暖かく動きやすいパーカーは非常に便利なアイテムで、ほとんどの方が一枚はお持ちなのではないでしょうか。
ただし、多くの方のその使い道は、部屋着やパジャマかもしれませんね。
もちろん、柔らか素材のパーカーは可愛いので部屋着やパジャマにもピッタリです。
しかし、サイズ感や色味、ポイントを上手におさえて使うことで、お洒落なレディースコーデにも優秀アイテムとして活躍してくれますよ。
今回の主役、レディースコーデで重宝するパーカーとは?
今回は、パーカーを使ったレディースコーデをご紹介していきます。
パーカーとは、簡単にいってしまうと首部分に頭に被せるフードが付いているトップスのことです。
印象的には、トレーナーに特徴となるフードが付いていると考えると分かりやすいかもしれませんね。
また、もう一つの特徴として、お腹部分にポケットが施されている点もあげられます。
もともとは、極寒地域に暮らすイヌイット民族が着ていた衣服で、トナカイやアザラシの皮で作られた防寒着がパーカーの起源とされています。
特徴となるフードやポケットも、防寒のため頭や手を温めることができるように施されたものです。
こちらのパーカーですが、実は正式な名称としては「パーカ(Parka)」になります。
しかし、日本においては通称となる「パーカー」と呼ばれるのが一般的になっていますね。
パーカーに使われる素材には、ナイロン素材やニット素材、スウェット素材、ワッフル素材、コーデュロイ素材など多くの種類があります。
その中でもスウェット素材はポピュラーで、最も着用されているパーカーではないでしょうか。
スウェット素材の肌触りや着やすさから、部屋着やパジャマとして愛用される方も多いようですね。
しかし、カジュアル感が溢れるパーカーは、サイズ感や色味などを上手におさえれば、普段使いのお洒落ファッションアイテムとして重宝する優れものなのです。
サイズ感や素材感!レディースパーカーの種類!
パーカーといっても、いろいろな種類があります。
最もメジャーな種類としては、すっぽりと頭から被るタイプの「プルオーバーパーカー」と、フロント部分のジッパーを開閉して着脱する「ジップパーカー」です。
【プルオーバーパーカー】
パーカーの中でも定番アイテムとなるのが、すっぽりと頭から被るタイプのプルオーバーパーカーですね。
生地の厚さや着丈の長さなどで、多くの種類が存在します。
まずは厚過ぎず薄過ぎず、短過ぎず長過ぎずのオーソドックスなものが、流行などにも左右されることがありませんのでおすすめです。
【ジップパーカー】
フロント部分に施されたジッパーの開閉で着脱するジップパーカーも、プルオーバーパーカーと並ぶ定番アイテムです。
ジッパーによる着脱なので、非常に楽に行えます。
さらッと羽織ったり、アウターの下に着込んだりと、使い回しにも便利です。
このメジャーな2種以外にも、レディース向けパーカーにはお洒落な種類があります。
・短いジッパーが飾りとして施されたお洒落な「ハーフジップパーカー」
・デコルテ見せが女性らしくお洒落な「Vネックパーカー」
・流行のスリットがサイドに映える「スリットパーカー」
・コンパクトなサイズ感がお洒落な「ショートパーカー」
・反対にサイズ感緩めのシルエットを楽しめる「ワイドパーカー」
・一枚でコーデが仕上がる「パーカーワンピース」
このような種類のお洒落なパーカーがたくさんあるのですね。
サイズ感などレディースパーカーを選ぶ際のポイント!
続いて、レディースパーカーを選ぶ際のポイントをご紹介しましょう。
ここでは、前項でご紹介した種類の中で、着心地や使い回しなどに優れた定番のプルオーバーパーカーとジップパーカーを想定しております。
【色味】
プルオーバーパーカーであれば、重ね着など他アイテムとの関連もあるので黒、白、グレーのモノトーンがおすすめです。
特に白は使い回し幅が広いので便利かもしれませんね。
ジップパーカーであればアウターも考えられるので、部屋着感が強く感じるグレーは避けましょう。
オフホワイトやベージュなど、明るいものがおすすめです。
【生地感】
生地としては、厚みのあるスウェット素材がおすすめです。
大切なのはフード部分にペラペラな感じがしないことです。
ここがペラペラしていると野暮ったく、だらしない感じになってしまいます。
また、フード部分にある程度の立体感があると高見えするので、お洒落に感じられますよ。
コットン100パーセントが肌触りも良くおすすめですが、そうでない場合にもなるべくコットン割合の高いものが良いですね。
【サイズ感】
丈感は、腰骨よりも少し上程度のものだと、ボトムスに何を合わせても相性は良いです。
幅的にはジャストサイズが無難ですが、ビッグシルエットのものが非常にお洒落と人気です。
こちらの場合には、ご自身のコーデのイメージで選択するしかないですね。
しかし、ビッグシルエットの場合には、だらしなく見えない工夫が必要になります。
【シンプルデザイン】
大人女性が着用するパーカーの場合には、デザイン性にはあまり奇抜なものはおすすめできません。
ポケットなどもないようなシンプルなものが、カジュアル感を薄めて大人っぽくスマートさを出すことができます。
白のパーカーを使ったおすすめレディースコーデ!
それでは、パーカーを使ったおすすめのレディースコーデをみていきましょう。
最初にご紹介するのは、おすすめの白のパーカーを使ったレディースコーデになります。
【グレーのタイトスカート】
トップスに、サイズ感としてはジャストサイズで、ショート丈の白パーカーを合わせます。
ジャストサイズでショート丈の白いパーカーであればコンパクトにおさまり、細見え脚長見えとスタイルアップ効果が抜群です。
また、白の持つ好印象な感覚が、大人女性を演出してくれますね。
ここに相性の良いグレーのタイトスカートを合わせて、スタイルアップ効果を決定付けしていきます。
足元にはパーカーと合わせた白のスニーカーで、大人女性のカジュアルコーデの完成です。
【スキニー黒ジーンズ】
トップスにはサイズ感抜群のジャストサイズ白パーカーを合わせます。
ボトムスに黒のスキニージーンズを合わせると、スッキリシルエットのお洒落なIラインが生まれますよ。
白黒のモノトーンコーデが絶妙に映えますね。
足元は黒のパンプスで綺麗にまとめ上げましょう。
シンプルな大人レディースコーデが完成します。
白のパーカーにアウターを合わせるレディースコーデ!
続いては、おすすめの白のパーカーにアウターを合わせたお洒落なレディースコーデをご紹介します。
【ベージュのノーカラーコート】
トップスにサイズ感は少し緩めで、ふんわり感のある白パーカーを合わせます。
ボトムスには白に映えるオレンジのロングスカート、アウターにベージュのロング丈ノーカラーコートを合わせたコーデはいかがでしょうか。
白と鮮やかなオレンジの色を、ベージュのロングコートが丁寧に優しく包み込んでくれます。
清楚さ、そして清潔感が際立つ大人女性コーデに仕上がりますね。
ポイントはパーカーのフードをしなやかにコートから出して合わせることです。
ここに女性特有の繊細さと優しさを感じさせてくれます。
足元は白靴下にブラウン系のパンプスを合わせ、同色感を強めて締めましょう。
【Gジャン】
トップスにジャストサイズの白のパーカー、ボトムスには黒のタイトロングスカート、アウターにサイズ感緩めのGジャンを合わせるコーデはいかがでしょう。
お洒落な白黒のIラインシルエットに、緩めのGジャンを合わせることでリラックス感が生まれますね。
Gジャンが白黒しっかりめのコーデを上手にカジュアルダウンしてくれます。
足元もグレーのスニーカーでカジュアルコーデを引き締めましょう。
サイズ感緩めのパーカーをお洒落に取り入れたレディースコーデ!
最後にご紹介するのは、サイズ感緩めのパーカーをお洒落に取り入れたレディースコーデになります。
前述のように、サイズ感緩めのパーカーはお洒落とダサさの諸刃の剣的な部分があります。
ダサさを感じさせないように魅せましょう。
【重ね着スタイル】
緩めのパーカーを合わせるのに不安がある場合には、重ね着・レイヤードコーデをすると失敗しません。
トップスに存在感抜群の黒の緩めのパーカー、ボトムスはグレーのチェック柄ワイドパンツ、アウターにGジャンを合わせてみましょう。
緩めのシルエットがGジャンとも相性良く映えますね。
ここでのポイントも、フードをさりげなくGジャンから出しておくことです。
グレーのチェック柄ワイドパンツの上品感と、カジュアル感が絶妙なお洒落感を醸し出してくれます。
足元は黒のスニーカーでカジュアル感をアップさせて締めましょう。
【アウターとして】
トップスに爽やか清楚な白シャツ、その上にサイズ感緩めの黒パーカーを無造作に羽織ります。
ボトムスは、グレー地に白ストライプのあるワイドパンツを合わせたコーデはいかがでしょう。
パーカーをアウターとして使いこなすお洒落なコーデになります。
モノトーンの色使いに、しっかりイメージの白シャツの効果で上品さが映えますね。
足元は赤のパンプスでアクセントと女性らしさをアップさせます。
これにより上品で大人カジュアル、お洒落なレディースコーデの完成です。
パーカーを合わせたコーデでお洒落の幅を広げよう!
今回、パーカーを取り入れたお洒落なレディースコーデについてご紹介しました。
パーカーは色味やサイズ感など慎重にチョイスをすれば、お洒落なアイテムとしてレディースコーデを華やかにしてくれる優秀アイテムなのです。
パーカーを部屋着やパジャマでくすぶらせていませんか?
着心地の良さはお墨付きのパーカーをお洒落アイテムとして活用し、お洒落の幅を広げていきましょう。