女性だからこそ楽しめる服といえば、ワンピースやスカート。
しかし、年齢と共に微妙に体のラインが変化するため、今までの着こなしではしっくりしなくなってくるのもこれらの服の特徴です。
そんな時に頼もしい助っ人となってくれるのが、レギンスです。
色や素材、丈など、洋服に合わせて上手に組み合わせることで、こなれたコーデを楽しむことができるアイテムです。
ここでは、体のシルエットが変わり始める50代の方々に向けた、レギンスコーデをご紹介します。
うっかりやりがち!レギンスコーデ今昔
レギンスが日本において一般的になったのは、2006年ごろといわれます。
日本でいう「ももひき」に近い役割を持つレギンスは、カジュアルウェアとして大流行しました。
当時は、お尻が隠れるチュニックにひざ下丈のレギンスを合わせたコーデが流行していましたね。
短めのレギンスの裾をクシャっとさせた着こなしの流行に、記憶がある方もいるでしょう。
ひざ下あたりからの足のラインが強調されますので、脚線美に自信のある方にとっては嬉しいコーデです。
しかし、流行は日々変遷しています。
当時の流行の着こなしをそのままやってしまうと、今ではかなり古臭く見えてしまいますよね。
ここ最近再び流行し始めたレギンスは、当時のものに比べて、素材、色、丈など非常にバラエティに富んでいます。
若い方から50代以上の方までよく見かける着こなしが、ワンピースとのコーデでしょう。
特に、生足を出したくない方、年齢的に冷えや皮膚の乾燥、見た目が気になる方にとって、レギンスは非常に優秀な働きをしてくれるのです。
50代向けのレギンスをご紹介!
女性の体は変化を受け続けるものだといえます。
特に50代は、女性にとって体も心も大きく変化する時期に当たります。
それは、女性ホルモンのエストロゲンが減少することでホルモンバランスが乱れるためです。
ホルモンバランスの乱れによる体調変化は、個人差はありますが様々な症状が出るといわれます。
また、エネルギーを消費する力、つまり代謝も低下していきますので、体型の変化などが気になる方も増えてきます。
身体的にも精神的にも揺らぎやすいデリケートな時ですので、お洒落は楽にできて心地よい着心地のものをおすすめします。
体の中でも特に下半身を覆うレギンスですから、生地の触感や厚みにこだわり、圧迫感がありすぎない心地よいものを選びましょう。
そのほか、着圧効果、保温効果、冷感効果など、様々な機能が備わったレギンスが登場しています。
自分に合ったものを選びたいですね。
50代女性にピッタリのレギンスコーデを見ていきましょう。
50代におすすめ!レギンス+ワンピースのコーデ!
ワンピースは様々な表情を持つアイテムで、カジュアルにもフォーマルにも使うことができ、素材を選べば一年中楽しめます。
体に沿うデザインのもの、ふんわりとしたシルエットのもの、シャツ風なものなど、選ぶデザインによって印象ががらりと変わります。
若い世代の魅力も、50代の大人の女性の魅力も、どちらも引き出してくれるアイテムです。
そのまま着ても素敵ですが、レギンスとのコーデで、がらりと表情が変わります。
例えば、リネンのシンプルなAライン白ワンピースに黒いレギンスを合わせれば、足元の印象が引き締まり、大人っぽい印象になります。
ブラックのワンピースにグレーのレギンスを合わせると、ブラックの印象が少し柔らかくなります。
ウエストをベルトなどでマークすると、きりっとした印象に仕上がりますよ。
レギンスをワンピースに合わせる際には、靴の色を合わせるとまとまりが出ます。
スニーカーでカジュアルに、パンプスできちんと、といった風に、小物で印象を変えても楽しいです。
ワンピースの丈は、ひざ下丈以上、足首がギリギリ見えるくらいまでのロング丈をおすすめします!
スカートにもレギンス!コーデのポイントは肌見せ
レギンスは、スカートとのコーデも相性抜群です。
合わせるスカート丈は、ミドル~ロング丈がより合います。
ワンピース同様、スカートはそのまま履いても良いのです。
しかし、50代の女性にとって、生足、ストッキング、タイツでは何となくあか抜けないということも起こり得ます。
そんな時に、レギンスが活躍してくれます。
レギンスの魅力の一つとして、絶妙な肌見せが可能であることが挙げられます。
タイツでは隠れてしまう足の甲を、レギンスならば見せることができます。
肌がほんの少し見えることで、軽やかで若々しい効果が生まれるのです。
例えばドットや花柄など、可憐な柄の入ったスカートには、黒いレギンスを合わせてみましょう。
大人のきりっとした雰囲気を演出でき、足元の引き締め効果も生まれます。
そのままでは挑戦しにくい印象の、透け感のある生地やレース地のスカートには、ぜひレギンスを合わせてください。
レギンスを合わせることで、成熟した女性が身に付けてこその、大人の魅力が生まれます。
履くことで細見え効果も!レギンスの色選びポイント
レギンスは、ご自身の足にぴったりと寄り添うアイテムです。
適した色を選ぶことによって、50代女性の着こなしに様々な効果を期待することができます。
よく使われる色でもある黒は、何といっても引き締め効果が抜群です。
ふんわりしたアイテム、白などの膨張色を身に付ける時に合わせると、全体の印象を引き締めて見せる効果が期待できます。
グレーのレギンスは、柔らかな印象を作るのが得意です。
シンプルなレギンスでも良いのですが、スリット入りだとシャープな印象、裾がフリルになっているものは可憐な印象に仕上げます。
冬場には、リブ素材のレギンスを使ってみましょう。
リブの効果で、足を長くほっそりと見せてくれます。
レギンスを使う際には、足の甲を見せることをおすすめします。
ほんの少し肌を見せることで、すっきりとした印象を与えます。
レギンスには、黒やグレーのほかにも、白やベージュなどの商品もあります。
これらの色も使い方によってはこなれ感が生まれるのですが、膨張して見える色でもあり難易度高めです。
50代の女性には、大人っぽさと引き締め感を生み出す、黒やグレーなどの引き締めカラーのコーデがおすすめです。
高機能なレギンスが沢山!50代のお悩み解決レギンスのご紹介
レギンスコーデで体のお悩みが解消できたら、嬉しいですね。
近年、様々な機能を備えたレギンスが誕生しています。
女性の悩みとして多いのが、足のむくみでしょう。
血流は筋肉を付けることや活動量を増やすことによって改善されますが、女性は筋肉量が少ないうえに、50代以降は特に代謝が低下しがちです。
筋肉量が減り、代謝が低下した結果、血液循環が滞り、むくみが発生します。
そんな時におすすめなのが、着圧レギンスです。
ふくらはぎ、ももなどに適度に圧をかけることによって、血液循環を促してくれます。
そのほか、女性に多く聞かれる悩みが、体の冷えでしょう。
冷えは血液循環に関わる症状であり、やはり女性に多く聞かれるお悩みのひとつです。
冷えに悩む方は、ヒートテックレギンス、裏起毛レギンスなどを是非お試しください。
身に付けることで、体からの発熱を逃さず、いつまでも暖かさを保ってくれる心強いアイテムです。
お洒落は無理せず、楽に、心地よく!
いくつになってもおしゃれを楽しみたい、この気持ちはとても大切なことです。
年齢を考えて遠慮することはありません。
むしろ成熟した魅力を活かしたお洒落をどんどん楽しむことが、健康な生活、ハリのある毎日につながります。
お洒落をいつまでも楽しむコツは、手軽に取り組めて心地よいものにすることです。
ご自身の魅力を引き出すコーデを研究しましょう。
その脇役として、今回ご紹介したレギンスたちを是非活躍させてあげてくださいね。