季節の変わり目に何かとお世話になることが多いコートは、生地や丈、色合いなどの選び方が重要です。
頻繁に買いかえることがない分、万能に使えるお気に入りのコートをきちんと選びたいものですよね。
今回は、おすすめのコートの選び方などについてご紹介していきます。
コートをおすすめする理由とは?
コートは一枚あると、秋冬のコーディネートが助かるファッションアイテムの一つです。
一度コートを使うと、その必要性をとても感じることと思います。
しかし、コートの価格は一着が数万円と高く、トップスやボトムスのように頻繁に買い換えることは少ないアイテムの一つです。
そのため、最初のコート選びがとても大切になってきます。
自分の持っている洋服や生活スタイルにきちんと合うコートを選ぶことで、一枚のコートがとても着回しの利く、万能なおすすめコートとなるでしょう。
一枚のコートが担う役割は意外に色々とあるのです。
防寒着としてだけではなく、ほこりよけや汚れ防止、またコーディネートの一部として使います。
このことから、コートは色々なシーンに使える定番のものを選ぶと、とても便利です。
購入しようと考えたら、その前に一度、どのようなコートの色などがぴったりなのかを考えてみることをおすすめします。
コートを選ぶ時のおすすめポイント
コートはどれも同じと思っている方もいるのではないでしょうか。
防寒用として、ただ単に上から着るだけという考えであれば、もったいないです。
コートは一番上に着るものなので、そのコートの色や丈、形によって第一印象も変わります。
そして、そのバランスによってはセンスが良く見えたり、見えなかったりするものなのです。
せっかくコートを選ぶのですから、その点を意識してコート選びをされることをおすすめします。
例えば、女性らしい可愛いファッションが多い方が、コートだけスタイリッシュにするとバランスが取れません。
またその逆に、普段カジュアルなファッションが多い方に、可愛らしいコートも違和感があります。
このように、自分の持っている洋服の雰囲気や好みをきちんと把握し、どのようなコートが合うのかを客観的に判断することがコーデでは求められます。
コートはその形や色で、イメージがガラリと変わるのです。
コートの色選びのおすすめポイントとは
コートの色選びもとても大切なポイントの一つです。
定番コートとして長く着たい方には、印象が強すぎる色は避けた方が無難と言えるでしょう。
落ち着いた色のネイビーやベージュ、ブラックなどの色は、どのようなファッションにも合わせやすいため、使い勝手のよいコートとしておすすめします。
緑や赤、黄色などの純色、または柄物ですとインパクトが強く、見飽きてしまうこともあります。
このようなコートは、二枚目、三枚目のコート選びの際に、遊び心のあるコートとして購入するにはよいでしょう。
ネイビー、ベージュ、ブラックといった色は癖がありません。
ファッションの邪魔をする色ではないため、コートに服を合わせるという心配もいりません。
定番のコートが一着あると、気温差に悩む時などにとても役立ち、安心感をもたらしてくれますよ。
コートの色が決まれば機能性をチェックしよう
自分の持っている洋服に合わせやすいコートの色が決まれば、次はコートの機能性について考えてみましょう。
一見、どれも同じように見えるコートですが、細かく見ていくと、コートによってそれぞれ特徴があります。
例えば、寒い秋冬に着るコートには裏地が付いているコートがほとんどです。
暖かくなってくる春のコートには裏地がついていないことが多いのです。
また、秋のコートには、ライナーが付いているものがあります。
寒さによって、そのライナーを取り外すことができるため、とても便利です。
さらに、ベルトが付いているコートは、そのベルトを使ってリボン結びにしたりとコートに表情をつけることができます。
このように、季節によって裏地がついていたり、ついていなかったり、またベルトがある、ない、によって、着心地や雰囲気も変わってきます。
春と秋のコートを一緒に着たいという方は、秋にコートを選ぶことをおすすめします。
なぜなら、ライナーが付いているものが多く、寒さ調節もでき、春はライナーを取り外して着ることができます。
春はコートの色が薄めになりますが、ベージュやネイビーであれば春でも着れますのでおすすめですよ。
コートの素材で季節感をお洒落に表現しよう!
コートは色やデザイン、機能性の他にも、コートの生地に使用する素材によっても、コートを着た時の雰囲気が変わってきます。
春秋はコットン素材が多くなります。
さらに春は暖かくなる季節に清涼感を出すため、コットンやリネンを使った素材のコートが出てきます。
リネンはその素材のもつ自然の繊維の特性から、シワになりやすいという特徴があります。
しかし、コットンとリネンを混合することにより、そのシワが軽減されるため、シワを気になさる方にもおすすめです。
一方、冬になると素材の種類もぐんと増えてきます。
ウールやカシミア、アンゴラ、ツイードなどがあります。
高級感を求める方には、光沢感や軽さがある、カシミアやアンゴラ素材がおすすめです。
しかし、どちらの素材もデリケートな素材のため、取り扱いには注意が必要です。
取り扱いやすさを求める方は、カシミアやアンゴラ100%ではなく、ウールやポリエステルなどの素材が混合されたコートもよいでしょう。
ツイードは生地も厚く温かく、素材の見ためも可愛いらしいのが特徴です。
その素材の特徴から、カジュアルなファッション向き素材といえます。
コートを選ぶ際には、色やデザインに加えて、素材でお洒落を楽しむこともおすすめです。
コートでおすすめする色には理由があります
コートの色選びに迷った末、それでも決めかねるという方にはベージュかネイビーの色をおすすめしたいと思います。
なぜベージュかネイビーなのでしょう。
それには理由があります。
例えば、黒のコートであれば、はっきりした色で格好良いイメージになりますよね。
しかし、コートの中に着ている洋服が黒っぽい洋服の場合、全体的に暗いトーンにまとまってしまいます。
そこに明るさを足すのであれば、ストールやマフラー、アクセサリーと色々と考えることが出てきます。
普段から黒系のファッションがお好きな方には、黒のコートはおすすめですよ。
また明るい原色のコートであれば、中に着る洋服の色を気にする必要が出てきます。
毎回、中の洋服とコートとのバランスを考えるのも大変なものです。
そのような点においては、ベージュやネイビーの色は、最初のコートとして押さえておくと、とても便利な色です。
ベージュやネイビーですと、中の洋服が黒でも、また白でも、柄が入っていたとしても、全体的に綺麗にまとめてくれる万能な色と言えるでしょう。
ネイビーも黒とは違い少し明るさがありますので、そういった点でも全体的にトーンが暗くなりすぎないというメリットもあります。
いつも気軽に着れるコートを選ぶなら、まずは、どんな服装にも合わせやすい色を選ぶことをおすすめします。
コートは冷静に選ぼう!
洋服選びはとても楽しく、つい一目惚れで買ってしまうこともあると思います。
しかし、コートを選ぶ時には一目惚れというよりは、長く、また幅広く使えるコートになるのかどうかを冷静に考えることが大切になってきます。
おすすめした色やデザイン、機能性などを参考にぜひ素敵なコートを選んで下さいね。