ビジネスマンであれば、おそらく誰もが気になるのがスーツとシャツ、そしてネクタイの組み合わせ方です。
組み合わせ方によっては、第一印象に影響するといっても過言ではないかもしれません。
ビジネスの場にふさわしく、かつおしゃれに着こなせる方法をお話しします。
シャツに合わせるネクタイのポイントを押さえて、かっこよくおしゃれにスーツを着こなしていきましょう。
白シャツはネクタイを変えるだけでおしゃれが楽しめる
スーツを着用するうえで重要なのが、ワイシャツです。
ジャケットを羽織ることで印象は薄くなりますが、トータルコーディネートとしての見た目を大きく左右します。
そんなワイシャツですが、一般的には白いワイシャツを合わせている方が多いですよね。
白のワイシャツが選ばれるわけとしては、清潔感や誠実さといったイメージにつながりやすいことも理由の一つかもしれません。
また、どんな色のスーツとも相性がよく、ネクタイを変えるだけでおしゃれを楽しむことができます。
毎朝コーディネートに悩むことなく、その日の気分でネクタイを変えられるのは、大きなメリットではないでしょうか。
では、シーンを選ばない白シャツに合わせたい、おすすめのネクタイをご紹介します。
おしゃれポイントはシャツとネクタイを3色以内にすること
コーディネートを考えるとき、スーツスタイルのおしゃれさを左右するのが上半身です。
シャツとネクタイとの相性、ジャケットを羽織ったときに見えてくるトータルコーディネートこそ、おしゃれ上級者が気にするポイントなのです。
そして、ネクタイの色はとても重要な役目があるといっていいでしょう。
それでは、白シャツに合わせたいおすすめのネクタイをご紹介します。
●ネイビーのネクタイ
定番ともいえるネイビーのネクタイは、スーツの色を選ばずに合わせることができます。
また、清潔感もあるため、ビジネスシーンにおいて1本は持っておきたい色です。
ただし、コーディネートをするときは、全てのアイテムが無地にならないように意識してみましょう。
スーツとワイシャツが無地であれば柄のあるネクタイを合わせ、無地のネクタイを合わせたいときは、ストライプ柄のスーツやストライプシャツを合わせるのです。
おしゃれに着こなすポイントはまだあります。
それは、シャツとネクタイは3色以内にすることです。
たくさんの色味があるとお互いに引き立たないため、シャツとネクタイの色味に気を付けてみてください。
誠実なボルドーネクタイとやわらかなピンクネクタイ
シャツとネクタイを3色以内にするポイントを押さえて、ネイビー以外のネクタイにも挑戦してみましょう。
●ボルドーネクタイ
差し色としても人気なボルドーネクタイは、白シャツとブラックスーツとの相性がとてもいいです。
また、ネイビースーツに合わせれば、誠実な印象も漂います。
シンプルに無地のネクタイを合わせてみても素敵ですし、小さい柄がデザインされているネクタイもおすすめです。
ドット柄でやわらかくしたり、おしゃれなペイズリー柄でトレンド感を出してみたりと、コーディネートを楽しんでみましょう。
●ピンクネクタイ
明るめのスーツには、ピンクのネクタイを合わせてみてはいかがでしょうか。
一見、むずかしそうなピンクですが、落ち着いたパステルカラーのネクタイを取り入れれば、やわらかい雰囲気を醸し出します。
白シャツに合わせるときは、無地よりもドットやストライプ、チェックなど柄が入っているピンクネクタイを選んでみましょう。
カラーシャツに合わせるネクタイは?
続いて、カラーシャツとネクタイの組み合わせ方についてお話しします。
カラーシャツに合わせるときのポイントは、同系色のネクタイを選ぶことです。
このとき、スーツも同系色にすることでコーディネートがまとまります。
ただし、同じような色合いでまとめてしまうと、ぼんやりとした印象になりかねません。
ここでのポイントは、シャツの次にネクタイの色味を濃くし、ネクタイよりもスーツの色味を濃くするようにコーディネートしてみてください。
●サックスブルーシャツ
サックスブルーシャツには、同系色のブルーネクタイがおすすめです。
シャツよりもやや濃いめの色を使ったブルーネクタイを合わせましょう。
そして、ネクタイよりも濃い色合いのスーツを合わせてみてください。
●ピンクシャツ
ピンクシャツとコーディネートするときは、深い色合いのピンクネクタイを合わせてみましょう。
パープルやボルドーネクタイとも合わせやすく、おしゃれにまとまります。
ピンクシャツはグレー系のスーツと相性がよく、全体的にやわらかい雰囲気となるでしょう。
ビジネスシーンだけでなく、パーティーやイベントの席などにも着ていくことができる組み合わせです。
ストライプシャツは補色を使ってコーディネートしよう
白シャツ、カラーシャツのコーディネートポイントをお話ししてきました。
三つめに、ストライプシャツとネクタイの組み合わせ方を見ていきましょう。
ストライプシャツとネクタイを合わせるときも、同系色でまとめると失敗がありません。
そして、よりおしゃれに見えるポイントがあります。
それは、反対の色味である補色を選ぶ方法です。
補色を取り入れることで、シャツとネクタイの両方が引き立ちます。
ただし、鮮やかなトーン同士を組み合わせるのではなく、どちらかを落ち着いたトーンにすることがポイントです。
●ブルー×オレンジ系
ブルーの補色はオレンジに近い色です。
ブルーのストライプシャツに合わせるネクタイは、補色であるエンジを合わせてみてはいかがでしょうか。
落ち着いた雰囲気となり、ビジネスシーンでも取り入れることができます。
ネクタイを引き立たせたい場合は、イエローのネクタイを合わせて大胆に着こなすのもいいでしょう。
●ピンク×グリーン
ピンクの補色はグリーンに近い色です。
薄めの色合いのピンクストライプシャツには、深い色合いグリーンのネクタイを合わせてみてはいかがでしょうか。
やわらかな雰囲気のなかにも誠実さがうかがえる組み合わせ方です。
おしゃれ上級者!チェックシャツとネクタイの合わせ方
最後にお話しするのは、おしゃれな人は取り入れているチェックシャツのコーディネートです。
シャツそのものの主張が強いため、ネクタイの合わせ方が分からないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ここでは、そんなチェックシャツを取り入れるときにおすすめのネクタイをご紹介します。
なお、フォーマルシーンでは、線の細いチェックシャツを取り入れましょう。
●無地のネクタイ
主張が強いチェックシャツには、無地のネクタイが合わせやすいです。
例えば、ネイビースーツにブルーのチェックシャツ、イエローのネクタイという組み合わせはいかがでしょうか。
上記は補色の組み合わせです。
●ストライプのネクタイ
上手くコーディネートできればおしゃれ上級者といってもいいほど、難易度が高い組み合わせです。
同系色や補色の関係をよく理解し、太めのストライプネクタイを選びましょう。
同色系であれば、スーツとチェックシャツ、ストライプネクタイを全てブルー系で揃えます。
補色を取り入れたコーディネートなら、ブルーのチェックシャツにブラウンのストライプネクタイを合わせたコーディネートはいかがでしょうか。
また、チェックの幅とストライプの幅が近すぎないようにすることもポイントです。
おしゃれな組み合わせでスーツスタイルを楽しもう!
シャツとネクタイの組み合わせ方次第で、まんねりしがちなスーツスタイルを楽しむことができます。
一見、難易度が高そうなシャツでも、コーディネートのポイントを押さえることで、おしゃれに着こなすことができるのです。
3色に色味を抑えることや、同系色や補色の効果を理解し、コーディネートを楽しんでみましょう。