アウターにトップスの組み合わせ!同じ色にトレンドを入れて

アウターとは、コートやジャケット、ジャンパーなど服の一番外側に着るもののことをさします。

トップスは上半身に身につけるシャツやセーター、ブラウスのことです。

冬はコートの前をしっかりと留めると、中に着たトップスが見えません。

しかし、春先や秋口はアウターの前をあけて着ることもあります。

この時に、中の服とアウターの色が合わなかったらどうしよう、同じ色では変かな、と考えたことはありますか。

今回は、アウターと中に着るトップスの色の組み合わせのご紹介です。

TPOを考えて!アウターとトップスは同じ色でもOK!

服を選ぶときに、どんなことを考えて選びますか。

「プライベートのママ友ランチなので、少しでもトレンドを取り入れた服にしよう」と考えますか。

「仕事に行くから、中はビジネス用のスーツでアウターはトレンチコートにしよう」と考えて選んでいますか。

これはTPOを考えた、服の選び方ですね。

TPOとは「どんな時に」「どんな場所で」「何を目的に」を意味し、シーンに合わせた服装どうか、ということです。

仕事の時は地味な色のスーツやジャケットにスカート、そして上には同じく地味なコートなどを合わせる人が多いです。

秋から冬の間、朝7時台の山手線の車内は、黒やグレー・ベージュといった色で埋め尽くされるほどです。

サラリーマンやOLが着る服は、誰もが地味な色のアウターばかりです。

その中でピンクや赤・クリーム色といったコートを着ていると、少し目立ってしまいます。

TPOを考えたら出勤時の服装は、地味なトップスに地味なアウターになってしまう、というのは致し方ありません。

そのため、中に着ているシャツやブラウス、セーターやカーディガンが白・黒・グレーで、外に着ているコートが黒・グレー・ベージュでも誰も気に留めません。

全く同じ色ではなくても、同系色の地味な色です。

仕事に行くのだから、当たり前と誰もが思っています。

このように、通勤・仕事の時のTPOなら、アウターと中に着るトップスが同じ色というのは普通のことです。

同じ色ではつまらない?アウターの中にワンポイントのトップス

同じ通勤でも、ほんの少しトレンドに合わせた色を入れる人もいます。

例えば、コートの衿もとからちょっと見えるセーターの首やシャツの衿にトレンドカラーを使っていると、黒やグレー・白だけよりもワンポイントある装いですね。

周囲の人から、おしゃれな人に違いないと思われているかもしれません。

モノトーンのコートは、どんな色とも合わせやすい色です。

黒やグレーの毛のビジネスコート・ベージュのトレンチコートは、どんな色のトップスと合わせても違和感がありません。

仕事のジャケットは黒でも、中にトレンドのオレンジを入れてみましょう。

アウターに黒のコートであれば、衿もとに「オレンジ」がちらっと見えるだけでとても素敵です。

黒のコートやジャケットにベージュのスカートで、中に見えるセーターの衿がオレンジやピーチカラー・コーラルピンクを取り入れても素敵に仕上がります。

どうしても仕事上中に着るトップスも白や薄い色シャツブラウスなら、スカーフにコーラルピンクやオレンジを使うと同じような効果があります。

「同じ色ばかりではつまらない、ほんの少しおしゃれをしてみたい」なら、こんな組み合わせはいかがでしょうか。

とは言っても、まったく違う色の組み合わせも難しいです。

いくらトレンドでも、緑のアウターにオレンジのセーター、コーラルピンクのスカートに茶のバックという組み合わせは、着る人によって着こなしが難しいです。

そこで、色々な違う色を組み合わせる時は、トップスかボトムに無彩色をいれます。

黒・グレーなどの無彩色を一か所使うだけで、全体に落ち着いてきます。

アウターが緑でセーターがオレンジならスカートを黒にする、といった組み合わせにします。

夏なら爽やかな白でもいいですね。

違う色を組み合わせる時、一つは無彩色のものを入れると落ちついて見えてきます。

2019年のトレンドカラーのアウターとトップス

2019年は赤やオレンジを取り入れた色がトレンドと言われています。

ペールトーンと呼ばれる、温かみのあるパステルカラ―との組み合わせが、ファッショントレンドになっています。

ファッション誌でも、クリームやベージュといったカラーのアウターに、オレンジやコーラルピンクのトップスやボトム姿のモデルさんを見かけたのではないでしょうか。

春先にはベージュ・オフホワイト・コーラルピンク・辛子色のアウターに、コーラルピンクと白のボーダーセーターや、白のトップスなどを合わせたものも見られます。

モデルさんが着ている服の組み合わせと同じ色なら間違いない、と考えていませんか。

しかし、色の合わせ方は人それぞれです。

スカートは茶や紺・濃いベージュで合わせてもきれいですね。

グレーや黒のパンツも素敵です。

このように、アウターとトップスが同じ色の組み合わせでなくても、おかしくない組み合わせもあります。

仕事の中でも営業でいつもお客様と接したり会議が続くという時は、女性でも男性と同じようなスーツ上下ということが多くあります。

しかし、内勤業務やコールセンターの女性の中には、私服での仕事が可能な部署もあります。

仕事でも、デートやママ友ランチで着るようなトレンドを取り入れた、おしゃれな服を着ることもできます。

決して普段着ではなく、それでいて外出着としておかしくない服装は、色々な場面で着ることができて便利です。

そんな時に便利なのが、ニットのトップスです。

ニットのトップスに茶系のスカートを合わせると、2019年のトレンドを取り入れた服装になります。

アウターとトップスが同じ色はつまらない?

2019年の春夏のアウターのトレンドは、ロングのスプリングコートです。

しかし、毎年コートを買い替えるのは大変ですね。

そこで、自分が持っている春のコートやジャケットを探してみましょう。

ロングがなければ、短くても工夫次第です。

短めのジャケットなら、下のボトムをトレンドの色にしましょう。

茶の短めのジャケットに、ベージュやグリーンの長めのギャザースカートを合わせてみます。

ロングのコートでなくても、2019年のトレンドに合った服になります。

わざわざその年のトレンドの服を購入しなくても、自分が持っている服を上手に合わせることで、トレンドファッションになります。

この時、アウターとトップスが同じ色ではどうでしょうか。

全く同じ色を合わせると、アンサンブルのようになります。

しかし、素材が違うと中途半端なイメージになることもあり難しいです。

そこで、全く同じ色のセーターにコートをただ合わせるのではなく、一工夫してみましょう。

例えば、無地のベージュのコートなら、中に着るトップスはベージュと白のボーダーにしてみます。

無地のコーラルピンクのジャケットに無地のコーラルピンクのトップスなら、アクセサリーやベルトでほんの少し違う色を取り入れても良いですね。

スカーフやベルトに紺や茶を入れることで、同じ色でもファッショナブルに着こなすことができます。

しかし、同じ色同士の組み合わせは難しいです。

着こなし一つで、つまらない組み合わせになってしまいます。

そこで、全く同じ色ではなく、同系色の色で合わせる方が簡単に着こなすことができます。

濃いグリーンのアウターに薄いグリーンのトップス、水色のアウターに紺のトップスといった合わせをします。

同じ色でも、明度や彩度を変えた同系色の合わせ方は、最も合わせやすくてきれいな組み合わせになります。

また、アクセサリーなどのワンポイントで、同じ色同士でも変化のある服装になりますね。

アウターとトップスを同じ色にする時の注意

いくらトレンドの色とは言え、黄色のアウターに黄色のトップスの組み合わせは少しにぎやかになり過ぎ、と感じる人もいることでしょう。

ペールトーンと呼ばれる温かみのあるパステルカラーには、そのまま同じ色で全身を統一するのが難しい色も含まれます。

全身ベージュ、全身ベビーピンクのトップスにアウター、スカートでは膨張したように見えてしまいます。

オレンジや黄色では、トップスとアウターとボトムに同じ色を持ってくるのは少しにぎやかな感じになります。

もちろん、素材によっておしゃれに着こなす人もいます。

例えば、同じオレンジのアウターとトップスを組み合わせて着るとしましょう。

この場合、中に着るトップスに細かいひだのプリーツシャツを持ってきます。

細かいひだが、全体に影をつけて無地のオレンジより引き締まって見えます。

ひだの影ができることで、同じオレンジのトップスとアウターでも、違う色の服を着ている感じになります。

しかし、平織りのオレンジのアウターに平織りのオレンジのトップスは、両方が膨張色となり落ち着かない雰囲気になってしまいます。

いくらペールトーンの色がトレンドでも、アウターとトップスに同じ色を組み合わせるのは難しいです。

どうしてもその色が気に入っているなら、素材を変えて中に着るトップスに立体感を出してみましょう。

また、鮮やかな色同士の組み合わせは落ち着きがなく見えてしまいます。

合わせる時は、明度や彩度を少し抑えたペールトーンの色同士を選ぶのも大切です。

夏のアウターとトップスの色選び

薄手のアウターは、夏場でも着ることがあります。

しかし、暑い時期になるとアウターで濃い色を使うのは重くなります。

麻のジャケットで茶や紺というのはありますが、ほとんどが白を基調とした薄い色になるでしょう。

白やオフホワイトの麻のジャケットに、白のシャツ、ベージュのパンツというのは夏ならではの組み合わせになります。

暑い夏は、少しでも太陽光を吸収しにくい白い色を着るというのはよくあることです。

しかし、全身が白に近い同じ色ばかりにしてしまうと膨張して見えて気になる人もいますね。

ここで少し工夫をしてみましょう。

明るい色は太陽光を反射するだけでなく、そこに目を向ける効果があります。

下半身の太さが気になるなら、トップスに明るいオレンジやひまわりのような黄色を持ってきます。

そして、白のスカートやパンツにベージュやグレーのジャケットを組み合わせてみましょう。

「黄色やオレンジなんて着たことない、恥ずかしい」と思う中高年の女性でも着こなすことができる組み合わせです。

夏はどうしても暑さを避けたいと、その点ばかりを気にした着こなしになってしまいます。

白に近い色のアウターに鮮やかな濃い色のトップスを合わせて、かっこよく着こなしてみましょう。

アウターやトップスに自分らしい色を

記事では、外側に着るアウターと中に着るトップスの色のお話をしてきました。

春や夏はどんな色の服を着ますか。

モデルさんが着ている服の組み合わせと同じ色なら間違いないと思っていませんか。

しかし、色の合わせ方は人それぞれです。

トレンドの色だからと言って、みんなが同じ色を取り入れる必要はありません。

アウターに、トップスにと自分らしい色選びの中で、上手にトレンドの色を取り入れてみましょう。