以前は身だしなみとして当たり前だったシャツをボトムスにインするコーデは、何時しかダサイというイメージが定着してしまいました。
しかし、またこのシャツインコーデが見直されつつあるようです。
性別やボトムスの素材感によっても様々ですし、特にデニムへのインは意見が分かれるようですね。
そこで、今回はこのデニムにシャツをインするのはありかなしか、確認してみましょう。
デニムにシャツをインするのはダサイのか?
特にデニムの場合に多いのですが、ボトムスにシャツをインするスタイルはダサイとみられてしまうことが多いようです。
特に男性の場合には、体形などもあるのでしょうがマニアックなイメージが持たれることも度々あるようです。
しかし、このボトムスにシャツを入れるスタイルは「タックイン」と呼ばれ、れっきとしたファッションスタイルなのです。
今でもフォーマルなスタイルではこのタックインは当然なのですが、何故かカジュアル、特にデニムの場合には敬遠されがちですね。
勿論、スタイルの違いもあるのでしょうが、このデニムへのタックインも海外では普通のスタイルとして受け入れられています。
この流れを汲んでいるかは不明ですが、今日本でもカジュアルシーンでボトムスにシャツの裾をインするスタイルが見直されつつあるようです。
女性の場合では、前だけインなどのスタイルの流行と共にデニムへシャツをインするスタイルは確立されています。
男性ファッションでも、その見直しがされつつあるようですね。
男性の場合でも注意点さえ気を付ければデニムへのシャツインはお洒落!
さて、デニムへのシャツインは少しずつ見直されつつあります。
しかし、そこは長きにわたりよろしくないイメージがついてしまったスタイルですので、注意すべき事項が存在します。
しかし、裏を返せばこれをクリアすればデニムへのシャツインもお洒落ということになるのです。
是非この機会に実践してみましょう。
【派手目なシャツはインNG!】
目立ちたい一心でついつい派手目なシャツを購入してしまった。
その気持ちは充分理解できますが、そのようなカラフルな色味のシャツの場合には一歩間違えるとマニアック路線へと一直線です。
派手目なシャツは、それだけで充分インパクトがあるのでこのコーデを間違えると全体のイメージが台無しになってしまうのです。
派手目のシャツはインしないで上着感覚で着用しましょう。
【ベルトは必ず着用!】
シャツインスタイルを施すと、最初に目が行くのがベルトになります。
このベルトがないと境界線がはっきりしにくいので全体的にだらけた印象になってしまいます。
腰位置がはっきりしないのでスタイルも悪く見えてしまいます。
ベルトは着用しておきましょう。
【ジャストサイズよりも少し大きめなシャツを!】
ベルトを着用してシャツインをするとなると、シャツがジャストサイズの場合には皺が目立ちだらしなさが生まれてしまいます。
このことからシャツのサイズ感はジャストサイズより一回り大きめにします。
以上これらの注意点に気を付けてシャツをデニムへインするコーデに挑戦してみてください。
デニムへのシャツインおすすめコーデ【男性版】
前項でデニムにシャツを入れる場合の注意事項をご紹介しました。
それを踏まえつつ、デニムにシャツをインするお洒落コーデ男性版をご紹介いたしましょう。
【白シャツにスリムデニムの定番コーデ!】
白シャツにデニムはテッパンの相性の良さがあります。
少しゆるめにシャツを着ることで、デニムにインした時に野暮ったさが感じられません。
ここにブラウンのベルトとブラウンのシューズを合わせると、スタイリッシュさを引き出してくれますね。
シャツは片方インで着崩してもOKですね。
【黒のニットにハイウエストデニムを合わせて】
トップスに黒のニットを持って来て、ハイウエストデニムにインすれば少し柔らかめの印象になるのでおすすめです。
また、トップスニットのふくらみがデニムの下へ行くにしたがって細くなるシルエットは、男性の格好良さを強調してくれます。
この場合もベルトと靴のコーデも重要なアイテムになりますね。
【デニムシャツも片方インでお洒落に】
デニムシャツにデニムパンツのコーデの場合でも、シャツ裾の片方インというスタイルなら格好良い仕上がりになります。
この場合はトップスの方を薄い色にするのがおすすめです。
上から下へ濃くなるグラデーション効果がマッチしますね。
シャツをデニムにイン、女性の場合は事情が異なる!
前項までに、男性の場合の「シャツをデニムにイン」についてとそのおすすめコーデをご紹介してきました。
男性の場合には、そもそも「デニムへのシャツインはダサイ」というイメージがありましたね。
しかし、女性の場合には「前だけイン」というスタイルの流行もあり、デニムへのシャツインが肯定的に見られているのです。
しかも、女性の場合にはこの前だけインも含めタックインの方法が確立されていますので、堂々とデニムへシャツをインしてしまいましょう。
【代表的なタックインの種類】
●フルタックイン
トップスの裾をボトムスに全て入れ込んでしまうスタイルになります。
●前だけイン(フロントタックイン)
トップスの裾をフロント部分だけインするスタイルになります。
●ハーフタックイン
トップスの裾、左右どちらか半分だけをインするスタイルになります。
このように女性の場合には、タックインでも色々なスタイルがお洒落なネーミングと共に確立されています。
因みに「前だけイン」は比較的新しいのでまだですが、それ以外の2種は男性でもコーデとして取り入れられていますね。
タックインを施す際の注意点!
デニムへシャツをインするタックインに関して女性の場合には比較的寛容に受け入れられていること、そしてお洒落なタックインスタイルが確立されていることは前項の通りです。
ここで、そのタックインを行う場合の注意点をご紹介しておきます。
【張りがある素材や固い素材では行わない】
張りがあったり、硬い素材のトップスでタックインを行うと、ウエスト部分にもたつきが生じるのでスタイリッシュには仕上がりません。
また、お腹が目立ってしまい太ったシルエットになってしまいますので、これらの素材感のトップスではタックインは控えましょう。
タックインはTシャツやブラウスなどのテロンとした柔らかめの素材のトップスで施すのがおすすめです。
またデニムはスキニーなものだとシルエットが美しくなります。
【ロング丈のものやモコモコしたものでは行わない】
これも前述同様に、ウエスト周りにもたつきが生じるのとイメージ的にどんくさい感じになってしまいます。
このため、スタイリッシュに仕上げることができません。
これらのトップスもタックインには不向きになります。
【フォーマルや上品さが伴う場合には「フルタックイン」のみ】
これはデニムへのタックインではありませんが、念のためのご説明です。
やはりTPOはわきまえなければお洒落上級者とは言えませんね。
前だけインやハーフタックインは流行のお洒落ではありますが、フォーマルの場合や上品さが漂うアイテムの場合には向いていません。
常識知らずや、だらしない印象になりかねないので気を付けましょう。
デニムへのタックインおすすめコーデ!
それでは、デニムへシャツをインするおすすめのタックインコーデをご紹介します。
【白いデニムのミニスカートに白地に薄いストライプシャツ】
スタイルの良さが強調されるコーデですが、この組み合わせはやはりタックインしてお洒落さを表現したいですね。
この場合にはフルタックインではなく、前だけインかハーフタックインでお洒落なこなれ感を出すとスタイリッシュに映ります。
【デニムオンデニム】
実はこのコーデは非常に勇気がいるものなのです。
しかし、お洒落女子であれば是非挑戦していただきたいですね。
こちらのポイントは、トップスの色を少し薄めにすることでメリハリがつき綺麗な仕上がりになります。
フルタックイン、ハーフタックイン、前だけインいずれもお洒落に着こなせますが、折角ならフルタックインでレトロな雰囲気を今風に表現してはどうでしょう。
【ガウチョパンツはタックインとの相性抜群】
ボトムス選びに迷うときは、ガウチョパンツであれば間違いないでしょう。
独特のシルエットもタックインでメリハリ感がプラスされ上品な仕上がりになります。
こちらもすべてのタックインスタイルが可能ですね。
ここは当たり前のフルタックインではなく、前だけやハーフタックインでスタイリッシュにしてみましょう。
【ニットのトップスもお洒落にタックイン】
ニット系のトップスとデニムも相性は良いですが、今までですとタックアウトが定番でした。
ここに前だけインやハーフタックインを使えば一つお洒落の幅が広がりますね。
あくまでもさりげない着こなしで、ゆったりニットをスタイリッシュに着こなしてみましょう。
以上がご参考までのおすすめコーデになります。
これをヒントにご自分なりのお洒落タックインスタイル見つけてください。
デニムへのシャツイン!新たなコーデに取り入れてみよう
今回は、デニムへシャツをインするコーデについてご紹介してきました。
特に男性の場合には敬遠されがちなこのコーデも、注意点さえ守ればお洒落な着こなしとして映えるのです。
女性の場合には、既に流行のスタイルにもなっているのですから、これを機にデニムへのタックインコーデを使いこなしてみませんか?
「デニムへのタックイン」新たなコーデとしてご自身を輝かせてみましょう!