結婚式に招待されるのは嬉しいものですね。
結婚するお二人を祝福することで、幸せを分かち合える素晴らしい時間です。
加えて、女性にとっては、華やかにドレスアップできる機会ですので、よりテンションが上がるのではないでしょうか。
ここでは、結婚式における招待客の服装マナーをお伝えするとともに、女性のドレスアップに欠かせないストールについて、その役割や春夏秋冬ごとのコーデをご紹介します。
覚えておこう!結婚式の服装マナー
結婚式の服装といえば、どんなものを思い浮かべますか。
男性ならばスーツ、女性であればドレスにストールといったスタイルが一般的でしょうか。
実は、お祝いの場である結婚式では、その場に相応しいドレスアップをすることが、お祝いの気持ちを表現するということにつながるのです。
ざっくり分けると、春夏秋冬の季節という面、昼間か夜かといった時間の面、そして式場かその他の会場かといった場所の面などがドレスアップの内容に関わってきます。
昼間の式では、光沢のあるドレスやアクセサリーは避け、シンプル、上品をキーワードにドレスアップしましょう。
正式な結婚式場や格式あるホテルなどでは、アフタヌーンドレスを選ぶとまず間違いありません。
最近では、レストランなどを使ったカジュアルな結婚式も増えていますね。
そのような会場では、ワンピースなどでも十分です。
夕方から夜にかけての式に招待された場合、昼間よりもややきらびやかにドレスアップしましょう。
アクセサリーには、ダイヤやスワロフスキーなどキラキラ輝くものを選ぶと良いでしょう。
格式ある会場ではイブニングドレスを、カジュアルな会場ではカクテルドレスなどでドレスアップします。
ドレスの色や生地は、季節に合ったものを選びましょう。
結婚式では、花嫁が主役です。
そのため、全身白コーデ、ティアラなど、花嫁をイメージさせる衣装は避けるのがマナーです。
結婚式に欠かせない!ストールの役割は?
結婚式のドレスアップの際、注意すべきポイントのひとつとして挙げられるのが、過剰な肌の露出を避けることです。
女性が着る華やかなドレスは、肩や腕などが露出しがちなデザインのものが多くあります。
会場の環境や季節によっては、冷房で寒さを感じることもあるでしょう。
秋から冬にかけての寒い季節は特に、女性のドレスは寒さを感じることも多いかと思います。
どんな時に活躍するのが、ストールです。
大きな一枚布であるストールは、その結び方や巻き方によって何通りもの表情を見せてくれます。
肩を覆うように羽織り、ストールの両端を体の前面で結ぶ方法は、結婚式に招待された女性たちによくみられる活用法ですね。
ストールが肩や腕の露出を抑え、上品な印象に仕上げてくれます。
ストールは結ぶ以外にも、華やかなコサージュで留めるのも素敵です。
ストールがずり落ちるのを防ぐとともに、コサージュがワンポイントになってドレスを彩ります。
春夏秋冬で異なる、ストールの素材
結婚式で大活躍のストールですが、そこにはどのような素材が使われているのでしょう。
ストールに使われる素材には、他の衣類と同様、天然繊維、化学繊維があります。
天然繊維には、綿、麻、絹、羊毛などがあります。
化学繊維の中でストールによく使われるものとしては、レーヨン、ナイロン、ポリエステル、アクリルなどが挙げられます。
天然繊維、化学繊維いずれにも利点があり、どちらが良いとはいい切れません。
使ってみての好みで決めて良いでしょう。
ただ、ストールは肌に直接触れるアイテムであるため、より肌触りの優れた天然繊維を好む方が多いようです。
そのほか、天然繊維は化学繊維に比べ、吸湿性や吸水性に優れているという特徴があります。
春~夏は、気温が上昇し汗ばみやすく、また紫外線も気になる季節です。
皮膚が薄くデリケートな首回りなどは、汗や紫外線などさまざまな刺激を受け、肌トラブルを起こしやすい箇所です。
天然繊維の中でも麻や絹は、通気性や湿度調整に優れている繊維ですので、春夏に向いているといえます。
しわ感を楽しみたい場合は麻を、滑らかな肌触りと光沢で上品に仕上げたい場合は絹がおすすめです。
気温が下がり乾燥する秋冬は、保温性に優れた素材を選びたいですね。
秋冬のストールには羊毛、カシミヤ、絹など保温性に優れたものがおすすめです。
春夏の結婚式におすすめのストールコーデ
春や夏は室内と屋外の気温差が大きく、羽織りものに迷う場面が多いものです。
春先からは紫外線が増え気温も上がるため、日焼け対策、汗対策も必要となってきます。
そんな春、夏の結婚式は、気温の変化や厳しい暑さに負けない、さわやかな装いで参加したいものですね。
結婚式の会場は、比較的過ごしやすい温度設定になっています。
しかし、時には冷房が寒く感じることもあるでしょう。
そんな時には、肩や腕にかけるようにストールを一枚羽織りましょう。
手軽な上着として大活躍してくれます。
足元が寒い時には、膝掛けとしても使えます。
ところで、式場は室内だけとは限りません。
例えばレストランウェディングやリゾートウェディングなど屋外の結婚式では、日焼けや暑さの対策が必要です。
絹やリネンなど、汗や熱を逃す素材のストールがおすすめです。
ちなみに絹は、保湿性にも優れており、秋や冬などの乾燥する季節でも心地よく使える万能素材ですので、ひとつあると重宝します。
春夏には、ストールに爽やかな色を取り入れてみましょう。
白、ブルー、ラベンダー、ピンクなど、明るく爽やかなイメージの色がたくさんあります。
ドレスと組み合わせた時に白寄りになり過ぎないよう気を付けながら、コーディネートしてみましょう。
また、レース素材やシフォン素材などの軽やかな素材を取り入れると、見た目も涼しく快適に過ごせます。
ストールで暖かく!秋冬の結婚式で大活躍
四季の流れは早く、暑い夏が過ぎるとあっという間に秋、冬がやってきます。
本格的な暑さを伴う季節は意外に短いものなのです。
結婚式場内の温度設定は管理されているため、秋冬でも夏同様、温度をあまり気にする必要はありません。
しかし、屋外では乾燥、冷えが厳しくなる季節です。
屋内と屋外との温度変化も大きくなります。
寒さ対策として、保温、保湿効果のあるストールを使いましょう。
秋冬におすすめしたいストール素材は、カシミアや絹です。
温かくしなやかなこれらの素材は、肩にかけても首回りにふわりとまとっても肌触りがよく、綺麗なシルエットを作り出します。
暑い季節には爽やかな色や素材を使いますが、寒い季節にはダーク、暖色をキーワードにストールを選びましょう。
着ているドレスの色との組み合わせもありますが、全体的に暗くなり過ぎないよう工夫してコーディネートしてみましょう。
白、キャメル、黒、茶、グレーなどのストールが、比較的使いやすくおすすめです。
結婚式だけではもったいない!春夏秋冬ごとストール活用術!
ストールには多くの素材や色、柄があることが分かりました。
結婚式の場ではもちろんですが、日常のさまざまな場面でも、大いに活用したいところです。
長袖から半袖に切り替わる春から夏には、紫外線は容赦なく肌を狙ってきます。
日焼け止めに加え、爽やかな肌触りのストールも使いダブルで紫外線をガードしましょう。
大判のストールは、そのまま肩に羽織ると半袖から露出した肌をカバーしてくれます。
首回りに巻きつけても蒸れることなく、汗を吸収しつつ紫外線をブロックしてくれます。
海水浴やプールなどの場面では、頭からすっぽり被ってしまいましょう。
薄くてかさばらず、そしてすぐに乾くストールは重宝します。
長い一枚布であるストールは、肩から羽織りベルトをすれば長いベストに早変わりします。
服装がシンプルになりがちな夏に取り入れればコーデのワンポイントになりますし、秋冬には暖かさをプラスしてくれます。
いつでもバッグに一枚、ストールを!
結婚式をはじめ、様々な場面で活躍するストールについてご紹介しました。
上着を持ち歩くのは手間がかかりますが、小さくたためるストールならストレスなく持ち歩けます。
ストールは大きな布のため、使い方次第でその時に欲しいものに変身します。
お気に入りのストールをバッグに忍ばせて、より快適な毎日をお過ごしください。