一般的には肩かけや襟巻きとして使用されるストールは、アレンジ次第で別のものとして活用することができます。
今回は、ボレロをはじめとしたストールのアレンジ方法をご紹介していきます。
この機会に、肩かけや襟巻き以外の使い方でストールを利用し、おしゃれを楽しんでみてはいかがでしょうか。
ストールは便利!ボレロ風にもアレンジできる
ストールは本来「肩かけ」として使用するものですが、近年は襟巻きとしても使用されることが多いです。
多くのストールがマフラーより生地が薄く、幅広で長さも長いので、襟巻きとして利用する場合いろいろな巻き方を楽しむことが可能です。
また、マフラーは主に秋冬に使用されますが、ストールはオールシーズン利用できます。
リネンやコットン、ウール、アクリルなど生地の種類も多いので、季節にあった生地を選ぶことで、1年中ストールを楽しめますね。
さらに、デザインの種類も豊富です。
ストールは柄のあるデザインも多いので、コーディネートのアクセントとしてもよく使われます。
そしてストールの魅力として、アレンジの幅が広いことも挙げられます。
ボレロをはじめ、さまざまなものにアレンジができますので、1つあるだけでかなり重宝します。
この記事でいくつかストールのアレンジ法をご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
ストールをボレロ風にアレンジしてみよう!
ではここから、ストールのアレンジ方法をご紹介していきます。
まずは、「ボレロ風」にアレンジする方法です。
ボレロとは、前立てなどがない丈の短いトップスのことをいいます。
よく結婚式のお呼ばれファッションでも、ドレスの上に着られているかと思います。
あのボレロに、ストールでアレンジすることが可能なのです。
ボレロ風にアレンジする方法はいくつか種類がありますので、2つのアレンジ術をご紹介していきましょう。
まず1つめのアレンジ方法をご紹介します。
①ストールを広げて、肩を覆うようにかけましょう。
②体の内側にある角と角を手に持ちます。
③その角を持った状態で、後ろに手を回します。
④回したところで、かた結びします。
⑤結び目が隠れるように、背中のストールをかぶせれば完成です。
このときストールの幅が65cmくらいないと隠れないようですので、ご注意ください。
カーディガン風にもなりますので、ちょっとした羽織りにおすすめのアレンジです。
大判ストールにおすすめ!ボレロ風アレンジ術
引き続き、ストールをボレロ風にアレンジする方法をご紹介していきます。
次にご紹介するものは、ストールの中でも特に「大判ストール」におすすめのアレンジ術です。
ストールは、大きく3つのサイズに分けることができます。
●マフラーサイズ:約30cm×170cm
●ストールサイズ:約45cm×185cm
●大判ストールサイズ:約70cm×200cm
秋冬では大判ストールを活用する方も多いので、それをボレロ風にアレンジするおすすめの方法もご紹介していきます。
アレンジ方法は、下記のとおりです。
①長方形の大判ストールを半分に折ります。
②①を、首にのせるように肩にかけましょう。
③右側にあるストールの上端と下端を重ねます。
④そのままかた結びし、ボレロの袖口部分をつくります。
⑤左側のストールも同様の手順で、ボレロの袖口をつくりましょう。
⑥両袖ができあがったら、首元を襟状に見えるように整えます。
これで完成です。
首元から背中までを包み込んでくれますので、特にウール生地の大判ストールで行えば、肌寒くなってきた秋冬の羽織りとして活躍しそうですね。
ケープ風にも簡単にアレンジ!
ボレロ風にアレンジする方法を2つご紹介してきましたが、ほかのものにもアレンジが可能です。
ここでは、ストールをケープ風にアレンジする方法をご紹介していきます。
ストール以外に、ストールピンやブローチなどが必要ですので、お好みのデザインのものを用意しておいてください。
では手順に移ります。
①ストールを広げて、ひじが隠れる長さを意識して、幅を1/3程度に折ります。
②①で折った部分が表側にくるように、肩からストールをかけます。
③首元を広く開けて、ストールの左右を前で重ねます。
④重ねた部分を、ストールピンやブローチで留めましょう。
⑤留めたら、ストールを180度回転させます。
⑥首元を胸元まで上げて、首回りに余裕を持たせたら完成です。
首回りにボリュームが出るので、小顔効果も期待できるアレンジ法です。
秋アウターの定番のトレンチコートなどとあわせてみても、おしゃれに決まります。
肩をすっぽり覆ってくれるので、おしゃれなだけでなく保温効果にも期待できるのでおすすめです。
ポンチョ風にもストールはアレンジできる!
ボレロ風、ケープ風の次は、ポンチョ風にアレンジする方法をご紹介していきましょう。
このアレンジにもストールピンが必要ですので、先ほど同様、お好みのデザインのストールピンを用意しておくようにしましょう。
【ポンチョ風アレンジ方法】
①ストールをくしゅっと束ねて、右肩にのせます。
このとき、前が後ろよりも30cmほど短くなるようにのせましょう。
②前に垂れているストールを左肩にのせます。
のせる際は、首元に余裕を持たせるようにしてください。
③右肩の後ろ側のストールを広げて、左肩を包みます。
④その状態のまま、ストールの角を右側にまでもっていきましょう。
⑤ストールが重なる部分をストールピンで留めます。
⑥首元を広げて、ドレープを整えれば完成です。
もうひとつおすすめのアレンジ法がありますので、次の項でお伝えします。
おしゃれなベスト風にアレンジしてみよう!
最後は、ストールをおしゃれなベスト風にアレンジする方法についてお話ししていきます。
アウターと重ね着しても良いですし、春夏はシンプルなTシャツとあわせると、ストールがアクセントになっておしゃれに決まりますよ。
このアレンジは、下記の手順で行います。
【ベスト風にアレンジする方法】
①ストールをやや細めにすることを意識して、無造作に持ちましょう。
②ストールを首からかけて、左右が同じ長さになるように整えます。
③ウエスト部分にベルトを巻きます。
このときベルトは、ストールの上から巻いて留めるようにしてください。
④ベルトで留めたら、ドレープをつけながらストールを少し広げていきます。
あとはバランスを整えれば完成です。
肌寒くなってきたら、肩まで覆えるくらいストールを広げれば、ちょっとした羽織りにもすることができます。
以上、ボレロをはじめとしたストールのアレンジ方法をご紹介してきました。
どれも簡単にできて、ちょっとした羽織りとしても活用できるのは嬉しいですよね。
ほかにもさまざまなアレンジがありますから、この機会に、ストールのアレンジに挑戦してみてはいかがでしょう。
さまざまな使い方をして、ストールでおしゃれを楽しみましょう。
ストールをアレンジしておしゃれを楽しもう!
ボレロをはじめとした、ストールのアレンジ方法をご紹介してきました。
どのアレンジ方法もあまり難しい工程はありませんから、簡単にボレロやケープなどにアレンジすることができるでしょう。
さまざまな使い方ができるストールを活用し、より一層おしゃれを楽しんでみてはいかがでしょうか。