縦のラインが細見え効果を生み、大人っぽい印象を与えてくれるストライプ柄。
ジャケットスタイルにストライプアイテムを合わせた着こなしが大人お洒落だと、メンズコーデで注目を集めています。
ストライプジャケットはもちろん、シャツにボトムス、ネクタイとストライプアイテムを合わせることでメンズコートに大人っぽさが加わります。
今回は、そのようなジャケットにストライプアイテムを合わせた大人の着こなしをご紹介します。
ジャケットに合わせてお洒落な着こなしとなるストライプとは
今回は、メンズコーデにおけるジャケットとストライプアイテムを合わせた着こなしをご紹介します。
まずは、今回のキーワードとなる「ストライプ」についてお話をしておきましょう。
ストライプとは、地の色と異なる色味のラインを走らせた模様のことで「縞模様」を指して使われます。
ストライプの中にも、地の色を含めて2色使いのシンプルなものや、それ以上の色を使ったものなど様々なバリエーションがあります。
様々ある柄の中でも、シンプルで飽きのこないものだと言えるでしょう。
本来の「ストライプ」という単語は「縦縞」「横縞」「斜め縞」の全てを指して使うのですが、日本のファッションシーンにおいては主に縦縞で細い縞模様ものに使われることが多いようです。
なお、横縞のものを指す場合には「ボーダー」という言葉が使われます。
これも日本のファッションシーン特有のようで、本来は横のストライプなのですね。
縁と平行に付けられた縁取り柄をボーダーとすることがあり、ここからの誤用と考えられています。
ストライプとの明確な区別においては、実にわかりやすい使い分けとも言えますね。
お洒落な着こなしに使われるストライプの種類
前項ではストライプについてご紹介しました。
それでは、ジャケットと合わせてお洒落な着こなしに仕上げるストライプにはどのような種類があるのでしょうか。
実は非常に多くの種類が存在するのですが、ここでは代表的なものを挙げていきます。
【シングルストライプ】
同じ太さの細い線が等間隔で並ぶのがシングルストライプで、最も代表的なストライプになります。
【ブロックストライプ】
同じ太さの太い縞が、交互に等間隔で並びます。
【ロンドンストライプ】
ブロックストライプの縞が5ミリ程度と細いバージョンです。
【チョークストライプ】
紺や黒などの濃いめの生地に、チョークで描いたような縞が入るものが多いです。
縞の輪郭は少しぼやけ、やや太めの縞になります。
【ペンシルストライプ】
名前の通りに鉛筆で描いたような太さの縞になります。
チョークストライプよりも細いですね。
【ピンストライプ】
ピンが並んでいるように小さな点で作った線の縞模様です。
その他に、細い線のものをピンストライプと称することもあります。
スーツなどにはピンストライプが最もよく使われます。
【オルタネートストライプ】
2種類の縞模様または2種類の異なるカラーの縞を交互に配置したものです。
【マルチカラーストライプ】
3色以上のカラーを使ったストライプになります。
【ダブルストライプ】
2本セットの線が配置されたストライプです。
3本セットの「トリプルストライプ」もあります。
【シックススンストライプ】
ダブルストライプの線の太さが異なる組み合わせになります。
【カスケードストライプ】
線の太さが少しずつ細くなっていくストライプです。
【レジメンタルストライプ】
基本的には青地に緑や茶で作られる、イギリスの軍旗から生まれたストライプになります。
ネクタイの斜め縞などでよく見かけますね。
以上、ファッションシーンではこれらを知っておくと良いでしょう。
ジャケットにストライプアイテムを合わせた着こなしで知的な印象に
ジャケットにストライプアイテムを合わせた着こなしをすることによって、お洒落見えすることはもちろんですが他にも好印象を与えてくれます。
まず、ストライプの縦ラインという特徴から、細見え効果があります。
体形が少し気になるようでしたら、ストライプアイテムはおすすめです。
また、スタイリッシュなイメージからシュッとした印象も与えてくれるので、大人っぽい印象もあります。
これ以外にも「誠実」「清潔」といったイメージもあるようです。
そして、最も嬉しい印象が、何と言っても知的な感じを与えてくれることではないでしょうか。
例えば、ブルー地に白の細いストライプが入るシャツの場合には「清潔感」や「冷静さ」、「誠実」、「信頼」という印象を与えてくれます。
スーツやジャケットなどと合わせた着こなしをするビジネスシーンでは、非常に有効的に印象付けをしてくれますね。
これはジャケットでも同じ効果はあるものの、ジャケットの場合には悪目立ちしてしまう恐れがありますのでシックな色味にする必要があります。
また、パンツにストライプを合わせると、非常にスタイリッシュで知的なできる男の印象になります。
この場合にもジャケット同様に、さりげなく合わせる必要があります。
ネクタイなどには太いストライプが入ると、決断力と実行力を強めることが出来ます。
このように、ストライプには素敵な印象を与えることができ、アイテム次第ではそれ以上の効果を得ることもできるのです。
セットアップジャケットにストライプを合わせた着こなし!
それでは、おすすめとなる「ジャケットにストライプアイテムを合わせた着こなし」をご紹介しましょう。
最初にご紹介するのは、セットアップスーツにストライプの入ったコーデです。
ここではアイテムとなるネクタイにも、ストライプを合わせて少しにぎやかなコーデにしてみます。
【スリーピース(ストライプ)×ネクタイ(ストライプ)】
・トップス 紺地に白のピンストライプが入るスリーピースジャケット
・ボトムス 同セットアップパンツ
・インナー 白のワイシャツ
・アイテム 同セットアップベスト、レジメンタルストライプのネクタイ
・足元 黒の靴下に黒の革靴
基本となるのは、紺地に白のピンストライプが入るスリーピースになります。
インナーとして合わせる、清潔感に真面目さを感じさせてくれる白のワイシャツが映えますね。
アイテムとして合わせるネクタイは、同系色となるブルー地にレジメンタルストライプが入るものになります。
真面目そうですが、一方で地味な印象にもなりかねない紺のスリーピースに、白のピンストライプとネクタイのレジメンタルストライプがお洒落に遊び心を加えてくれます。
これだけでもグッとスタイリッシュになり、できる男という印象が強まりますね。
足元は、黒の靴下に黒の革靴で大人コーデにまとめましょう。
グレーのストライプシャツにジャケットをカジュアルな着こなしで!
続いてご紹介する、「ジャケットにストライプアイテムを合わせた着こなし」は大人カジュアルなコーデになります。
ここでストライプを取り入れるアイテムは、グレーのストライプシャツです。
ビジネスコーデでの爽やかさも良いですが、大人カジュアルな爽やかさも追及してみましょう。
【チノパンに合わせた大人の休日コーデ】
・トップス ネイビーのテーラードジャケット
・ボトムス カーキのチノパン
・インナー グレー地に白のペンシルストライプシャツ
・足元 白の靴下にブラウンのローファー
インナーとなるグレー地に白のペンシルストライプが走るシャツを、ボトムスのカーキのチノパンにきちんとタックインして大人らしく上品に合わせます。
ここではきちんとした感じに加えて、爽やかで明るい印象になります。
ジャケットはきちんとあわせますが、袖を一回ロールアップしてこなれた感じを付けてみましょう。
真面目さだけではなくスタイリッシュな印象が素敵ですね。
足元は、白の靴下にブラウンのローファーできちんと系カジュアルでコーデを締めます。
硬すぎないけどラフ過ぎない、大人メンズの洒落た休日コーデが完成します。
グレー地に白のピンストライプパンツでさりげなさを
最後にご紹介する「ジャケットにストライプアイテムを合わせた着こなし」は、ストライプパンツのコーデになります。
ここでストライプを取り入れるアイテムは、パンツです。
近くで見るとわかるくらいの、さりげなさを取りいれてみましょう。
【グレーのストライプパンツでさりげなくきめる】
・トップス ネイビーのジャケット
・インナー 淡いブルーのワイシャツ
・ボトムス グレー地に白のピンストライプが入るパンツ
・アイテム レジメンタルストライプのネクタイ
・足元 グレーの靴下にブラウンの革靴
淡いブルーのワイシャツを、ボトムスとなるグレー地に白のピンストライプが入るパンツにしっかりとタックインして、大人上品に合わせます。
爽やかな印象が真っ先にあらわれますが、近づいてみるとボトムスのピンストライプが上品な大人コーデへと傾けてくれます。
首元にはレジメンタルストライプのネクタイをお洒落に合わせます。
爽やかな印象の淡いブルーにもレジメンタルストライプのネクタイは非常に映えますね。
ネイビーのジャケットが、上品さと爽やかさそのままにぐっとコーデを締めてくれます。
足元はグレーの靴下にブラウンの革靴でビジネス使用のしっかり感でコーデを締めます。
「上品で爽やか!」といった印象を受ける男のお洒落コーデが完成します。
ジャケットとストライプアイテムでコーデの幅を広げよう!
今回、ジャケットにストライプアイテムを合わせるメンズコーデをご紹介しました。
ストライプ柄は、様々な好印象を与えてくれる優秀アイテムなのです。
ジャケットはもちろん、シャツ、ネクタイ、パンツと様々なストライプアイテムを駆使することで男のお洒落を随分と広げることが可能です。
このジャケットにストライプアイテムを合わせるコーデを取りいれて、お洒落コーデの幅を広げてみるのはいかがでしょうか。