ポンチョは通常、肩から腰にかけてを中心に掛けるアウターです。
そのため真冬には、腰から下が寒いと感じてしまうこともあります。
しかしそれでも「ポンチョを使ったコーデを、もっと冬に楽しみたい!」という人も多くいます。
ポンチョを活用したコーデでも、冬の寒さに負けない方法はあります。
さまざまな工夫で、冬も寒くないポンチョのコーデを楽しむことができるのです。
ポンチョコーデは軽さがいい!冬のコーデの重さをなくせる!
冬にポンチョコーデをする利点は、なんと言っても軽さです。
高い防寒性能を誇るダウンコートや、シャツを重ね着するなど、冬のコーデは物理的な意味で重さが増しています。
他にも、どうしてもワンパターンになってしまいがちな冬コーデ特有の暗い配色もカバーできます。
これらの点から、ポンチョをコーデに含ませることで、見た目も体も軽くすることができます。
もともとポンチョは撥水と断熱に優れた、中南米の外套でした。
つまり日本の気候で言えば、日差しの厳しい夏に使うのが本来のポンチョの使い方でもあります。
日本においては雨具として使うポンチョも一般的で、春や秋に活躍するイメージがあります。
ところが近年、冬にポンチョを身につけるコーデも、さまざまな面で登場しています。
そこでコーデに用いられる例を参考に、夏の暑さや冬の寒さでも、軽く使えるポンチョを活用しましょう。
ポンチョのコーデの楽しみ方とは?おしゃれな使い方を知る!
ポンチョコーデは女性に多く広まっています。
特に冬のコーデとなると、レディースのコーデがほとんどと言っても過言ではありません。
日本でのポンチョの使い方は、先ほども触れたように、雨具として知られています。
特に登山や自転車を利用している場合に使われることが多いのも特徴です。
非常時にもテント代わりや防寒着で使えることから、実用度も高いアイテムです。
さて、これらはビニールで作られたレインコートとしてのポンチョですが、ここで触れるのは洋服としてのポンチョです。
おしゃれなポンチョの使い方は、あくまで「羽織るもの」として使うことがあげられます。
洋服ももちろんですが、和服にも合わせることができるという強みがあります。
何よりもショールや羽織のように、ボタンで留めることが可能です。
春や初夏には薄手の生地、秋や冬には厚手の生地やニットで作られたポンチョが広く展開します。
上着として羽織るほか、エアコンの風あたりを弱める効果など、ストールのような効果が期待できます。
ストールをポンチョ風に羽織る方法は、主に温度調節の微妙な春や夏のオフィスで大活躍しますね。
冬のポンチョコーデで暖かくなれる!使っている素材がカギ!
冬のポンチョコーデと言っても、ただ普通に羽織るだけでは、肝心の暖かさがありません。
ポイントはポンチョ自体に使われている素材も、きちんと見定めるということです。
ポンチョの商品を見てみると、生地や素材はさまざまです。
冬用のポンチョに使われている代表的な素材は、ポリエステルやフリースが挙げられます。
ポンチョコートと言われるアイテムも、このポリエステルやフリースが中心です。
全体的に大判であるのが特徴で、ポンチョの薄いイメージとはやや離れた見た目が特徴です。
他にも本来のポンチョのデザインを優先した、ニット素材のポンチョもあります。
こちらも大判で、粗い編み込みと、細かい編み込みの二種類のタイプが中心となっています。
細かい編み込みになると、ぱっと見の材質がわかりにくく、薄手のポンチョにしか見えません。
粗い編み込みは風を通しやすいのですが、手編み感が強く出ており、セーターに近いデザインです。
高級なアルパカ製など、値段や外見が変わってくるため、多様性のあるアイテムなのです。
下半身を暖める方法とは?ポンチョの弱点を逆手にとる!
多くの人が指摘し、どうしたらいいのかわからなくなりがちな、ポンチョコーデの防寒対策。
特に冬のポンチョは足元が隠れにくいため、寒さに対する対策が必要です。
短めのコートなどと同じではありますが、どうしてもコーデがスカートに頼りがちになってしまいます。
そこで取り入れておきたいのが、スカート着用の際の下半身の暖め方です。
この方法を知っておくことで、冬のさまざまなコーデに応用できます。
最も簡単な方法には、ロングスカートやレギンスを組み合わせる方法があります。
他にも靴下を厚手にする、上半身をよく暖めるといった方法があり、方法自体も多いのです。
下半身の暖め方は腰にカイロを使うことで、長くしっかりと暖めることができます。
今は薄手の腹巻きも多いので、こちらも活用したいですね。
ポンチョコーデにパンツを合わせる方法も、近年ではどんどん登場しつつあります。
特にワイドパンツと相性がよく、全体にメリハリや動きをつけることで、見た目も爽やかになります。
スカート類とコーデを楽しみたいポンチョコーデですが、冬の寒さはどうしても耐え難いもの。
手持ちの組み合わせ次第では、スカートだけでなく、パンツでも大活躍してくれますよ。
夏でも使えるポンチョコーデ!冬との違いはやっぱり素材!?
夏こそがポンチョコーデを楽しむ絶好の機会です。
基本的には冬と同じように、一番上に羽織る方法が中心です。
冬と異なる部分は、何よりも素材の面が挙げられます。
冬のコーデと比べるとやや厚着のような印象を受けますが、本来の使い方は防寒より日差しを防ぐためのアイテムという性質が強いのです。
陽の光を通しにくい素材でつくられたポンチョが多い他、カジュアルなイメージの強いなかでも夏の礼服にあうポンチョも存在します。
夏の多様性に比べると、冬のポンチョコーデは真似できない部分も多々あります。
それでも冬のポンチョコーデで最も支持されるのが、他の冬の装いにない軽さです。
冬に合わせたさまざまなポンチョが登場していますし、ファー付きのものも登場しています。
今後ストールと合わせる方法なども合わせて考えると、夏も冬もポンチョコーデは一般化しそうです。
軽くて身に着けやすいものは、いつの季節もうれしいもの。
素材で大きく差が出てくることで、さまざまな着まわしが可能になりますね。
冬の装いが軽くなると外出だって楽しい!冬の寒さも大丈夫!
ポンチョコーデはあくまで涼しいときの補助であって、冬に活躍できるとは思わないと考えがちです。
しかしそれは過去の話で、現在は冬用のポンチョとして、暖かい素材のものも販売されています。
冬の寒さに耐えられる、しかも軽くてかわいいとなると、外出がとても楽しくなります。
そこで工夫が必要なのが、下に着るシャツの組み合わせ方です。
できるだけ少ない枚数のシャツで、暖かくなる重ね着の方法があります。
体に密着し、寒さを防いで汗をよく吸う素材のシャツや、風を取り込んで中に閉じ込め、内側から温まることができるスウェットやパーカーなどです。
この組み合わせを意識すると、ポンチョを着たうえに、さらに防寒効果を高めることができます。
ポンチョとうまく防寒具や重ね着を取り入れて、冬のコーデを楽しみましょう。
冬のポンチョコーデは防寒必須!簡単で軽いコーデを楽しもう
下半身がどうしても薄くなりがちな冬のポンチョコーデ。
しかし下半身を暖めるポンチョの選び方、コーデの選び方次第で、冬も手軽に楽しめます。
何よりも他の冬のコーデにありがちな、「色や服そのものが重い!」ということがなくなります。
おしゃれやコーデに関する工夫が必要ではありますが、軽くてかわいいコーデはうれしいもの。
冬のポンチョコーデを更に研究して、暖かく、軽い冬を過ごしましょう。