コートとスカートが同じ色ってあり?それともなし?

何となく好きな色が決まっていて、インナーにアウター、スカートにパンツのボトムスまで、気が付くと「同じような色ばかり集めてしまっていた!」なんてこともありますよね。

一番の悩みは、秋冬のコートとスカートの色かぶり・同じ色を使ってしまうというものです。

実はこのような組み合わせは、間違っているわけではありません。

実際には正解も不正解もなく、本人の自由ではあります。

今、上下を合わせる同色系コーデが流行なのです!

人気上昇中!コートやスカートを同じ色味で合わせる同色系コーデ!

お洒落な女性の間で人気上昇中の「同色系コーデ」とは、一体どのようなものなのでしょうか。

これは簡単にいってしまうと、アウターとなるコートやスカートなど服の上下を似たような色・同色系で組み合わせるファッションになります。

そもそも同色系とは、色をグラデーション図表であらわしたときに隣り合う(近隣)色と色のことを指して使われます。

ようするに、類似する色同士ということになりますね。

ファッション用語として使用される「同色系コーデ」とは、上下の色を類似するもので合わせたものです。

例えば人気のブラウン系でも、全て同じ色というわけではありません。

それぞれ明・暗や濃・淡などで様々な違いがあります。

同じ色でありながらも、微妙に異なる違いを絶妙なバランス感覚で楽しむのが同系色コーデの醍醐味といってもいいでしょう。

そして、この醍醐味が女性たちの間で、トレンドのファッションとして大流行なのです。

コートやスカートを同じ色味で合わせる同色系コーデの暗黙のルール!

前項でご紹介したコートなどのアウターと、スカートやパンツなどを同じ色で合わせる同色系コーデですが、何でもかんでも同じ色にすればよいというわけではありません。

そこには、トレンドファッションとしてのこだわり・暗黙のルールというものが存在するようです。

【全く同じ色のものはさける】

同系色コーデを施す際には、全く同じ色といっていい程の色を上下で組み合わせてしまうと、お洒落感が損なわれてしまいます。

もちろん、スーツなどのように上下セット、ツーピースの場合は別です。

しかし、別の洋服を上下でコーディネートする際に、全く同じような色を持ってきてしまうと全身がぼやけてしまい、お洒落に見えなくなってしまいます。

全くの同じような色ではなく、絶妙に異なる同系色・同じような色を組み合わせることが、同系色コーデの重要なポイントとなるのです。

このバランス感覚が非常に重要で、立体感があらわれて、お洒落に見えるのですね。

ちなみに、濃淡をはっきりさせるとスタイルが良く見えます。

上半身にいささか自身がない方の場合には、上を濃く下を薄くすればすっきりと見えますよ。

もちろん、その反対でも同じことがいえるので、色合いで見え方は随分と変わるのです。

【同じ素材感のものを合わせない】

こちらも上述と同じ理由になります。

上下セットでないものの組み合わせの場合に、同じ素材感のものを合わせると折角のお洒落コーデが台無しになってしまいます。

上下の素材感は、あえて別のものを使いましょう。

「柔らかさとハリ」「透け感とマット感」など、異質素材の組み合わせでメリハリのきいたお洒落コーデが鍵です。

同色系コーデの知っておくと役立つポイント!

前項で同色系コーデの暗黙のルールをご紹介しましたが、これ以外にもコートやスカートなどを同じ色で合わせる場合に知っておくと役立つポイントがあります。

【流行アイテムや反対色小物の活用】

同系色コーデといっても、いきなりワントーンにするのは不安があるかもしれません。

そんな時は、流行のアイテムを活用すると意識がそちらにも分散されるのでおすすめです。

また、アクセサリーやシャツの袖や襟などの小物部分に、反対色となる色使いを持ってくることで、色の統一感が緩和されます。

流行アイテムや小物の活用で、お洒落の幅はさらに広がりますね。

【究極の差し色は肌】

同系色コーデの場合には、差し色が充分お洒落感を引き立たせてくれます。

あれこれと悩んでしまうかも知れませんが、ご自身の手首や足首など、身体の線の細い部分を表に出すことも究極の差し色効果があります。

上手な露出で、色香と共にさりげないお洒落が演出できるのです。

【靴やバッグは別と考えてOK】

いくら同系色コーデとしても、靴やバッグまでは考える必要はありません。

むしろ差し色やアクセントとして活用する方が、ナチュラルなお洒落を演出できます。

これらはトータルコーディネートで、最後のバランスを整えるのに非常に重要な役割を担っています。

そう考えますと、別色の仕様の方が無難かもしれませんね。

以上前項のルールと共に、このようなポイントも、おさえておきましょう。

同じ色味でまとめた人気のブラウンコーデ!

それではコートにスカート、同じ色を合わせるおすすめの同色系コーデをご紹介してまいりましょう。

最初にご紹介するのは、定番の人気カラー「ブラウン」です。

コートでは白に次ぐ人気のブラウン、大人女性へと変身させてくれますね。

ベージュに近い薄めのブラウンのコートに、濃い目のブラウンが映えるロングのタートルニットワンピースを合わせてみましょう。

コートはウール調のチェスターコートで、ニットワンピースとの相性は抜群です。

優しさを象徴する緩めのシルエットのニットワンピースは、仮に体形が気になっても上手にカバーしてくれます。

チェスターコートとニットワンピースの同系色コーデにくわえて、バッグなどにもブラウンを差し込めば、お洒落なワントーンでグンと大人っぽくなりますね。

ブラウンは様々な応用も可能で、例えば単純にチェスターコートとニットワンピースの色を逆転させるだけで装いも一新されます。

また、インナーをワンピースからブラウンニットのトップスに、ブラウン系チェック柄が映えるツイードスカートの組み合わせにしてもエレガントな女性に仕上げてくれます。

チェック柄は比較的取り入れやすいので、ブラウンコーデでも輝きは健在です。

ピンク系のコートも同系色コーデで大人可愛く!

可愛らしさがある一方で、子供っぽい印象があり、大人女子からは敬遠されがちなピンク系の色味ですが、こちらも同色系コーデで大人っぽい仕上がりが可能になります。

コートとスカートをピンク系統の同じ色を使ってみましょう。

秋冬から春先までも着回しができそうな艶やかなペールピンクのウールコートに、インナーに薄っすらピンクが漂うホワイトニットがおすすめです。

そして、かっちりと引き締めてくれるピンクというよりも、パープルに近い濃い目のピンクで艶やか大人女子の完成です。

一見派手目な感じですが、ウール素材とペールピンクが上手におさえてくれますね。

存在感のある濃い目のピンクスカートが程よい存在感を醸し出してくれます。

寒い冬ならでは、ピンク系の同色系コーデには、待望の春を待ち焦がれる暖かさがあります。

コート・インナー・スカートで、普通・薄目・濃い目の濃淡を再現したコーデを試してみてはいかがでしょうか。

パンプスやバッグをブラウンにして引き締め、白とピンクのお洒落なストールを備えればより統一感を整えてくれます。

ブルーでもサックスを使えばコートやスカートも映える!

続いてご紹介するのは、ブルー系の同じ色でコーディネートした同色系コーデになります。

ブルー系にも様々な種類がありますが、サックスブルーはクールな色気を引き立たせてくれるため、ちょっと背伸びしたくなるような時にはおすすめです。

ここでのポイントは、ゆったり感のあるサックスブルーのタートルニットです。

様々なコートやスカートのコーデがグッと締まります。

コートにはくすんだブルー系のチェスターコート、白地にブルー柄が施されたマキシスカートはどうでしょうか。

この組み合わせであれば、スカートに白が入ることで、甘くなりすぎずに明るさもアップしてくれます。

また、黒のソックスブーツにバッグで落ち着いた大人色を合わせておけば完璧ですね。

華やかな明るい色使いなのに大人調、そしてお洒落に着こなす綺麗色で、フェミニンなオリジナル同色系コーデで差を付けましょう。

同系色コーデで寒い冬もお洒落を楽しみましょう!

今回、同色系コーデに関して色々とご紹介をしてまいりました。

コートとスカートを同じ色にしていいのかと悩む以前の問題でもありましたね。

同色系コーデは寒い冬を楽しくしてくれる立派なファッションスタイルです。

コートにスカート、ご自分の好きな色をふんだんに使って冬ならではお洒落楽しみましょう。

ただし、暗黙のルールは守った方が吉かもしれません。