スーツやスカートと比べても、長期間着用する事が多い衣服がコートです。
ワンシーズンに着る機会は少なくても、数年間、場合によっては10年以上利用することもあります。
長年着続けるためにも、縫製がしっかりとしていて飽きのない良いコートを選びたいですね。
そこで選択の一つとしてあげられるのが、オーダーメイドコートです。
東京には、どんなオーダーメイド専門店があるのでしょうか。
そして、どんな方法でオーダーすれば良いのでしょうか。
長年利用する良いコートはオーダーで
皆さんは、コートをどうやって入手しますか。
長期にわたって良い品質のコートを着用するか、または流行に合わせて購入と処分を繰り返すかによっても違ってくると思います。
流行に合わせて購入し、合わなくなったらリサイクルやリメイクする人は、あまり高額なものを選択しないかもしれません。
しかし、アウターのコートはスカートやスーツと異なり、年齢や流行に合わせて変えなくても問題ないものです。
そのため、同じものを数年、または10年以上利用する人もいます。
特に、通勤やフォーマル、正装の時のコートは流行に左右されないため、長期利用したいものになります。
流行の柄や色、形だからと低額のものを購入すると、飽きてしまったり、そもそもの縫製が良くないこともあります。
生地の素材や縫い方がいい加減だと、ほつれてしまって見栄えが悪くなってしまいます。
そこで、体型変化が少ない成人であれば、良いコートを一枚入手することをおすすめします。
しかし、良いものになるとそれなりに高額になります。
せっかく高額なものを入手するなら、自分のサイズや好みに合ったものをチョイスしてみたいと思いませんか。
自分のサイズや好みに合ったコートを選ぶときに利用できるのが、オーダーメイドです。
今回は、東京でコートのオーダーメイドをお願いできるお店をご紹介しましょう。
東京のスーツ専門店でコートのオーダー
コートを入手するための方法の一つに、百貨店や専門店で購入する方法があります。
しかし、サイズや生地、柄によって自分好みのものや自分にピッタリのサイズがないこともあります。
そこで、購入するよりも少しだけ割高になりますが、オーダーでコートを作ることもできます。
誰でも気軽にお願いできるお店としては、スーツ専門のチェーン店でお願いする方法があります。
スーツ専門ですが、コートのオーダーメイドをお願いすることもできます。
スーツ専門店の例をあげていくと、スーツのSADA・DANKAN・スーツセレクトといったショップがあります。
また、東京の新宿や池袋、渋谷にはコートのオーダーメイドをお願いすることができるスーツの専門店が複数あります。
たくさんの生地やデザイン・価格から、自分にあった一品を選ぶことができます。
お店によって所有している生地が異なりますので、色々なお店に行って探してみましょう。
東京でレディースコートのオーダー専門店
チェーン店の中には、メンズのスーツ専門店もありますが、女性のオーダーメイド専門店もあります。
紳士服のオーダーメイドで有名なSADAや銀座山形屋、銀座花菱には、レディースオーダーの専門部門もあります。
山形屋ではレディースオーダーのミスターナというブランドがあり、コートの他にスーツ、ジャケット、スカート、シャツと多種にわたるオーダーをお願いすることができます。
仕事先で恥ずかしくない服を用意したい、サイズに合った服がなかなか見つからない、という女性にはおすすめです。
レディースショップを展開している花菱もレディースオーダーに定評があり、ここぞという時の勝負服にはおすすめのお店になります。
コートのオーダーも請け負っていますので、ぜひご利用ください。
他にも、完全レディースオーダー専門のSignatureや、東京都内だけではなく全国展開しているonlyと、レディースオーダーを専門でお願いするお店がたくさんあります。
女性であれば、メンズ中心のお店とは異なるスキルや気遣いなどがあるレディースオーダー専門店でコートをお願いするのが安心ですね。
東京都内の生地専門店でコートをオーダー
手芸用品や生地の専門店によっては、生地の販売だけでなく服のオーダーメイドも請け負っていることがあります。
全国展開している手芸専門店のユザワヤでは、以前はコートやスーツのオーダーメイドも請け負っていました。
しかし、全国のどのお店でも請け負っているわけではなく、東京の蒲田・吉祥寺・御徒町など一部の店舗で紳士服のオーダーメイドをお願いできます。
もちろん紳士用スーツの他にコートもお願いすることができますし、百貨店よりもリーズナブルな価格でお願いすることができます。
少し贅沢な一点もののコートをオーダーできるお店としては、馬喰町の孝富があります。
被服系大学やファッション専門学校で教壇に立つプロ御用達の生地専門店の孝富では、仮縫い付きの本格的なオーダーコートが作れます。
生地もリーズナブルなものから、海外ブランドまであります。
コートのオーダーは、1着90,000円以上と高額になりますが、作業は丁寧で長期にわたって着用できるしっかりとしたものが仕上がります。
海外ブランドの生地でオーダーコートをお願いすると、自分だけのオリジナル一点ものです。
孝富は、新宿の京王百貨店内にレディースオーダーの専門店もあります。
本当に良い物をお求めの方におすすめのお店です。
コート生地を購入してオーダーコートを手作り
オーダーメイドのコートをお願いできるお店を色々とご紹介しましたが、それでも気に入ったものがないという時には、自分で手作りしてみませんか。
コートを自分で作れるということに驚かれるかもしれません。
裁縫が得意でワンピースやブラウスを縫った経験があれば、もう少し頑張ってみるとコートも手作りできます。
基本的にコートの作り方は、ブラウスやシャツ、ジャケットと同じです。
フード付きのコートはパーカーとほぼ同じ工程で作ることができます。
違いは、コート生地が厚いため、ミシンに厚地用のモードが必要なことと、裏地を付ける場合はボディと呼ばれる人台が必要なことです。
生地が厚いため、家庭用のミシンではボタンホールが難しいこともあります。
また、表地の裏側に身返しという部分が必要になるため、表地を少し多めに用意することも大切です。
普段からバッグやスカートを縫っている人や、ブラウスを縫ったことがある人なら、手作りコートの型紙を探してみましょう。
型紙通りに作れば、自分で気に入ったコートを縫うことも可能です。
東京近郊には、コートを縫うための生地を扱っている手芸店や生地店もたくさんあります。
浅草橋の孝富や新宿のオカダヤ、関係者でなくても購入できる新宿の文化学園内の購買部で取り扱っています。
他にも日暮里の生地問屋に行くと、リーズナブルな価格で扱っているお店もあります。
ウールのコート地を購入する時は、地直しの方法を教えてもらえるお店もあります。
また、ボタン選び、ボタンホール作りをお願いできるかも確認してみましょう。
お店によっては生地の地直しもお願いできます。
自分で作ると、オーダーするよりも縫製代を節約することができます。
夏から縫い始めれば、冬には自分だけのオリジナルオーダーコートが出来上がります。
挑戦してみてください。
東京でコートのオーダーができる個人のお店
「手作りするのは難しいけれど、自分が選んだ生地でコートを作りたい」という人はいませんか。
生地を販売しているお店の中には、購入した生地から希望する衣服を作り上げてもらえるお店もあります。
また、東京には個人でオーダーメイドの服を作ってもらえるお店もあります。
東京都内には、大手のチェーン店の他に個人でメンズやレディースのコートやジャケット、ドレスのオーダーメイドを受けています。
個人のお店は、チェーン店と比較すると少し割高になりますが、持ち込みの生地でお好みの服を作ってくれるお店もあります。
また、オーダーする人の体にあった人台を作成し、その人の体にぴったりあった服をオーダーメイドすることができます。
割高である分、丁寧でしっかりとした服が出来上がります。
さらに、レディースのオーダーメイド専門店は、メンズのチェーン店ではできない、女性特有の体型に合わせたスキルを持っています。
女性の体型変化に合わせたゆとりの入れ方や、立体的な体に合わせたデザイン作りなどは、レディース専門店ならではのスキルです。
個人のお店はネットで情報を検索しても良いですし、電話帳検索サイトで探すこともできます。
口コミや、自分の目で探したいという人は、直接お店を探す方法もあります。
六本木や青山、目黒など、東京都内にはたくさんのお店がありますので、街歩きの時に見つけたら立ち寄ってみましょう。
コートのオーダーができる東京のお店
東京都内では、色々な形で自分好みのコートをオーダーでお願いすることができます。
長年利用することができる良いコートは、年齢や流行に左右されることがありません。
フォーマルや仕事で利用できる良いコートは、1着あると便利です。
体型の変化が少ない大人になったら、ぜひ1着、オーダーメイドでコートを作ってみましょう。