今やすっかりお洒落アイテムとして定着したのがネイルアートですね。
派手目なものからシンプルなものまで、お洒落女子の手足の指先は見事なまでに華やかな装いで溢れています。
そんな中、今人気となっているのがデニムネイル。
ハンドネイルは勿論フットネイルにも見事にフィットして可愛らしさを演出してくれています。
今回、そんなデニムネイル、フットネイルについて少々掘り下げてみましょう。
ネイルには様々な種類がある!
今や女性のお洒落の定番でもある「ネイル」ですが、実に様々な種類が存在します。
よく使われるのが、「マニキュア」「ジェルネイル」「スカルプチュア」などで、耳にしたこともあるのではないでしょうか。
【マニキュア】
ネイルアートがブームとなる以前から施されていたのがこのマニキュアになります。
古くからされていることもあって、ご自身で施すネイルとしては最も多く使われています。
今では「ネイルポリッシュ」と呼ばれることも多いですね。
簡単に使え、除光液で簡単に落とせる手軽さが非常に便利です。
【ジェルネイル】
ジェルネイルはネイルサロンで主流となる手法です。
紫外線で固まる性質があり、それまでは固まらないので初心者でも比較的扱いやすいです。
また、爪表面をジェルでコーティングするので爪の補強にもなります。
専用のリムーバーで簡単に落とせるのも使い勝手の良さですね。
【スカルプチュア】
こちらは上記2つとはやや異なりますが、アクリル樹脂などを使って短い爪を長くする技術のことになります。
仕組みとしては、アクリルリキッドとアクリルパウダーを化学反応で硬化させるもので強度も強くガラスのような艶が特徴的です。
上記は代表的な一例で、これ以外にも様々な種類がネイルには存在します。
ネイルとは実に奥深いのです。
今回ご紹介するフットネイルに施すデニムデザインはジェルネイルを使ったものが主流になります。
実はネイルは曖昧な部分も!フットネイルとは?
前項でネイルアートの代表的な種類をご紹介いたしました。
今回ご紹介する「フットネイルに施すデニムネイル」としていることからもお分かりのように、ネイルにはハンドネイルとフットネイルがあります。
そして少々ややこしいのですが、フットネイルにおいては「ペディキュア」という言葉があり、これがフットネイルを指すものと思われている方も多いようです。
実はこれ間違いなのです。
足の爪のネイルを示す「フットネイル」はサロン用語で、主流であった手の爪との区別をするために生まれたようですね。
そして、この「フットネイル」という中に「ペディキュア」、そして「ジェルネイル」という種類が存在します。
ペディキュアというのは除光液で落とせるネイル、つまりフットネイルのマニキュアになります。
正確にはフットネイルの一種類となるのがペディキュアなのですが、何故だがこの2つが同じ意味で使われてしまうことがあるようです。
この曖昧さは、急速に増えてしまったネイルの種類に呼び方が付いていけていないことから生じているようですね。
以前は手の爪はマニキュア、足の爪はペディキュアという呼び方のみで通用していたのですが、ご存知のようにあれよあれよという間に様々な種類が登場してしまいました。
比較的頻度の少ない足の爪への対応が遅れてしまったということのようです。
これら予備知識を踏まえたうえで、フットネイルに施すデニムネイルについてご紹介してまいりましょう。
フットネイルはジェルデニム!ハンドネイルとはリンク?
「フットネイルとハンドネイルは揃えた方が良いのか?」という疑問があります。
これには人それぞれの個性があり、こうするべきという明確な答えはありませんが揃えた方がベターと思われます。
もしくは、上下でリンクはさせた方が見た感じにはお洒落に映りますね。
上は上、下は下のこだわりが無ければそのようにしてみるのはいかがでしょうか。
下着と同じですね。
ここでは、ハンドネイルにデニム関連のデザインを施したという前提でフットネイルにもデニムネイルを施してまいります。
フットネイルにはジェルネイルがおすすめです。
可愛らしいですし、しっかりと固定してくれるので重宝します。
実は、爪は手の爪より足の爪の方が伸びるのが遅く、また夏よりも冬の方が伸びるのが遅いとされています。
これらから、足の爪のネイルは長持ちするジェルネイルでバシッと施してしまいましょう。
それでは、フットネイルに施すジェルデニムのやり方になります。
基本的には「ベース塗り」「下地塗り」「装飾」の順番になります。
フットネイルにジェルデニムの施し方!これを準備しよう!
さて、フットネイルにジェルでデニムネイルを施すにあたって次のものを準備しましょう。
【ベースに塗るジェル】
ベースにするには色は白が分かりやすくておすすめです。
【ブルー系のカラージェル】
デニム調を表現する基本のカラーになります。
濃淡を考えてお好みのものをお選びください。
また、デニム調にするには光沢などの無いマットコート仕様で仕上げます。
このことを前提としてカラーをお選びください。
【ホワイトジェル】
デニムの装飾で使用します。
マットホワイトがおすすめです。
【スポンジ】
意外かもしれませんが、実はこのスポンジがデニム調を表現するうえで大切なアイテムとなります。
スポンジは、食器洗浄用でもファンデーション用でも構いませんが、目が粗い方がデニム質感は表現しやすいですね。
スポンジは角部分を仕様しますので、小さめのサイズに四角くカットしておきます。
【硬化用ライト】
ジェルを硬化させるために必要なライトになります。
【トップジェル】
こちらは、光沢感の無いマットコート仕様のものを使います。
以上をご用意してください。
フットネイルに施すジェルデニムのベースメイク!
それでは、フットネイルにジェルデニムを施してまいりましょう。
ここでご紹介するのは基本的なものになりますので、これに様々なアレンジを施されますとオリジナリティ溢れるフットネイルを作れます。
1 ベースを塗ります。
こちらは、2度塗りをします。
一度塗ってから仮硬化をさせますが、この時は大まかに塗れていれば大丈夫です。
続いて、ムラが無いように丁寧に二度目のベースを塗って仮硬化させたらベースの完成です。
2 ブルー系のカラージェルを塗ります。
こちらはデニム感をイメージして丁寧に塗りましょう。
イメージ通りに塗り終わったら硬化させます。
これで、デニムネイルのベースメイクは終了になります。
コツを掴んできたら、2のブルー系のカラージェル作業で塗りつぶすのではなく、折角ですのでアレンジを施しましょう。
例えば、真ん中部分に大きく空白を残し、外側からスポンジを使ってグラデーションをかけるようにぼかしていくとデニムのビンテージ感が引き出されて素敵になります。
ジェルデニムに装飾をくわえてフットネイルをよりお洒落に!
前項でフットネイルに施したジェルデニムのベースメイクを施しました。
次に、このベースメイクに装飾をくわえていきましょう。
1 ベースメイクの上にマットホワイトジェルで縦に点線(少し長め)を3本描き入れます。
この線はこの後ぼかし作業を入れますのでラフな感じで大丈夫です。
2 1で描き入れた点線をスポンジの角を使って線に沿う感じでぼかしていきます。
これによって色落ちしたデニムヒゲのイメージが引き出されグッとお洒落になります。
3 同じようにマットホワイト(あれば黄色系でも可)のジェルでベースメイクの周りにステッチ(縫い糸感)を付けていきましょう。
この作業は2のヒゲ加工と併用でも、2又は3の単体使用でも構いません。
親指などの大きな爪の場合には併用するとお洒落な感じがアップしますが、小さな爪ですとごちゃごちゃしてしまいます。
この時に使うのはフレンチブラシが良いでしょう。
穂先がネイルに触れるか触れないか程度の感覚でジェルをそっと置くようなイメージで行うのがポイントになります。
4 これらをライトで硬化させたら、マットタイプのトップコートで仕上げればお洒落なデニムネイルの完成です。
足のネイルの場合、親指以外は小さいので細かい作業は難しくなります。
デニムネイルは親指にしっかりと施し、他の指にはベースメイクのみやデニムと相性の良い比較的簡単なデザインを施すのも良いでしょう。
デニムと相性の良いのは「摺りガラス風」「バンダナ風」「星」「ギンガムチェック」などです。
「摺りガラス風」や「星」などは比較的簡単に施せますね。
フットネイルをビシッと決めて足元からお洒落!
今回フットネイルに施すジェルデニムネイルについてご紹介をしてまいりました。
何気なく施していたネイルですが、実は非常に奥深いものでもあるようですね。
話題のデニムネイルにするもよし、個性を求めて我流にアレンジしていくのもよし、あまり深く考えても仕方ないですから、素直にお洒落を楽しみましょう!