大人気デニム着物を着こなす!街歩きが楽しくなるコーデ術!

近頃話題にあがっているおしゃれに、デニム着物があります。

近年では着物を愛用する若い人も、少しずつ多くなってきています。

この着物の良さが、更に若い層の人たちに広がるようにと開発されたのが、デニム着物です。

着物の部分だけでなく、専用の帯や小物類も同様に開発、販売されています。

気軽に着ることができる和装として、女性にも男性にも人気が広まっているアイテムなのです。

洋にも合わせることができるコーデが魅力です。

そもそもデニム着物って何?お手軽に着られる新時代の着物!

デニム着物という言葉自体、初めて聞くという方も多いのではないでしょうか。

デニム着物とは、2002年頃にデニム生地で開発された、普段着として使える着物です。

デニム生地というとジーンズのイメージが強く、ゴワゴワとした着物になるのではと思われるかもしれません。

実際、メーカー側で開発されたデニム着物も、当初はジーンズと同じ厚さで販売されていました。

しかし普段着として着るにはどうしても重く、歩きにくいということで、更に改良が重ねられました。

そして2019年現在、当初の半分の薄さのデニムで、着物が作られています。

加えてデニム着物にあわせるための帯や小物類も開発され、コーデも増えていきました。

デニム生地のイメージの基本ともなるジーンズよりも、やわらかく動きやすいのが大きな特徴です。

しかし新時代の着物というのは、デニム生地から作られているという理由だけではありません。

洗濯機でネットに入れて洗濯することも可能という、お手入れが簡単という特徴もあるのです。

男女共にデザインが豊富であることも含め、徐々に人気が上昇している着物なのです。

デニム着物の着付け方は?浴衣が着られるならば即デビュー!

問題はデニム着物の着付け方です。

着物のように本格的であると、普段着に使える着物というコンセプトから離れてしまいます。

そこでデニム着物の着付けは、浴衣の着付けと長じゅばんを組み合わせる方法がおすすめです。

「長じゅばん」とは早い話が着物用の下着で、薄い着物のような見た目をしています。

この長じゅばんを下に最初に身に着けた後、浴衣と同じように着付けをします。

まずは肩からはおって両袖を手で持って、左右の長さを調整します。

次に背中側にある中心線を持ちながら、裾を持ち上げて高さを決めます。

右脇に一番上となる幅を決めて調節し、下前と重ねて腰紐を結びましょう。

おはしょりと下前上前を整えてシワをしっかりと取ります。

あとは伊達巻を結んで、着物の方の着付けは完成です。

このあとは帯の結び方を覚えれば、すぐに外出が可能です。

最初は難しいですが、写真や動画を参考に練習を繰り返しましょう。

何度か挑戦して流れを覚えると、すぐに着付けることができるようになります。

デニム着物は洗濯もできますので、汚れやしわを気にすることなく手軽に練習できます。

以上の着付けは女性用ですが、男性用でも同様に、基本の着付け方を見ながら練習しましょう。

デニム着物のコーデを試してみたい気持ちを抑えて、まずは大切な基本を身に着けましょう。

青だけじゃありません!デニム着物はコーデも簡単な色が多数

デニムといえばジーンズの色でもある、青というイメージがあります。

実際にデニム着物は青い色も豊富ですが、他にもさまざまな色が用意されています。

同じ青だけでも、濃いネイビーブルーから薄い水色、更に柄入りの青も登場しています。

柄物はまだ比較的少ないのですが、コーデとして他の小物をあわせる場合には重宝します。

暗い色であれば黒や濃いグレー、女性用のデニム着物であればブラウンがあります。

見た目も涼し気ですので、着物のコーデとしても、さまざまな組み合わせ方があります。

明るい色のデニム着物も、少しずつ種類が増えつつあります。

親しみやすい色合いとしては辛子色や薄めの紫、水色などが挙げられます。

近年正反対の強い色合いも登場しており、青緑やワインレッド、赤やピンクの柄ものも出てきました。

少しずつコーデの幅や種類が広がってきており、手に取るときも見た目に楽しい物が増えています。

気軽に身につけることができる着物というコンセプトを大切に、コーデの面でも工夫されています。

和の色合いだけでなく、洋の色合いでもコーデができるようになっている部分がうれしいですね。

まずは着物と帯の色から始めよう!デニム着物を楽しむコーデ

デニム着物のいいところは、フォーマルな面が強い着物と異なり、コーデの自由さがある点です。

着物の色と帯の色の組み合わせは自由なのですが、配色に失敗してしまうことも多いです。

そこでまずは、着物の色と帯の色をどのように組み合わせばいいのか、着物から学びましょう。

「着物は本体よりも帯のほうが大事!」という考え方もあります。

そのためか、着物の帯もさまざまな色合いのものが販売され、コーデの幅も広がっています。

まずは地味になってしまいがちな黒いデニム着物と、華やかな帯の組み合わせです。

華やかな帯は、単色だけのものではなく柄が付いている方が、より華やかさが活かされますよ。

黒以外でも暗めの青など、シンプルで深みのある色合いは、柄物の帯と相性が良くなります。

明るい色の単色を使う場合は、帯の方を暗めにすると、相性が良くなりますね。

次は帯と着物の色を似た色にし、帯紐などの小物でアクセントを付けるコーデです。

こちらは柄が映えやすい他にも、アクセントの部分を強調できるという特徴があります。

夏はこちらのほうが涼しげでおすすめです。

デニム着物は小物もコーデの一部!ブーツもおしゃれに使う!

デニム着物は、更に小物もコーデの一部として、さまざまなアイテムを使うことができます。

麦わら帽子やブーツ、先程の帯紐や半襟など挙げればキリがありません。

中でもブーツとの組み合わせはカジュアルさも上がりますし、歩きやすさもあります。

足元が隠れるので、短めのブーツでもコーデに組み込めるという利点があります。

他にもバッグとの組み合わせでコーデを楽しむ方法もあります。

着物用のバッグだけでなく、カゴのバッグや大きめのトートバックも使うことができます。

肩掛けのバッグを使うこともできますが、デニム着物に慣れていない場合は、袖に注意が必要ですよ。

肩掛けバッグは慣れた頃に使い始めると安心です。

帽子はメンズコーデに取り入れる方法がおすすめです。

デニム着物のメンズコーデは、女性より狭い組み合わせしかありません。

その中で帽子はデニム着物を愛用している男性にとって、大きなオシャレアイテムとなるのです。

ツバのある帽子の方が組み合わせやすく、スッキリとして見えます。

絶対に覚えておきたい!デニム着物のお手入れ方は洗濯機で!

デニム着物でコーデを楽しんだ後は、しっかりとお手入れもする必要があります。

デニム着物は生地の性質上、色落ちしやすいという特徴があります。

洗う時はネットに入れるか単独で洗う方が、色移りの心配がありません。

ネットに入れた後は、おしゃれ着用洗剤を使って、弱水流など弱いモードで洗います。

しっかりとすすぎをした後は軽く脱水をし、風通しのいい日陰で干せば完了です。

柔軟剤やノリはお好みで使用してください。

手洗いでしっかりと洗いたい場合は、冷たい水と中性洗剤で押し洗いします。

大体の方法は同じですので、汚れの度合いや洗濯機の状態などで使い分けてくださいね。

アイロンをかける場合は、完全に乾いてしまう前に、あて布をしてアイロンをかけます。

この時温度は中温で、傷まないように軽くシワを伸ばします。

デニム着物は自由さが魅力!コーデも好みの組み合わせで!

デニム着物の大きな特徴は、形式を気にせず、ちょっとした散歩にも着ていけることです。

使う小物や身に付けるアイテムも自由ですので、最初は少し戸惑うこともあります。

しかし着慣れてくると、デニム着物はさまざまな色や柄、形式と組み合わせていいと解ってきます。

洋風の帽子やバッグと合わせてもいいですし、着物のように改まった柄を、普段遣いできるのです。

さまざまなコーデを試して、デニム着物を深く楽しみましょう。