実際に、メリハリ作りに効果的なスカートを調べてみましょう。
メリハリ作りには、ふくよかな部分と引き締まった部分のコントラストが必要です。
ウエスト部分はきゅっと引き締め、ヒップはふんわりとボリュームを持たせると、メリハリを感じさせるきれいなシルエットが出来上がります。
そんなやせ体型の人におすすめなのは、ふんわり広がるフレアスカートやプリーツスカートです。
やせ体型の人には、固い生地、ハリのある生地はあまり似合わないようです。
柔らかな布、薄手の布など、ボリュームが出やすいものがおすすめです。
布をたっぷりと使い、動きに合わせてふんわりと広がるスカートは、程よいボリューム感を演出してくれます。
ウエストはハイウエストがおすすめです。
ハイウエストのデザインはウエスト位置を強調し、また布面積を増やすため、よりメリハリを感じさせる着こなしに仕上がります。
その他、トップスはコンパクトにまとめると、よりメリハリある着こなしになります。
がっちり体型の人に似合うスカート、似合わないスカート
ふくよかな体型や華奢な体型が女性らしいのに対し、骨格を感じさせるがっちり体型の人は、中性的な雰囲気を持っています。
このような体型を生かすには、どのようなポイントでスカート選びをしたら良いのでしょう。
まず、がっちり体型の人の服選びには、体のラインを拾わないアイテムを選ぶということが大切になります。
上半身ならばしっかりとした肩、下半身ならば腰のハリといった、がっちり体型の人をがっちりと見せるポイントが存在します。
体のラインを拾うアイテムは、がっちり体型の人には似合わないといえます。
それらを身に付けると、しっかりとした骨格が強調され、よりたくましい印象になる恐れがあるためです。
これらのポイントをうまくカバーするアイテムが、がっちり体型の人には似合います。
スカートに関して考えると、ざっくりとした風合いの素材を使ったもの、体型を拾わないすとんとしたシルエットのものが良くなじみます。
体型によっては存在感が強くなりがちなロングスカートをさらりと着こなせるのも、がっちり体型の人ならではです。
やや大きめサイズをラフに着こなすのも、おしゃれな雰囲気で素敵です。
伸縮性のある素材、タイトなデザインのスカートは、骨格を強調するため避けた方が良さそうです。
自分の体型を生かす着こなしを!
体型別に、似合うスカート、似合わないスカートをご紹介しました。
似合う理由、似合わない理由には、体型とスカートとの相性があったのですね。
スカートの丈やデザイン、素材など、ちょっとしたポイントを抑えることで、似合うスカートを選ぶことができるのです。
自分の体型を客観的に観察し、似合うスカート選びをしてみてください。