スーツとジレは、同じ色でも色違いでも合わせて活用できるコーデです。
少し改まった印象になるため、普段着としてもビジネス用でも活用できます。
同じ色違いでも、単に色が違うのか、柄になっているのかも大きな違いとなります。
着こなし方次第で雰囲気も大きく変わるため、印象同様に組み合わせは重要なのです。
スーツとジレの着こなし方だけでなく、色違いか同色かどうかの選択肢を考慮することが大切です。
スーツとジレをあわせるメリットは多数!見た目にも機能にも
普段はスーツのみで、現代の日本人は過ごしがちです。
それは「ジレ」というものはフランス語で、アメリカの「ベスト」と似ているという部分が挙げられます。
ベストは袖なしで、よく上着の下に着るイメージが強くありますよね。
このイメージから、ジレも同じものとして考えてしまい、日常使うことが少ないのです。
しかし実際ジレはベストとは異なり、中衣、つまりスーツなどの下に着ることが目的となります。
別の言い方をすれば、スーツのときに身につけるおしゃれとして、十分活躍してくれるのです。
日本ではジレはベストとほぼ同じものとして着用するため、スーツの上着の有無は問いません。
ジレとスーツを組み合わせる利点は、ネクタイをジレの内側に入れる点、そして防寒です。
ネクタイをジレの内側に入れると、ネクタイそのものに立体感が生まれ、見た目も重厚になります。
見た目が大きく変わることから、同じスーツを着用していても、おしゃれの幅が広がるのです。
そして防寒の点は、日本では大きくビジネスシーンで活躍します。
スーツは構造上、どうしても胴回りの風通しが良くなっているため、体が冷えてしまいがちです。
そこでジレを活用することで冷えやすい部分を、暖かく保つ効果が期待できます。
もちろん、スーツと色違いでも、同色でもコーディネートをしやすいのもうれしいポイントですね。
スーツとジレで基本コーデは完璧!色違いでも同色でも大丈夫
スーツとジレをあわせるメリットについて見ていきましたが、もう1つうれしい点があります。
それは組み合わせに関しては、工夫する点は色だけであるということです。
ジレは上着の下など、コーデの中に組み込んで使うアイテムですので、着るだけで意味があります。
下着とシャツとパンツを着用した後は、ジレを着てから上着を着れば、基本コーデとなります。
このコーデの方法は、ビジネスシーンの他、日常の着こなしでも同じです。
シャツとパンツを組み合わせ、ジレを着てからジャケットをはおるだけで、基本コーデが完成します。
ジレはパンツや上着と色違いにしても、同色にしても楽しむことができます。
この時、全てを同色にするか、1つだけを色違いにするのかでも印象も変わってきます。
全てを同色にする場合は、色によっては地味な組み合わせになってしまうという欠点があります。
しかしこの欠点を逆手に取り、ビジネスシーンで清潔感を活かしたいときに活躍します。
どこか1つだけを色違いにする場合は、シャツの色に注意が必要になります。
できるだけ白や黒など、色違いにした部分を邪魔しない、シンプルな色にして組み合わせましょう。
色違いで持っておきたい!仕事でも日常でもジレを使いこなす
それでは、仕事でも日常でも、ジレを使いこなすポイントをお伝えしておきましょう。
ジレを使いこなしたい場合は、できるだけ色違いでジレを持っていると、コーデが楽になります。
どうしても同じ色ばかりを使っていると、コーデの要点もワンパターンになってしまいがちです。
そこで仕事用と日常用、そして兼用にするためのジレに分けて持っていると便利です。
もちろん、持っているジレ全てを兼用にしても問題ありません。
金属や派手な装飾があしらわれている場合、日常用にしたほうが良い場合もあります。
チェックやストライプ等の場合は、色の組み合わせや、持っているスーツによって変えていきます。
色違いと言っても、鮮やかな色と暗い色を使うだけではありません。
暗い色でも、赤系や黒やダークブルーなど、色の傾向はさまざまです。
同じ黒でも色味やデザインが異なる場合もありますので、この違いも十分に色違いと言えます。
スーツの色だけでなく、日常的に使うシャツや、ジーンズなどの色味にも合わせていきます。
よくジーンズを履く場合は、同じデニム生地で同色のジレを組み合わせる、という方法もあります。
ジャケットを着用する頻度でも、ジレの選び方は大きく変わってくるのです。
色違いと言っても限度はある!スーツとジレの色合いについて
スーツやジャケットとあわせる場合、ジレの選び方に失敗はほぼありません。
ただし、ジレの選び方でしてしまいがちな失敗として、色の選択を誤ってしまうことがあります。
ジレはおしゃれなイメージがありますが、一歩間違えると一気にダサくなってしまうのです。
私服にも使えるジレを初めて選ぶ場合、色は無難に黒やグレーがおすすめです。
柄物のジレは、着るジャケットだけでなく、着る人間を選ぶものでもあります。
ジレを着こなしている人でも、選ぶことに抵抗があるアイテムなのです。
他にも薄い同系色というだけでも構いませんので、できるだけ色違いになるものを選びます。
スリーピーススーツというものがありますが、全て同じ色の場合はビジネス時が無難です。
私服として選ぶ場合、色合いをあわせて、色違いの組み合わせを探します。
色違いの度合いは「ほぼ同じ色」というくらいで十分です。
無難な色は、黒やグレーの他にもネイビーがあります。
何枚か色違いの種類があれば安心できます。
改まった場所でもスーツとジレを着よう!結婚式でのマナーは
スーツの組み合わせでおしゃれを演出できるジレですが、結婚式にお呼ばれしたときも使えます。
着なければならないではなく、着ても問題ないものですので、マナー面での問題はありません。
いつものスーツにジレを組み合わせると、フォーマルな雰囲気も出すことができるのです。
ジャケットを脱いでもフォーマルな雰囲気が消えないため、会場でも重宝しますね。
実際に結婚式などでスーツとジレを着用する場合、色違いではなく同色が無難となります。
できればスーツと同じ生地のジレであれば、コーデは完璧です。
ただし黒1色で揃えてしまうと、お葬式での装いに変わります。
参加するイベントによって、ジレやスーツの色合いを変えて、着用します。
結婚式の場合はダークグレーがおすすめですよ。
ジレのサイズ感はどうしたらいい?見るべき場所は丈の長さ!
これからジレを着よう、と考えている場合、ジレのサイズ感を知っていると選びやすくなります。
選ぶ時は色ももちろんですが、サイズはジャストサイズというサイズ感が最もいいサイズです。
大きすぎても小さすぎても、スーツとの組み合わせも失敗するだけでなく、雰囲気もよくありません。
まず、胴回り、腕周りのサイズをきちんと合わせることです。
ちょうどいいサイズであればキツさを感じることもありません。
また、ジレとスーツのウェスト部分からシャツが見えてしまうと、あまり見た目もよくありません。
1番いいサイズ感は、ベルトの部分から後ろのポケットの間に丈があること。
ポケットより上で、ベルト部分がジレでかぶさっていると、ちょうどいいサイズ感となります。
色違いのジレを探す場合も、別ブランドの場合は、何度か試着して調整しましょう。
スーツとジレは同色でも色違いでも楽しめる!サイズ感に注意
いつものスーツをおしゃれにしたい時、重宝するのがジレです。
ジレはスーツだけでなく、デニムにジャケットといった組み合わせのときにも、便利なアイテムです。
色違いで楽しむ場合は、同系色や近い色、ワンポイントが入っているものを選びましょう。
ジレで1番注意しなければならないのは、なによりもサイズ感です。
何度か試着し、ちょうどいいサイズ感のジレ選ぶことが、おしゃれを楽しむためのコツです。