「痩せたせいか、ジーンズのウエストがゆるい…」
このようなことは多々あるようです。
他にもお尻に合わせて買ったらウエストがゆるかった、ということも女性にはありがちですよね。
手直しができれば良いのですが、ジーンズの場合には自分でやるのは結構大変です。
お店に任せると時間がかかることも。
そこで、そんな時に使える便利な方法をご紹介いたします。
そもそもジーンズは縮んだり伸びたりする素材!
ジーンズのウエストがゆるい状態に何故なってしまうのでしょうか。
まずはこのことからご説明いたします。
基本的に、ジーンズは洗うと縮みやすい素材です。
正確に言うと、洗って乾かす時に縮みやすいのですね。
これは裏を返すと、縮みやすい分伸びやすいという性質も兼ね備えているのです。
特にこの「縮む」や「伸びる」の影響を受けやすいのが、ウエスト部分(次いで丈)になります。
日常の着脱で最も負荷が加わることがその最大の理由になります。
また、ジーンズは生地を引っ張ってみると分かりますが、脚の部分は横よりも縦に伸びやすくなっています。
一方、ウエスト部分はその反対で、縦よりも横のほうに伸びやすくなっています。
これはジーンズ生地の性質からそうなるようですが、この性質からウエスト部分は伸びたり縮んだりしてしまうのです。
さらに経年変化とともに、縮みよりも伸びた状態が勝ってしまうようですね。
これらのことから、ジーンズのウエストがゆるくなることは充分に起こり得ることだとご理解ください。
そうは言っても、伸びてしまったらやはり履き心地が悪いのと、ずり落ちてしまわないかと気になって落ち着きません。
しっかりと対策をして気兼ねなくジーンズライフを楽しみたいですよね。
ジーンズのゆるいウエストの対処法!
さて、ジーンズのゆるいウエストにはどのような対処法があるのでしょうか?
これには、ウエストをつめてしまう完全修理とジーンズに少し手を加える部分修理、ジーンズには全く手を加えない便利アイテムを活用する応急処置があります。
完全修理の場合にはプロである業者さんにお願いするのが確実ですね。
ご自身で施すことも勿論可能ですが、ジーンズ生地はミシンを使わないとなかなか大掛かりな裁縫は難しいという難点もあります。
手縫いの場合には硬いジーンズ生地だとなかなかうまく施せないので、仕上がり感や怪我などを考えるとよほど裁縫上手な方でないとおすすめいたしません。
ここではアイテムを使った、ジーンズには手を加えない応急処置の施し方を中心にご説明させていただきます。
もしそれでも、「やはりジャストサイズにして穿きたい」というお気持ちが強い場合には、完全修理を施しましょう。
完全修理に行く前に、こんな方法があったのかとご参考になれば嬉しいです。
それでは、早速ご紹介してまいりましょう。
まずは、アイテムを使った応急処置からになります。
ジーンズのウエストがゆるい場合の対応策!至極当然のベルト!
至極当然なのですが、ほとんどのジーンズの場合にはベルトループ(ベルト通し)が付いています。
そもそもベルトこそパンツが落ちない為のアイテムなのですから、これを活用しない手はありませんよね。
折角ですから、お洒落なジーンズファッションとしてベルトを取り入れてみませんか?
差し色として程よいカラーリングのベルトを使っても良いですね。
基本的にベルトファッションのポイントとなるのは、足元に合わせる靴になります。
靴とフィットするベルトを着用するだけでまとまりが出てくるので、着こなしのお洒落度はグッとアップします。
靴とフィットするベルトの一つ、まずは素材感です。
ジーンズとマッチする靴といえば、ほとんどの場合スニーカーが定番とされます。
このスニーカーがキャンパス地であれば布製のベルトを合わせる、生地に合皮が使われているスニーカーであれば合皮性のベルトということになります。
迷う場合にはキャンパス地に合皮があしらわれているようなベルトもとてもお洒落ですし、どちらのスニーカーとも相性は抜群ですのでおすすめです。
またパンプスであれば、その製品に合わせて合皮やエナメルなどのベルトが選択肢に並びます。
もし仮に素材でのコーデが今一つであれば、靴の色と合わせるカラーリングコーデにしても良いかもしれませんね。
もとはジーンズのウエストがゆるいことから発生したお悩みだとしても、お洒落なベルトで機能性とファッション性両方を強化しましょう。
ジーンズのウエストに合うベルト!
前項でジーンズのウエストがゆるい場合の対策として、ベルトを活用することをご紹介いたしました。
コーデの方法も前述の通りですが、実際にジーンズのウエストに映えるベルトにはどのようなものがあるのかもご紹介しておきますね。
【無地レザーベルト】
多様性を考えるとあまり凝ったものではなく、無地のレザーベルトがおすすめです。
素材として使われるレザーは、ジーンズ同様に使いこむことで味わい深くなるという点でジーンズのウエストを飾るのにはぴったりです。
ウエストマークとしても使えますし、バックルを角ではなく丸みのあるオーバル型にすると女性らしさが強調されます。
【キャンバスライン ジーンズベルト】
前項でも少し触れましたが、キャンバス地に合皮のラインがお洒落に入っているベルトで、名前の通りジーンズ用に開発されたものです。
勿論、他アイテムにも活用でできますが、キャンバス地に合皮とジーンズとの相性では外すことは無いベルトになります。
【刺繍ベルト】
ジーンズにぴったりなものの一つがこの刺繍ベルトになります。
レザーに施された刺繍がジーンズに可愛くマッチしてくれるので、見た目にも非常にお洒落になります。
可愛らしさとクールさを同時に引き出すことができるのも、この刺繍ベルトの魅力になります。
以上がジーンズに合わせたおすすめのベルト(一例)になります。
しかし、これら以外にもラインストーンベルトなど、ジーンズとの相性がばっちりでお洒落なベルトはたくさんあります。
是非この機会に、ベルトへの新しいこだわりも見つけてみましょう。
ゴムベルトやサスペンダーもジーンズのウエストがゆるい時には便利!
さて、純粋なベルト以外にもジーンズのウエストがゆるい時に役立つアイテムはあります。
こちらはベルトの一種ですが、ゴムベルトをご存知でしょうか?
【ゴムベルト】
通常のベルトとは異なり、ベルトループに装着するだけでジーンズをゴムパンツのように穿きこなせるすぐれものです。
バックルレスで見た目もすっきりとして、着脱時もベルトをいじらなくて済むのが魅力ですね。
このゴムベルトの次のおすすめアイテムとしては、サスペンダーがあります。
【サスペンダー】
こちらのサスペンダーは少々意外かもしれません。
サスペンダーというと子供や男性のイメージが強いのですが、ちゃんとレディース用のお洒落なサスペンダーも存在しています。
サロペットなどからもわかりますようにジーンズとサスペンダーも相性は抜群に良いので、お洒落アイテムとして活用されてみてはいかがでしょう。
片方を外すような使い方はこなれ感があって格好良いですよね。
様々なブランドからお洒落なレディース用サスペンダーが出ております。
ジーンズに合わせたお洒落な逸品を探してみてはいかがでしょうか。
ジーンズのゆるいウエスト応急処置!
ジーンズのウエストがゆるい場合の対処法として、お洒落アイテムを活用したものは前述の通りです。
この他に、知恵袋的な方法もご紹介しておきますね。
ただし、やり方によってはジーンズにダメージを与えてしまいますので、そこはご自身の判断にお任せします。
例えば、ジーンズのベルト部分に2か所の穴を空けてゴムを通すことや洗濯と乾燥を繰り返し行うなども対処法としてあるようです。
しかし、前者の場合はジーンズの生地へダメージを与えることになります。
後者に至っては、修正箇所がウエストに限定できないので全体的な縮みの恐れもありますね。
それぞれ効果はあるようですが、ここではおすすめはいたしません。
ここでは、安全ピンを使った応急処置2つをご紹介いたします。
安全ピンによる穴ダメージはありますが、そこはどうかご了承ください。
一つは、単純にジーンズのウエストの目立たない箇所を安全ピンでたるみを作ってサイズ調整を行うものです。
これはスカートなどでもやられたことがあるかも知れませんが、手っ取り早くできるのでおすすめです。
もう一つは、この安全ピンでボタンホール代わりにしてしまうというものです。
今あるボタンホールの内側に安全ピンを指し、そこにボタンをひっかけて留めてしまう方法です。
自然な感じでサイズダウンすることが可能です。
しかし、今あるボタンホールが空になってしまうので見た目的にはお洒落とは言えませんね。
このことから、トップスで隠すという条件付きで使えるものになります。
以上が手軽に行える応急処置方法になります。
こう考えますと、やはり完全修理かお洒落アイテムを駆使したコーデで対応するのが良いかもしれませんね。
ジーンズは長く付き合うもの!ゆるければ対処して穿き続けよう
今回、ジーンズのウエストがゆるい場合の対処法をご紹介してまいりました。
基本的にジーンズは伸びたり縮んだりしてしまうものとして付き合っていくことが求められます。
その都度ジャストサイズに修正するのも大変ですから、お洒落コーデで一緒に対処してしまうのが良いかもしれません。
大切に穿き続けることで一層の愛着がジーンズには生まれてきます。
ジーンズとの長い付き合いを楽しみましょう!