ライダースジャケットは、レディースアウターの定番となりつつあるので、手に入れたいと思っている人も多いでしょう。
個性的なイメージのあるライダースジャケットは、どう選べば良いのでしょうか。
そこで今回は、定番のデザインや着回しの仕方、人気ブランドなど、失敗しないライダースジャケットの選び方をご紹介します。
ライダースジャケットの基本情報
レディースにも人気のライダースジャケットですが、着まわし方やブランドをご紹介する前に、基本情報をおさえておきましょう。
一般的には、黒い革でできた、体にフィットする丈の短いジャケットというイメージではないでしょうか。
しかし、正確にはライダースジャケットは、バイクに乗る人たち(ライダース)のために作られたジャケットのことを指します。
したがって、色や生地の素材などが問題ではなく、黒い革でなくてもライダースジャケットとしての形をしていれば、それはライダーズジャケットなのです。
それでは、ラーダースジャケットの特徴を挙げてみましょう。
【ボタン/ベルト】
ライダーは、強い風を受けながら運転することが多いので、ライダースジャケットには、さまざまな防風対策が施されています。
袖口や襟、裾などには、風が入り込まないように締めることができる、ボタンやベルトが付いています。
ボタンやベルトは飾りではなく、実用的な意味があるのです。
【機能性】
バイクに乗るためのものなので、運転の邪魔にならないように丈は短めです。
その反対に、運転をするときに腕を伸ばして乗るので、腕は防風対策と同時に動きやすさを考えて、長めになっています。
【素材】
ほとんどの場合、ライダースジャケットは革でできています。
これは、防風対策と同時に、革は丈夫なので、転倒したときにケガを最小限におさえるためだと言われています。
レディースライダースジャケットは「ダブル」か?「シングル」か?
もともと、ライダースジャケットは、ライダーが防寒のために着るものでした。
しかし、その後、パンクロックやヘヴィメタルなどのバンドマンたちが好んできたことから、徐々にファッションアイテムのひとつとして一般の人たちにも広まるようになったのです。
そして、今ではさまざまなブランドが販売を手掛け、レディースのファッションアイテムとしても、定番になりつつあります。
そんなライダースジャケットは、主にシングルかダブルの2種類になります。
【ダブル】
防寒対策のために、前が大きく重なっているタイプのものを言い、前を閉じるためのファスナーは、真ん中ではなく、少しズレた位置に付いています。
ファスナーのついたポケットがいくつか付いていて、ハードな見た目です。
これに甘めのスカートなどを合わせるファッションがレディースに人気です。
【シングル】
ファスナーが真ん中に、真っすぐ付いているものです。
シンプルなデザインのものが多く、装飾もほとんどありません。
そのため、ハードになり過ぎず、レディースファッションにも無理なく合わせられます。
レディースライダースジャケットを選ぶときは襟がポイント
さきほどご紹介したダブルのライダースジャケットは、襟が大きく、金属の装飾が多く、ハードなデザインなので、メンズライクな印象を与えます。
このタイプのライダースジャケットは、甘めのスカートやワンピも良いですが、チノパンやデニムと合わせて、カジュアルなイメージのレディースファッションを楽しんでも良いでしょう。
同じダブルのライダースジャケットでも、襟がないタイプのものもあります。
首元が上手くまとまらなかったり、首のラインを出したいときは、ダブルのノーカラーがおすすめです。
襟元がほど良く開くので、レディースらしい着こなしに合います。
丈の長いワンピースやスカートを合わせるとバランス良く着こなせます。
シングルのライダースジャケットは、ノーカラーでシンプルなものが多いので、いつもの服装にそのまま羽織ることができます。
細身でシャープなイメージになるので、きれい目コーデになります。
次は、おすすめのレディースブランドをご紹介しましょう。
レディースライダースジャケットのおすすめブランド
それでは、おすすめのレディースライダースジャケットを扱うブランドをご紹介しましょう。
【beautiful people/ビューティフルピープル】
ビューティフルピープルは、2007年に立ち上げられた日本のブランドです。
Tシャツなどのカジュアルなものから、シックなワンピースまで、幅広いレディースファッションアイテムを展開しています。
なかでも、柔軟性のある、傷つきにくい牛革で作られたライダースジャケットは、とても人気があります。
「親子で共有できる服」をコンセプトにキッズシリーズも作られていて、こちらのライダースジャケットも人気です。
例えば、70年代のパンクファッションからヒントを得た、タイトな黒のシングルライダースジャケットは、ファスナーのヘッド部分にビッグサイズのボールチェーンがあしらわれていて、遊び心が加えられたデザインになっています。
【SHIPS/シップス】
1975年にオープンしたシップスは、キレイ目なスタイルを主流としたの日本のファッションブランドです。
シップスで人気のノーカラーのレザーライダースジャケットは、ベーシックなデザインで、流行を問わず長く愛用できます。
このライダースジャケットには、ラムレザー素材が採用されていて、柔らかな着心地の良さが特徴です。
ブラックとベージュの2色展開をしているので、好みやシーンに合わせて選ぶことができます。
個性が光るレディースライダースジャケットを扱うブランド
レディースが楽しむのにふさわしい、ファッション性の高いライダースジャケットを扱うブランドを見てみましょう。
【SISII/シシ】
シシは、2000年に日本で設立されたレザーブランドです。
独自の「なめし」技術から作られる、ヴィンテージ感のあるレザーアイテムが注目を集めています。
その高いクオリティは、日本からアジア、アメリカへと伝わり、世界へと広がっています。
牛革で作られたジャケットは、着るほどに馴染み、経年変化を楽しめるのも魅力です。
裏地にもこだわり、コットンカットソーを採用しているので、着心地が良く、特にベーシックなライダースジャケットに抵抗のある方には、おすすめです。
カラーは定番の黒だけでなく、ベージュやピンクラベンダーなど全8種類もあるので、個性的な着こなしを楽しめます。
【666/トリプルシックスオリジナル】
1983年に大阪のアメリカ村で誕生した、トリプルシックスオリジナルは、パンクウェアを取り扱うブランドです。
ベーシックなライダースジャケットは、メンズをレディースにリメイクしたのがはじまりです。
一般的に使われる牛革だけでなく、ヒツジやウマの革など、好みの素材が選べます。
本格的なライダースジャケットを求める方におすすめです。
人気のプチプラブランドのライダースジャケット
本格的なものも良いけれど、もっと気軽に楽しみたい方には、プチプラブランドのライダースジャケットがおすすめです。
【FOREVER 21/フォーエバー21】
フォーエバー21は、「トレンドアイテムがお手頃価格で揃う」と評判のアメリカのプチプラブランドです。
個性的なライダースジャケットも、お手頃価格なら試しやすいですよね。
ウール素材のものや、デニム、マットレザー調など、素材もさまざまなので、着まわしの幅も広がるでしょう。
【UNIQLO/ユニクロ】
日本のプチプラブランド、ユニクロもライダースジャケットを販売しています。
ダブルのライダースジャケットは、本格的なデザインながら、フェイクレザーを使っているのでお手頃価格でお求め安くなっています。
レディースらしいシルエットと動きやすいデザインで、どんなボトムスとも相性良く作られています。
【PLST/プラステ】
ユニクロと同じ会社のブランドですが、落ち着いたデザインが特徴で、大人女子からの高い支持を受けています。
プラステのライダースジャケットは、デザイン、素材、色が豊富なので、とても選びやすく、ファッション性の高い作りになっているのが特徴です。
レディースライダースジャケットを扱うブランドは他にもたくさん!
今回ご紹介したブランドは、ほんの一部です。
レディースライダースジャケットの人気が高まるのに合わせて、多くのブランドが独自の素材やデザインのライダーズジャケットを展開しています。
ファッションアイテムとしてのライダーズジャケットは、本格的なものよりも着回ししやすくなっているので、ぜひトライしてみてください。