ジャケットは、メンズファッションになくてはならないものです。
秋から春にかけてのアウターの定番ですし、大人の雰囲気を演出するなら欠かせません。
メンズジャケットには様々な種類がありますが、選ぶ際に重要なのが身長に合ったジャケットの着丈の長さです。
では、メンズジャケットの着丈と身長には、どのような関係があるのでしょうか。
ジャケットの着丈と身長の関係を知るのはとても大事
ある通販サイトでは、メンズジャケットのサイズを選ぶ際に、次の3つの身長区分を使用しています。
・166~170センチメートル
・171~175センチメートル
・176~180センチメートル
もちろんこの区分外の方もいるので、その場合は個別の対応となります。
S、M、L、などといった分け方もありますが、大事なのは着丈と身長の関係です。
なぜなら、着丈と身長が合っていてこそ、ジャケットの魅力が引き立つからです。
ジャケットはアウターなので、重ね着したときのサイズ感にも注意する必要があります。
つまり、着丈と身長の割合と、サイズ感の両方がジャケット選びでは重要だということです。
サイズ感は、実際に着用してみるのが1番です。
それに対して着丈と身長の割合は、数字を覚えておけば着用せずともある程度判断できます。
ネット通販で、服を購入しているという方も多いでしょう。
通販の場合は、実際に着用することは基本的にできません。
そのため、自分の身長に合った着丈の長さを知ることが、とても大事になってきます。
また、ショップで購入する場合も、ぴったり合った着丈の長さを知っていれば、買い物がスムーズです。
着丈と身長の関係を知り、ジャケット選びに活かしましょう。
身長が低い場合のジャケット選びの基本とは
日本人の身長は、だんだん伸びてきていると言われています。
メンズの場合、180センチ以上の人も珍しくありません。
とはいえ、全員が高身長というわけではないのです。
中には、160センチほどの方もいることでしょう。
では、そういった身長の低め人は、どんな着丈のジャケットを選べばよいのでしょうか。
低身長の場合は、ジャケットのサイズ感がとても重要なポイントとなります。
ぴったり合ったサイズなら、身長の低さをそんなには感じさせないものです。
それとは逆に、大きめのジャケットを着用すると、着られている感が強くなり身長の低さが目立ってしまいます。
着丈も同様です。
着丈が長いと、実際の身長よりも低く見られる可能性が生じます。
着丈や胴回り、袖が自分の身長に合ってないと感じたなら、仕立て直しを依頼するようにしましょう。
ジャケットは活躍する場面の多いアウターです。
妥協せずに、しっかりとマッチしたものを選ぶのが大事です。
また、ジャケットだけ身長に合わせるのではなく、ボトムスやインナーにも気を配りましょう。
できるだけすっきりしたシルエットになるよう、コーディネートするのが基本です。
テーラードジャケットの着丈と身長の関係とは
テーラードジャケットは、スーツと同じようなシルエットをしたジャケットです。
そのため、着丈と身長の関係はスーツをもとに考えることができます。
もし既にジャストサイズのスーツを所有しているのなら、同じ着丈のものを選ぶとよいでしょう。
ショップで購入するとき、自分の身長と所有しているスーツの着丈を伝えれば、買い物も容易です。
そういったスーツが無い場合は、次のような算出方法が参考になります。
(身長-25センチメートル)÷2-1センチメートル
これで出された数値は、テーラードジャケットの着丈にも応用可能です。
また、テーラードジャケットを実際に着用した際に、ヒップラインの上くらいの長さが丁度よい着丈となります。
前から見て判断する方法としては、ベルトを使用するやり方があります。
テーラードジャケットを着て、ボトムスのベルトより少し下くらいの長さが、着丈としてはベストです。
着丈の長いテーラードジャケットは、冗長に見えてしまいスマートさに欠けます。
ボディラインに合った、少し短めの着丈を選ぶのがテーラードジャケットを着こなす秘訣だと言えるでしょう。
ダウンジャケットは身長に合わせてチョイスしよう!
テーラードジャケットとは違い、ダウンジャケットにはいろいろな着丈のサイズがあります。
ロングコートと同じくらい長いものから、ショート丈のサイズまで、自分の好みとファッションコーディネートに合わせて選ぶことが可能です。
ダウンジャケットのメーカーは、それぞれサイズの基準を設けています。
ダウンジャケットの主な着丈のサイズは、次の5つです。
・ショート丈
・レギュラー丈
・ハーフ丈
・ミドル丈
・ロング丈
ただし、これらはきっちりと分けられていることは少なく、着用する人の身長によって変化します。
たとえば着丈66センチメートルのダウンジャケットは、身長170センチメートルの人にはレギュラー丈寄りのサイズとなります。
ところが同じダウンジャケットを身長180センチメートルの人が着ると、ショート丈サイズとなるわけです。
このように、ショート丈サイズのダウンジャケットという表示があっても、身長によっては違うサイズとなってしまいます。
ドレッシーに見せたいならロング丈を、スポーティーに決めたいならショート丈のダウンジャケットがおすすめです。
自分の身長を考慮し、着丈とサイズを選ぶようにしましょう。
デニムジャケットは着丈の短いものがおすすめ!
デニムジャケットは頑丈で、ストリートで着るにはもってこいのアウターです。
見た目にワイルド感があり、タフなイメージを演出するにはぴったりなジャケットだと言うことができます。
デニムジャケットのコーディネートの基本は、タイト感をいかに出すかという点にあります。
細身のものを選び、すっきりとしたシルエットになるよう着こなしましょう。
また、着丈は短めのものがおすすめです。
着丈の長いデニムジャケットは、少しぼんやりした印象を与えます。
デニムジャケットは短かめのものにし、インナーをロングにするとバランスがよく、メリハリも出ておしゃれです。
身長の高い人がこのコーディネートをおこなうと、脚がさらに長く見えます。
また、実際よりも背が高く見えるので、身長の低い人にもぴったりです。
インナーは白いTシャツか、カットソーが似合います。
特にボトムスもデニムの場合は、白いインナーが引き立つものです。
ボーダーTシャツは応用範囲の広いインナーですが、細めのシルエットでこそ真価を発揮します。
タイト感のある着こなしをしていれば、ボーダーTシャツをより活かすことができるでしょう。
ミリタリージャケットで大事なのはサイズ感!
ミリタリージャケットは、空軍や陸軍、海軍が用途に合わせて製造しているので、それぞれのベストな着丈も違ってきます。
フライトジャケットでもあるA-1は、操縦の邪魔にならないようショート丈ですし、フィールドジャケットであるモッズコート(M-51)は、少し長めのサイズが機能的にぴったりです。
A-1はライダースジャケットのように、腰上で着るスタイルが主流で、モッズコートは太ももの中間までのサイズが人気となっています。
A-1のベストな着丈は見て分かりますが、問題はモッズコートです。
モッズコートは大きめに作られていることが多いので、場合によっては着られている感が強くなってしまいます。
平均身長のメンズの場合、モッズコートの長さは身長から80センチを引いたくらいがベストです。
身長が平均よりも低ければもう少し短くなりますし、高身長なら長くなります。
自分の身長に合ったサイズ感の、モッズコートを選ぶようにしましょう。
ミリタリージャケットの色はカーキが基本です。
ラフなイメージが強いジャケットなので、ボトムスはきれいめのものを合わせるのがおすすめです。
黒いスキニーなどをコーディネートし、野暮ったさを軽減するバランスがとれます。
身長に合った着丈のジャケットを選ぶようにしよう!
メンズジャケットはコーディネートの中心になるものなので、慎重に選ぶ必要があります。
ショップに並んでいるものを適当にチョイスするのではなく、しっかりと自分の身長に合ったものを購入しましょう。
ベストな着丈はジャケットごとに違います。
今回の記事を参考にして、ジャケットの用途に合った着丈のものを選び、自身のファッションコーディネートに活かしてみてください。