登山の必需品ともいえるダウンジャケットは、「モンベル」や「ナンガ」「ザ・ノース・フェイス」などのブランドから選べます。
一方、リーズナブルなのはユニクロです。
ダウンジャケットは、登山のレイヤリングには欠かせないアイテムです。
また、袖のないベストは体温調節がしやすいので、あるとレイヤリングに役立つでしょう。
この記事では、登山におすすめのダウンジャケットを中心にご紹介します。
ダウンジャケットは冬の登山だけじゃない!
登山では、レイヤリング(重ね着)で、体温調節をします。
登山でダウンジャケットを着用する場合、アウターレイヤーかミドルレイヤーとして使います。
夏以外に、ミドルレイヤーとしてアウターレイヤーとベースレイヤーの間に着用します。
つまり、中間層での役割を担うということです。
中間層では、空気を溜めて保温し、体温を維持します。
そして防水・防風に優れたアウターレイヤーをレイヤリングします。
一方、夏でも高所の登山であれば、ダウンジャケットをアウターレイヤーとして着用することもあります。
このように、登山では季節に応じてレイヤリングを考えなくてはなりません。
レイヤリングはダウンジャケットのほか、ベストを取り入れるのもおすすめです。
季節や体温に応じてレイヤリングを楽しみましょう。
では、次項から、登山におすすめのダウンジャケットをご紹介します。
モンベルの「プラズマ1000」は高品質なEXダウンで冬の登山におすすめ!
「モンベル」は日本のアウトドアブランドとして有名です。
そのモンベルでおすすめのダウンジャケットは「プラズマ1000ダウンジャケット」です。
このプラズマ1000は、高品質のEXダウンを1000フィルパワー使用しています。
フィルパワーとは、数値が高いほど、軽くて暖かいということを示します。
通常、600から700フィルパワーで良質なダウンといわれるので、モンベルの1000フィルパワーという数値から、軽量で保温力が高いということが分かります。
130gと軽量のため、収納すると非常にコンパクトになりますし、登山で長時間着用しても苦にならない重さです。
ジャストサイズを選ぶことで、余分な空気層をつくらないので保温力を高め、かさばらずアウターレイヤーのレイヤリングにも困らないでしょう。
さらに、モンベルは過酷な環境で育つ水鳥のダウンのみを使用し、製造工程にもこだわってチリやほこりを取り除いています。
そのため、アレルギーへの配慮もされているので、安心して着用できるのも魅力の1つです。
ナンガはシュラフだけじゃない!ダウンジャケットもおすすめ!
国産アウトドアブランドである「ナンガ」は、シュラフ(寝袋)が有名ですね。
そのシュラフで羽毛のノウハウを培った、ナンガのダウンジャケットは登山におすすめです。
なぜおすすめなのかというと、ナンガのダウンジャケットはこだわりがあるからです。
高品質なダウンを国内の自社工場で洗浄し、ダウンの吹込み、そして熟練の職人による縫製をしています。
そして、ナンガといえば、「オーロラテックス加工」が有名です。
オーロラテックス加工とは、多孔質ポリウレタン防水コーティング加工をしているダウンジャケットで、外側からの雨や雪をはじきつつ、内側からの熱や湿気を逃します。
そのオーロラテックス加工が魅力の「オーロラダウンジャケット」は登山のアウターレイヤーとして活躍しますし、タウンユースとしてもおすすめです。
ナンガのなかでも、特に登山でおすすめなのが「ポータブルダウンジャケット」です。
こちらのポータブルダウンジャケットは、860フィルパワーで190gという軽量さが魅力です。
収納性に優れていますから、必要に応じてレイヤリングできるので登山中に活躍することでしょう。
なお、ナンガは、アパレルブランドとコラボレーションしているのも魅力の1つです。
おしゃれなデザインは、登山だけでなくタウンユースでも活躍するダウンジャケットでしょう。
ザ・ノース・フェイスでおすすめなのはサーモボールジャケット
「ザ・ノース・フェイス」でのおすすめは、「サーモボールジャケット」です。
サーモボールジャケットはポリエステルの化繊綿なので、厳密にはダウンではありません。
サーモボールは、ダウンではありませんが、同等の暖かさを期待できる注目の素材です。
ダウンは軽量で暖かいのが魅力ですが、どうしても水に弱いため、濡れてしまうとかさが少なくなり保温力が低下してしまいます。
そこで、ザ・ノース・フェイスはダウンの弱点を克服したサーモボールを開発しました。
ポリエステル100%の化繊綿でつくられたサーモボールは、ダウンのように膨らみ、水に強いので濡れてもダウンのようにかさが減りません。
つまり、登山中の雨に見舞われても、サーモボールが空気層を確保し保温力を維持してくれます。
なお、軽量で収納性にも優れているので、場所をとりません。
軽登山におすすめなのがユニクロのウルトラライトダウン
ユニクロのウルトラライトダウンといえば、タウンユースでのイメージですね。
タウンユースのイメージですから、登山をするダウンジャケットとしての機能性としては「物足りないのでは」と感じている方もいらっしゃることでしょう。
ユニクロのウルトラライトダウンにおける、ダウンの品質としては、良質といえる640フィルパワーです。
登山用のダウンジャケットに比べて、着丈が少々短めであったり、袖口の隙間があったり、ファスナー部分に防風加工がされていなかったりしますが、よほどの雪山でない限り問題はなさそうです。
収納性にも優れ、軽量なのもうれしいですね。
なにより、価格がアウトドアブランドのダウンジャケットに比べて、手軽でリーズナブルに購入できるのが最大の魅力でしょう。
軽登山やハイキングであれば、おすすめのダウンジャケットですが注意点もあります。
撥水性はありますが、防水ではないため、雨のときにはレインウエアなどの雨具が必要です。
ベストは登山にあると便利!季節に合わせて素材を選ぼう!
登山中、ダウンジャケットでは、腕が動かしにくかったり、暑さで汗をかいたりしてしまうこともあります。
そうなってしまうと、無駄に体力を消耗し、冷えにも繋がってしまうかもしれません。
そこで、袖のないベストを着用してみませんか。
ベストであれば、腕がフリーになるので、暑さが軽減されます。
その一方で、体幹部分はしっかりと保温できるので体の冷えを防いでくれます。
季節に合わせてベストの素材を選ぶといいでしょう。
●フリース
一年中活用できるのはフリースです。
夏では、登山の休憩中に着用するのがおすすめです。
通気性や肌触りがいいので、春・秋・冬の登山で快適に動けます。
●ソフトシェル
夏の登山におすすめなのがソフトシェルです。
防風性や撥水性に優れたソフトシェルは軽く、体幹の温度を保ってくれる一方、ベストを開くと素早く熱を逃がしてくれます。
●ダウン
ダウンベストは、冬におすすめです。
700フィルパワーのダウンベストであれば腕は動かしやすく、体幹の保温性もしっかり確保できます。
なお、ダウンと化繊綿を混合させたものもあります。
このような素材から選ぶベストは、登山でのレイヤリングで体温調節に重宝するでしょう。
ダウンジャケットはアウターレイヤーやミドルレイヤーで活躍!登山におすすめ!
ダウンジャケットは、季節に応じてミドルレイヤーかアウターレイヤーとして活躍します。
モンベルやナンガのダウンジャケットは、高品質で冬の登山でも安心です。
そして、ザ・ノース・フェイスではダウンではなく、サーモボールのジャケットがおすすめです。
ダウンの弱点を克服し、水に強いのはうれしい機能ですね。
ユニクロのウルトラライトダウンは、軽登山やハイキングにおすすめです。
季節に応じて、ダウンジャケットやベストなどでレイヤリングを考えるのも登山の楽しみの1つですね。