目次 1 お気に入りのTシャツはベストな状態で!アイロンのかけ方を知っておこう2 Tシャツにアイロンがけをする際の注意点!洗濯表示のチェック3 押さえておきたいアイロンのかけ方!Tシャツをきれいに仕上 […]
お気に入りのTシャツはベストな状態で!アイロンのかけ方を知っておこう
基本的にアイロンがけを必要とないTシャツですが、お気に入りのTシャツを着回していると、洗濯した後にシワがついたりよれたりすることがあります。
Tシャツをせっかくおしゃれに着こなしていても、シワがあるままではみっともなく見えてしまいますね。
そもそも、私たちが着ているTシャツのほとんどは、素材が綿(コットン)でできています。
コットンは丈夫で柔らかく、衣類としての性能に優れていますが、その反面、シワになりやすい特徴があります。
特に、薄手のTシャツはシワがよりやすく、そのまま着ていてもきれいな状態に戻ることはありません。
そこで、アイロンがけをすることで、きりっと引き締まった本来の状態に戻すことができるのです。
「Tシャツにアイロンをかけても大丈夫?」と心配する方もいるでしょうが、コットンは耐熱性に優れているため、アイロンをかけることにあたっては心配はありません。
ただし、毎回アイロンをかけるのは大変なので、外出用のお気に入りのTシャツだけかけるなど、必要なときにアイロンがけをすると良いでしょう。
では、Tシャツにアイロンをかけるにあたり、次項から正しいかけ方について詳しく見ていきましょう。
Tシャツにアイロンがけをする際の注意点!洗濯表示のチェック
アイロンのかけ方を見ていく前に、まずはTシャツにアイロンをかける際の注意点について押さえておく必要があります。
まず一つ目は、Tシャツの「洗濯表示」をチェックすることです。
洗濯表示には、その衣類を適切にお手入れするための情報が記号で表記されており、洗濯やアイロンがけなどをする際に必ずチェックします。
ただし、この洗濯表示は2016年12月に世界共通のマークに統一・変更されたため、それも踏まえて正しく読み解く必要があります。
●(旧)洗濯表示
アイロンのマークに「高」「中」「低」と表記され、アイロンをする際に適した温度が記されています。
・高:180~210℃の高い温度
・中:140~160℃の中程度の温度
・低:80~120℃の低い温度
・×:アイロン不可
なお、アイロンマークの下に波線がある場合は、当て布をしてアイロンがけをします。
●(新)洗濯表示
・「・・・」:底面温度200℃を限度
・「・・」:底面温度150℃を限度
・「・」:底面温度110℃を限度
・×:アイロン不可
これらの洗濯表示を守らないと、かけ方によっては素材がダメージを受けたり、アタリ(テカリ)が生じてしまう場合があります。
したがって、アイロンをかける際は洗濯表示を必ずチェックするようにしましょう。
押さえておきたいアイロンのかけ方!Tシャツをきれいに仕上げるには
では次に、注意したい・押さえておきたいアイロンのかけ方について詳しく見ていきましょう。
Tシャツにアイロンがけをする際は、以下のポイントを踏まえ、無作為に行わないようにしてください。
●アタリの防止
やみくもにTシャツにアイロンがけをしてしまうと、繊維が潰れることで生地が光に反射する「アタリ」という現象が起こります。
特に黒などの濃いTシャツの場合、この現象が目立ちやすくなるため、当て布の使用、もしくはスチームを使用したアイロンがけをすることが望ましいでしょう。
●プリント部には当て布を使用
プリント部分は熱に弱く、そのままアイロンがけをするとひび割れが生じる可能性があります。
そのため、当て布を使用し、できるだけ短時間でアイロンを済ませることがおすすめです。
●アイロンがけをする方向
Tシャツは、横に伸びやすく縦に伸びにくい特徴があるため、横方向にアイロンをかけてしまうと、シワやよれができやすくなります。
したがって、全体にアイロンがけをしていく際は、「上から下」の流れでアイロンがけをしていきます。
また、袖部分は「肩口から袖」の流れでアイロンを動かすようにしましょう。
アイロンのかけ方と手順!Tシャツをシワなく仕上げる
では、これまでの注意点やコツを踏まえて、Tシャツのアイロンのかけ方手順を確認していきましょう。
以下の順番でアイロンがけをしていくことで、シワのないきれいなTシャツに仕上げることができます。
①洗濯表示をチェック
Tシャツの洗濯表示に合わせてアイロンの温度を設定します。
コットンであれば高温でも問題ありません。
②面積の小さい袖からスタート
まずは肩口から袖に、上下方向でアイロンをかけていきます。
その際、肩口や袖口の縫い目を同じ方向に倒しておくと仕上がりが良くなるでしょう。
表側に加え、裏側もアイロンをかけましょう。
③身頃
身頃は面積が大きくアイロン台に乗りきらないため、左右に分けてアイロンがけをします。
首から裾に向かって、細かく動かしながらシワを伸ばしていきます。
プリント部は当て布を使い、短時間で済ませてください。
④冷めるまでハンガーに吊るす
アイロンがけが終わったら、熱がとれるまでハンガーに吊るすか、開いたまま冷まします。
と言うのも、熱いままたたんでしまうと、シワがつきやすくなるので注意してください。
以上の手順を参考に、Tシャツのアイロンがけをしてみてくださいね。
そもそもTシャツにシワをつけないために!心掛けたい洗濯方法
これまでに、Tシャツにシワをつけないためのアイロンのかけ方を詳しくご紹介してきました。
ここからは、そもそもTシャツにシワをつけないための洗濯方法や干し方についてお話ししていきましょう。
まずは、洗濯方法について3つのポイントを見ていきます。
●柔軟剤を使用する
柔軟剤は、洗濯後の衣類をふんわり仕上げる効果がイメージとして先行しますが、実はシワを防止する効果も期待されています。
もともと柔軟剤には、繊維を柔らかくする成分が含まれているため、ふんわり仕上げつつシワができにくいハリを引き出してくれます。
近年では、洗濯じわ防止により特化された柔軟剤も登場しているので、ぜひチェックしてみてください。
●脱水しすぎない
脱水しすぎてしまうと、衣類が固く絞られてシワがつきやすくなります。
洗いジワを防ぐためにも、脱水時間は短めに設定するのがおすすめです。
●洗濯後は早めに取り出す
洗濯後、そのまま洗濯機の中に放置してしまうと、シワがついたまま定着してしまいます。
洗濯が終わったら早めに取り出しましょう。
ひと手間でシワをつくらない!干し方にも工夫を
次に、Tシャツにシワをつけないための干し方について見ていきましょう。
まず、干す前のひと手間として、Tシャツの小ジワをある程度手で伸ばすときれいな仕上がりになります。
簡単にシワを伸ばしたら、何度かしっかり振りさばき、大きなシワを伸ばします。
そして、干す際は、パンパンと手でたたきながらシワを伸ばして干していきます。
また、ハンガーへのかけ方によっては、シワや型崩れが生じてしまうので注意が必要です。
ハンガーというと、プラスチック製のものや針金タイプ、木製など種類は様々ですが、Tシャツを干す際は滑り止めが付いている厚めの木製タイプがおすすめです。
型崩れがしやすい肩にしっかり重みを預けつつ、伸びやすい首回りも安定させることができるからです。
また、ハンガーにかける際は、襟元から無理やり入れないことも、シワをつくらないポイントです。
忙しいとなかなか見過ごしてしまいがちですが、ちょっとしたひと手間を加えるだけでシワをできにくくするのでおすすめです。
アイロンのかけ方に加え、以上の洗濯方法や干し方のコツもぜひ押さえておいてくださいね。
お気に入りのTシャツをかっこよく着よう
暑い時期になると、Tシャツを着ることも多くなります。
家使いならいいですが、外出用のお気に入りのTシャツは、シワなくかっこよく着こなしたいものです。
今回ご紹介したアイロンのかけ方を参考に、Tシャツをきれいに仕上げてみてください。
また、シワをつくらない洗濯方法や干し方も、心掛けてみてくださいね。